再選から一夜明けた林文子市長に聞く、2期目にかける思いと具体的政策は?
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25日に行われた横浜市長選挙で次点に圧倒的大差をつけて再選を果たした林文子市長。2期目に向けての意気込みや課題を伺った
ライター:はまれぽ編集部
“オール横浜”で課題解決
8月25日(日)に投開票が行われた横浜市長選挙で再選を果たした林文子市長が一夜明けた26日、中区の選挙事務所で支援者約100人を前に、当選報告会を行った。
林市長は「これからが本当の勝負。『オール横浜』で市役所・市議会・民間と一緒になって全身全霊で市政に取り組みたい」と2期目へ向け、力強い決意をみせた。
“オール横浜”での市政運営を訴える林市長
報告会では林市長を推薦した各党から祝福のコメントが寄せられた。
自民党県連会長を務める菅義偉(よしひで)・内閣官房長官から「市民の大きな期待に応えられるよう、自信を持って市政に臨んでほしい」と祝電が披露された。
会場に駆けつけた自民党市連会長の松本純・衆議院議員が「人気のピークはきのう」とジョークを交えつつ「その人気を下げないよう、市民の信任に対する答えを返してほしい」と激励。
林市長を激励する松本衆院議員
また、民主党県連副代表の牧山弘恵・参議院議員は「国会で横浜方式の待機児童ゼロに向けた取り組みを進めていきたい」と決意を新たにした様子。
祝福する牧山参院議員
公明党市議団の高橋正治・副団長も「いろいろな課題について是々非々で議論し、横浜のために戦っていこう」と呼びかけた。
市政での協働を訴える高橋市議
これを受け、林市長は「4年前は、名ばかりの市長だった。しっかり仕事ができて、はじめて市長になれると思う。これからが本当の勝負」と強い決意を口にした。
投票率は単独市長選として過去最低の29.05%と、史上初めて30%台を割り込んだが「選挙戦を通じて市民に声をかけてもらうなかで、一定の理解は得られたと実感している」と振り返った。
市政運営については「基礎自治体の経営は最も困難な時代だが、国内と海外に向けた政策のバランスが必要」と、選挙戦で一貫して訴えてきた元民間企業経営者ならではの視点を改めて主張した。