今回のキニナルは、港北ニュータウン界わいの美味しい焼肉店の調査。

インターネットなどを含め調べてみると、センター南・センター北・中川駅周辺では約15件、綱島・日吉だと約25件、関内・黄金町にいたっては約60件と、他のエリアと比較をすると数が少ないので、激戦区ではないかもしれないが、おいしいお店があるかどうか調査をすることに。

都筑区の横浜市営地下鉄沿いというエリアで探すと、他店舗展開している店が多かった。そこで今回は、焼肉文化の発祥という一説がある韓国料理のお店で、味はもちろん、手作りにこだわる個人店3軒を、ピックアップしご紹介する。
　

都筑ふれあいの丘「ソナム」

横浜市営地下鉄グリーンラインの都筑ふれあいの丘駅から徒歩で5分程度、焼肉と本場仕込みの韓国家庭料理を提供する「ソナム」。
　

韓国情緒ある外観
　

店内

ここ「ソナム」は店を開店し今年で9年目。平日のランチタイムは女性客で混み合うことが多く、週末は家族連れが多いという。ランチタイムからディナータイムのアラカルトメニューもオーダーでき、週末のピークタイムは混むが、最近は「予約をしなくても比較的入りやすい」とのこと。

ランチ終了時間間際に伺って取材の旨をお伝えすると、明るく元気のいいオーナーさんは快諾してくださり「ウチは本場のソウルの伝統的な味をすべて手作りで作っています。ぜひお試しください」と、おすすめメニューを次から次へと運んでくれた。まずは焼肉から。
　

しっかりとタレに漬け込んだ骨付きカルビ(1500円)
　

店特製の味噌ダレでいただくホルモン(980円)

そのビジュアルから美味しさのオーラが漂う。そして、何とも言えないかぐわしさとともに料理も運ばれてきた。
　

「ソナム」自慢の海鮮チヂミ(1300円)
　

サムゲタン(ハーフ：1500円)
　

キムチ盛り合わせ(450円)
　

チャプチェ(980円)

まずはキムチをつまむ。あっさりとして、コクの深い味わいの逸品。酸味と甘みのバランスの妙に、さわやかな辛さでなんとも幸せな調和が口いっぱいに広がる。

「焼肉店はキムチで決まる」と言っても過言ではない。「ここの味は間違いない」と確信し、肉を焼きはじめる。