1ピースからテイクアウトできる元町のピザ店「045 pizza MYRO」のピザが絶品って本当!?
ココがキニナル!
石川町に「045 pizza MYRO」という、ちょっと珍しいテイクアウトピザ屋さんがあります。ここのピザが絶品で家族全員お気に入りです。出店のいきさつとか裏話を取材してきて下さい。(ごんた。さん)
はまれぽ調査結果!
「045 pizza MYRO」は、ワーキングホリデー帰りのオーナーが日本にもアメリカンスタイルのピザ店をオープン。ピザは絶品で地元住民に大人気だった!
ライター:松宮 史佳
投稿によると、JR石川町駅近くにおいしいピザ店があるらしい! 手作りピザは絶品とのこと。ネットで調べてみると、店は元町にあるようだ。どのくらい美味しいのか確かめるため、実際に行ってみることに!
石川町駅南口から元町方面へ。徒歩数分、山手トンネル手前で噂の店「045 pizza MYRO(ゼロヨンゴ ピザ マイロ)」を発見!
14時過ぎ、かわいらしい「045 pizza MYRO」に到着
・・・周囲にはピザを焼いているような、いい匂いが漂う。
写真を見ているだけでも食べたくなってしまう
ピザは持ち帰りOK
店内で食べる場合も外のカウンターで注文するようだ
「中はどんな感じなんだろう?」ドキドキしながら店内へ。すると・・・
「045 pizza MYRO」に突撃!
店内には、とってもステキなお2人が! 聞けばご夫婦とのこと。
美男美女、加藤真吾さん&智美さん
取材を申込むと、今は落ち着いているので「いいですよ」と快くOKしてくれる。
かわいらしいお2人の絵が飾られている
まず最初に出店の経緯から伺うことに。
真吾さんは大学卒業後、ワーキングホリデー制度を利用し、1年間カナダに滞在。そこでアメリカンスタイルのピザに出会い、「365日のうち、300日はピザを食べていた」そうだ。
アメリカンとイタリアンピザの違いはざっくりいうと「生地が違う」。イタリアンピザの生地は石窯で焼き上げて薄くてパリパリなのが特徴。だが、アメリカンスタイルは丸いPan(パン)を使い、オーブンで焼き上げる。
「鉄製のPanで生地を焼き上げるのがアメリカンスタイルのピザ(by真吾さん)」
1年後、真吾さんはカナダから帰国。日本にあまりない「1ピース売り(カットしたピザ)の店をやりたい」という想いを抱き、有名店「サルバトーレ」や「カリフォルニアピザキッチン」などで4~5年修業を積んだ。ちなみに、奥様の智美さんとは「修業時代に出会った」とのこと。
その後、真吾さんは退職し、造船所や工事現場などで働いて開店資金1000万円を貯めた。だが、「安い方だと思いますよ」と真吾さん。予算を抑えるために店は“幼稚園から大学まで一緒の幼馴染、造船所時代の親方、真吾さん”のたった3人で全部つくったんだとか!
アメリカンな雰囲気が漂う店内は智美さんのデザイン
店内の随所にセンスのよさが光る
ちょっとしたものもかわいらしい
並んでいるタバスコの瓶もオシャレな感じ!
3ヶ月ほどで店は完成したが、真吾さんによると、「(場所を借りてから)半年ほどは何もできなかった」らしい。理由は、店先にある「回るピザのショーケース」をサイトで発見し注文したが、なんと「4ヶ月も届かなかった」からだそうだ。しかも、何ヶ所も壊れていたため「結局自分で直しました(笑)」とのこと。
くるくる回るピザに思わず「足を止めて見入ってしまう人」が続出!
2012(平成24)年4月、ついに「045 pizza MYRO」がオープン! 真吾さんは本牧出身で、ユニークな店名の“045”には地元・横浜への愛が込められている。“MYRO”は智美さんが飼っていた犬の名前。もともとは「映画のマスクに出ていた犬の名前から付けたんです(by智美さん)」。
ユニークな店名は「一度聞いたら忘れない」
一切宣伝をしていないため、客層は地元の人が中心。口コミや“くるくる回るピザのショーケースを見て来店する人”なども多いとか。年齢層は子どもから90歳のおじいちゃん&おばあちゃんまでと幅広く、場所柄か外国人も多い。
お客さんは多い時で1日100人ほど。ピザは1ピース250円からとリーズナブルなので、誰でも気軽に買いやすいのが特徴だ。
テイクアウトの場合、イラスト付きの袋(それぞれマークが違う!)に入れてくれる
焼き上げたピザは品質を保つため、常温で保存している。そのまま食べても美味しいのだが、家で食べる時は「温めてください」とのこと。イートインの場合はもちろん温めて出してくれる。