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横浜駅西口「ザ・ダイヤモンド」の飲食店が1月13日に一斉閉店するのはなぜ?

ココがキニナル!

ダイヤモンド地下街の「大関」など飲食店が改装工事に伴い、一斉に1月13日に閉店とのこと。移転するかも含め今後がキニナル(秋沙さん、yumaryoさん)

はまれぽ調査結果!

1月13日に約30店中11店が閉店。リニューアルの改装に伴うもので、残りの店舗は閉店の有無も含め未定。跡地は物販系店舗の可能性がある

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ライター:はまれぽ編集部

「一斉閉店?」の真実に迫る



横浜駅西口の相鉄ジョイナスとザ・ダイヤモンドが2016年度までに一体化するということは、以前はまれぽでもお伝えした。その第1弾として2013(平成25)年10月には、相鉄ジョイナス4階がリニューアルされた。

今回投稿にあった飲食店の一斉閉店というのは、ザ・ダイヤモンド側のリニューアルが開始されたということだろうか。真相を確かめるべく、ザ・ダイヤモンドに足を運んだ。すると、バス乗り場から中央広場に向かう途中の「味わい小路(こみち)」入口にポスターが貼ってあった。
 


「営業終了」の文字が


「味わい小路」周辺には約30の飲食店があり、そのうち11店舗が1月13日に一斉閉店することが明記されている。
閉店する店舗については、以下の通り。

・大関
・玉泉亭
・紀文寿司
・びっくり寿司
・ザ・どん
・サントリーコーナー
・CHAMUSU(ちゃむす)
・カレーショップC&C
・銀座トリコロール
・ミズノカフェラウンジ
・いい菜&ゼスト
(順不同)

詳細を調べるため、前回に引き続き、相鉄ビルマネジメント横浜営業所に話を伺った。


多忙につき電話のみの対応となったが、11店舗の一斉閉店は事実で、相鉄ビルマネジメントが進める相鉄ジョイナスとザ・ダイヤモンドを一体化させる「Change! Project 2013-2016」に伴う改装工事の一環とのこと。

前回の取材ではリニューアルについて、ザ・ダイヤモンドと相鉄ジョイナスが直接連絡する地下1階の共用部分を今年はじめから今春にかけて行うとしていた。今回の工事については、ザ・ダイヤモンドの「味わい小路」周辺が改装の対象だという。
 


和洋中のジャンルがそろう「味わい小路」


工事の開始時期や終了までの期間、改装後に入居する店舗の数や業態については「誘致を目指しているテナントと交渉が不調に終わった場合、お客様に失望感を与えてしまう可能性があるため、お答えできる段階にない」との回答だった。また、ほかのブロックに関する工事の進捗も「時期が迫るまで詳細はお話しできない」と話すにとどまった。

「味わい小路」のブロックには、閉店する11店舗のほか、ジェラート店「伊太利亜のじぇらあとや」と「ラ・セゾン」という喫茶店やドーナツチェーン店「クリスピー・クリーム・ドーナツ」などあるが、残りの店舗については閉店するかどうかも含め詳細は未定だそう。
 


「味わい小路」周辺のフロアマップ(ジョイナス ザ・ダイヤモンドのホームページより)


同社がポスターによる閉店の周知を行ったのは1月6日。しかし、店舗によっては2013(平成25)年12月ごろから告知をしていたところもあった。
 


昨年12月に告知している店も
 

ザ・ダイヤモンドが開業した1964(昭和39)年から半世紀にわたって営業を続けてきた、きしめんと味噌煮込みうどんの「大関」も閉店し、東京・丸の内にある姉妹店「横浜なかや」のみの営業になるといい、長年にわたって横浜市民に愛された老舗の味を惜しむ声も聞かれた。

愛知県出身で、よくご主人と一緒に食べにくるという60代の主婦は閉店を店頭の張り紙で知り、とても驚いた様子だった。「地元の味にとても似ていて好きなお店なのに。こういうお店を探すのは大変」と肩を落とした。
 


持ち帰り用のうどんを購入する人も多かった


また「紀文寿司」は「移転ではなく完全に閉店」とのこと。週に1~2回、ランチで同店を利用するという50代の主婦も「安くておいしい店だったのに残念。出掛けた時、食事がとても不便になる」と話していた。
 


平日の午後3時過ぎにもかかわらず、店外で待つ人がいるほどの人気店