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ココがキニナル!

金沢八景駅とか八景島という地名があるけれど、なぜ「八景」と呼ばれ始めたの?(joyさん、気象予想士さんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

むか~し昔の金沢は景勝地として知られていて、その代表的な勝景を総じて「八景」と呼んでいたのだ。

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2010年12月09日

ライター:木全 圭

今よりももっと広く複雑な地形だった金沢の海


「中世までの金沢は、山間に沿って海岸線が入り組んでいるとても大きな入り江でした。西は六浦、北は能見堂のふもと近くまで水辺だったんです。東京湾との間には岬が延びていて、その先端が現在の野島だったのです。そんな地形のおかげで、古くは鎌倉幕府の外港として重宝されていました」

鎌倉幕府は、東関東や房総から物資を運んで来る大型船をここで迎え入れていたそうだ。だから、時の権力者である北条氏も、六浦道の整備や瀬戸橋の架橋などに尽力しているのである。それにしても、現在の神奈川の中心地である関内一帯は、開港(1859年)直前で戸数わずか90の漁村だったらしい(データハウス刊行『消えた横浜娼婦たち』檀原照和著 より)。かたや、同時期の金沢は関東屈指の物流拠点だったのだから、時の移り変わりは面白い。
 


金沢区役所発行の『金澤今昔地図』をもとに、古い地形(緑色)を描き起こしてみた
赤枠は心越が詠んだ「八景」のおおよその場所。(地形図提供:金沢区役所)


「江戸に政治の中心が移った後も、金沢はこのような風光明媚な土地でしたから、文人や富裕層が多く訪れていました。東海道からちょっと寄り道するのに、手頃な距離だったこともあります。次いで、『金沢八景』が知れ渡ると、鎌倉や江の島詣でのついでに立ち寄る旅行者が増えたのです」

当時の人々にとって、旅行は一大行事だったことから、目的地プラス寄り道というスタイルで漫遊するのがスタンダードだったという。金沢へは、東海道の保土ヶ谷宿から上大岡、栗木を抜けて能見台(能見堂)に至る金沢道があり、杉田で梅見を楽しみがてらの行脚がとくに人気だったとのこと。

鎌倉へは白山道や六浦道を抜け朝比奈の切通しを越えるルートがあって、その先、藤沢宿から再び東海道に戻ることができる。もちろん江の島、鎌倉から金沢を目指して、保土ヶ谷宿へ抜ける旅人もいたであろう。

いずれにしても、その道中、彼らは『金沢八景』を描いた錦絵を思い浮かべながら、金沢の景観美に心を躍らせていたというわけだ。
 


八景図絵には、能見堂や金龍院が発行したものなど、多くの作品が残されている。こちらは五雲亭貞秀(歌川貞秀)画
行楽客でにぎわう様子や、野島(中央)が陸続きであることがよく分かる(提供:県立金沢文庫)


でも、その面影は今に残っていない。現在も平潟湾は残されているけれど、何だかハサミで切り取ったかのような人工的な海岸線を持つ窮屈な入り江である。いつの頃から、金沢の海は変わってしまったのだろう?

「最大の原因は、昭和初期に、横須賀が軍港として発展していったからでしょう。野島沖の烏帽子岩は爆破され、飛行場として埋め立てられていますし、東京湾と平潟湾を結ぶ野島の運河も、この頃に開削されています。明治から昭和にかけて、金沢の海岸線は一気に様変わりしているんです」

海岸線の埋め立ては、新田や塩田開発のために、江戸期からすでに盛んに行われていたという。瀬戸入海などはまっ先に姿を消し、おかげで平潟湾は能見堂から一気に遠ざかった。八景図を制作年代順に見比べてみると、そういった海岸線の変化を楽しめるそうだ。

そして、埋め立てがもっとも盛んになるのが戦時下でのこと。景勝の1つや2つが犠牲になろうが、守るべきは国益という時代。結果、平潟湾は見る影もなく縮小され、心越が心打たれた原風景は失われていったのである。
 


能見堂が発行していた八景図絵(一川芳員画)。瀬戸橋(中央)の左手一帯が、現在、金沢八景駅がある場所。
この地形がそのまま残されていたら、関東の名勝にも数えられていたかも!?(提供:県立金沢文庫)



では、今の「八景」はどう変わっているのか? 次ページ≫

 

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