再選から一夜明けた林文子市長に聞く、2期目にかける思いと具体的政策は?
ココがキニナル!
25日に行われた横浜市長選挙で次点に圧倒的大差をつけて再選を果たした林文子市長。2期目に向けての意気込みや課題を伺った
ライター:はまれぽ編集部
公立中学校の給食化にも言及
報告会の後、はまれぽなどの個別インタビューに応じた林市長は、具体的な政策と市政運営に対するビジョンを語った。そのなかで、対立候補が争点の1つに挙げた公立中学校の給食実現についても言及した。
林市長は「給食を実現する考えがないということでない」と前置きした上で、財政的なバランスを問題に挙げた。
「実現するとなれば、調理場の問題が出てくる。では市が給食センターを作るのか、予算はどうなる、という議論にもなる」と課題を指摘。
その上で「例えば、宅配弁当を導入するなどといったモデル事業を進める方法もある」と具体案を提示しつつも「“今やらなければいけないこと”と“時間をかけて市民の理解が得られてからやるべきこと”があると思う。そのバランスが重要」とした。
給食か、弁当か・・・。
待機児童数ゼロは実現したものの、さらなる子育て支援や高齢化社会への対応など、2期目の船出を前に課題は山積だ。
切れ目なく連動した政策が課題
しかし、自ら掲げた「骨太なまちづくりの戦略」実現に向け、切れ目のない安心社会の実現や日本の成長エンジンとなりうる強力な横浜経済の実現など、“10の実現”に向けて「絶対に達成するという使命感で、民間時代以上のモチベーションを感じている」という新市長。
選挙戦を通じて、横浜市民は横浜を愛し、地域に対してロイヤルティー(忠実さ)を感じている人が多いことを再認識したという。「都市計画は人を生かすことが最も重要。官民一体となった“オール横浜”で市政に取り組みたい」と締めくくった。
取材を終えて
史上最低の投票率に終わった市長選挙だが、その中でも8割を超える得票を占めた林市長。圧倒的支持を受け、首長として政策を実現できる素地は整った格好に見えるが、インタビュー冒頭の「緊張している」という言葉が耳に残った。
前日の会見では「私の声が直接届くような場をつくりたい」と話していたが、強いリーダーシップを発揮しつつも、市民の声を反映させた市政運営で横浜を盛り上げてほしいと思う。
市民が心からバンザイできるような横浜を
―終わり―
tenruさん
2013年10月19日 08時16分
待機児童の嘘やらなんやらうんざりして投票する気も起こさせなかったのに、圧倒的勝利ってのはどうかな?こんな投票率の低かった選挙なんて無効にしてほしい。
おやじぃさん
2013年10月16日 13時53分
選挙直後なのか切り込みが浅い。タイトルからすると記事の内容ない。ちょっと普通に記事になっているのが惜しまれる。
Nicksさん
2013年09月16日 00時33分
ここ数年は待機児童と給食ばかりが争点のようで表層的なものばかりだが、保育であれば市域南部の保育施設の能力をもっと活かすべきであるし、学校であれば教育の質を高めてリーダ層に食い込める人材を育成する内容の充実が本質であると思う。横浜は人口370万消費市場、日本有数の港湾機能をもち、有力企業の本社支社工場研究施設も多い。大規模ショッピングセンターも多く、日本の経済再生の重要なミッションを担う役割もあるだろう。大規模医療施設があっても移動手段が限られていたり、市の機能が土日祭日閉庁の為不便であるといった身近な課題もある。事業用地があっても企業進出が不十分であったり、高い港湾能力に対し稼働率がまだ不十分であったり、毎日市民70万人が東京に就業流出してる事も解消されていない。道路整備にいたっては殆ど進んでいないと言った感覚を持つ人も少なくないだろう。強いリーダシップとコミットがある市政に期待したい。