検索ボタン

検索

横浜のキニナル情報が見つかる! はまれぽ.com

  • 奥湯河原で過ごす特別な週末
  • 3連休がいっぱい。横浜〜みなとみらいへ行こう。
  • 魅惑の桜木町・関内 〜もっと知りたい! 占いからグルメまで〜
  • 横浜元町におでかけしよう! 〜異国情緒あふれるエキゾチックな街〜

ココがキニナル!

金沢八景駅とか八景島という地名があるけれど、なぜ「八景」と呼ばれ始めたの?(joyさん、気象予想士さんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

むか~し昔の金沢は景勝地として知られていて、<br />その代表的な勝景を総じて「八景」と呼んでいたのだ。

  • LINE
  • はてな

2010年12月09日

ライター:木全 圭

「八景」の来歴を探るべく駅前をぶらり観光してみると

横浜18区のひとつ、横須賀との市境に位置する最南端の行政区が金沢区だ。

京浜急行沿線に連なる町並みはどこかひなびていて、ハマらしさにはちょっと欠けるけど、一方で、横浜・八景島シーパラダイスや海の公園などの臨海地区は観光スポットとして人気が高い。

俳優の竹中直人さん、ミュージシャンの小田和正さん、バスケットボール選手の田臥勇太さんといった著名人の出生地としても知られていたりする。

ただ、日ごろの会話の中で「金沢」と呼ばれることはめったにない。

私事ながら、母校が同地にある筆者(藤沢市民)にとっても、「八景」「文庫」と呼ぶ方がピンとくる。
横浜市民にしてもそれは同様のはずだ。
 

八景島(奥)は行楽地として、海の公園は地元民の憩いの場として親しまれている


ちなみに、どちらも駅名を指すのだが、「文庫」は北条実時が建立した私設図書館の名に由来すると、はるか昔に学校で習った記憶がある。

だったら「八景」とは何ぞや? どういう経緯で「金沢八景」と命名されたんだ?
そこで、さっそく金沢八景駅に降り立ち、周辺を観光してみることにした。

すると、その来歴は駅前にある史跡、琵琶島の観光案内板に書かれてあったのだ。
 


琵琶島は、金沢八景駅を降り立ち、国道16号を渡ればすぐ


町中では、歌川広重による錦絵『金澤八景』をよく目にする


それによると、洲崎(すさき)、野島、瀬戸、平潟(ひらかた)、小泉(こずみ)、内川、乙舳(おっとも)、称名寺(しょうみょうじ)という8つの土地の勝景を、総じて「八景」と呼ぶとある。江戸時代(17世紀後期)、能見堂(現・金沢区能見台森)に来遊した禅僧、心越(しんえつ)が、そこから見下ろす金沢の眺望に心打たれ、その8景勝地を題材にして漢詩を詠んだことが起源なんだって。

以来、「金沢八景」というフレーズが巷間に広まり、錦絵の題材などにも重宝されたようである。



画題としての八景から、観光目的としての八景へ

でも、なぜ「八景」でなければいけなかったのだろう?
九景でも、十景でも、勝景は多ければ多いほどいいじゃない?

……と、小市民の筆者は思ってしまうのだが。

そこで、このナゾを解くべく、横浜市歴史博物館(都筑区中川中央)に足を運んでみた。
同館学芸員の斉藤 司さんによると、

「11世紀の中国の画人、宋迪(そうてき)が残した『瀟湘(しょうしょう)八景』という作品を、心越がまねたんですよ。『瀟湘八景』は、1つの土地の魅力を四季、天気、朝昼晩という時間の移ろいごとに8つの絵で表現しています。これが、文人や画人にとっては題材としての妙をもたらし、日本でも各地で八景選びが流行るのです」

とのこと。
ちなみに、日本で最初に『瀟湘八景』をまねたのは、16世紀初頭に選定された近江八景らしい。
 


江戸時代を中心とする日本の近世史を研究されている斉藤 司さん


「それら八景を題材にした錦絵が流布すると、当時の民衆は、“素敵な場所みたいだから遊びに行ってみよう”となるわけです。もとは鎌倉幕府の物流港だった金沢でも、『金沢八景』を題材にした書画がバンバン発行され、江戸期以降は行楽地としてにぎわいました。八景選びは、町の経済を潤すための集客手段でもあったんですよ」

文化人にとっては創作活動の一貫だった八景選び。でも、そんな風流を理解できなくても、商魂たくましい人々にかかれば、利潤追求のための一手に様変わりしてしまうのが世の常であるってことか!? そりゃあ、「ア○街ック天国」や「る○ぶ」なんかで、「釣りやハイキングなどの季節ごとの行楽を楽しめて、海の幸も山の幸も豊富で、温泉まで沸いていますよ」と紹介されれば、行ってみたくなるのが我々の心情ってやつだ。

でも、金沢が景勝地として人気だったというのはどうも信じ難い。鎌倉や京都なんかと比べたら、平凡な町という印象を拭いきれないけど。それほど金沢の景観が変化したということなの?


在りし日の金沢の姿が明らかに!! 次ページ ≫

 

  • LINE
  • はてな

おすすめ記事

「横浜」の由来って何?

おひとり様のカフェ利用大歓迎。18種の個性豊かなお風呂に加え、有名店の味が楽しめる料理も自慢!

  • PR

鶴見区「生麦」の地名の由来って?

みなとみらいの絶景を独り占め。絶品料理とサービスが魅力の「屋形船すずよし」で最高の横浜クルージングを

  • PR

町で見かけた“変”なモノ特集(2013年8月30日号)

大人も子どもも遊びながら理系脳が活性。科学を身近に感じられるエンターテインメント性の高いミュージアム

  • PR

早朝の横浜ランドマークタワーから見える景色は!? キニナル一挙解決

横浜駅から20分の場所で非日常を満喫。家族旅行やみなとみらいの観光にオススメな、横浜唯一の料理旅館

  • PR

新着記事

らぁ麺ランナーズ! 藤沢の「鴇(TOKI)」店主、第四走者・横山巧

    • 面白かった39
    • 面白くなかった1
    • コメント1
  • 2018年09月22日

【編集部厳選】昨日のアド街ック天国は「横浜」! はまれぽも横浜発祥の文化をご紹介!

    • 面白かった35
    • 面白くなかった2
    • コメント0
  • 2018年09月23日
花火大会特集2018:横浜・神奈川県内の花火大会情報
中華街/路地裏グルメ特集
イベントカレンダー
3連休がいっぱい。横浜〜みなとみらいへ行こう。
魅惑の桜木町・関内 〜もっと知りたい! 占いからグルメまで〜
横浜元町におでかけしよう! 〜異国情緒あふれるエキゾチックな街〜
横浜・神奈川のお出かけ情報

はまれぽ編集部のイチオシ

最先端の機器を使った治療と丁寧な説明。 地域の“目のかかりつけ医”をめざす「戸塚ヒロ眼科」

  • PR

糖尿病を始めさまざまな疾病に対して豊富な知識と経験から最適な治療を見出す「陽和クリニック」

  • PR

2700円で食べ飲み放題! さらにプラス900円で希少な「生」のさがみビールも飲み放題に!

  • PR

チキン南蛮や炭火もも焼きをはじめ、地元出身者が納得する宮崎料理を味わえる「いっちゃが横浜関内店」

  • PR

財産を「負の遺産」にしないために! 相続税の相談・対策なら、関内駅徒歩2分の「北川孝税理士事務所」

  • PR

決して周囲への配慮を忘れない。常に「顧客」の気持ちに立って工事を続ける「横浜総合建設株式会社」

  • PR

エアコンによる悩みを解消、一度使ったら必ず欲しくなる世界初・横浜発「ハイブリッドファン」を生んだ企業

  • PR

過酷で繊細な作業で産業廃棄物を大幅削減してリサイクル。環境問題の解決へ力を尽くす「ホマレファースト」

  • PR

中山を愛する名物社長に会える! 住民と入居者のマッチングを大切にする「丸進不動産」

  • PR

塗装業界ではレアなショールームを開設! 見て・触って・選べる外壁塗装の専門店「ダイレクトハウス」

  • PR

みんなのキニナル投稿募集中!!

はまれぽ編集部が
キニナルことを調査してお答えします!!

  • 二俣のジョイナステラスのエスカレーターが右側通行になっていることに何か違和感を感じるのですが、まあそ...

  • 着々と準備が進んでいる相鉄の都心直通プロジェクト、「京王ライナー」や「S-TRAIN」のような座席指...

  • LAやマンハッタンで大人気のウマミバーガー。日本での2号店が横浜の、それも最大競合のシェイクシャック...

あなたはどう思う?

横浜で紅葉を感じるならどこ?

最近のコメント