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5月29日に行われた「横浜大空襲祈念の集い」はどんな様子だったのかキニナル!(はまれぽ編集部のキニナル)

はまれぽ調査結果!

毎年5月29日に開かれる横浜大空襲を語る集い。今年も、何人もの空襲体験者が当時の惨状を語り、会場には涙する人もいた

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2014年06月17日

ライター:松崎 辰彦

横浜大空襲を語る

今年も5月29日がやってきた。
そう──いうまでもなく横浜大空襲の惨禍のあった日である。
 


猛火に包まれた市街(画像提供:横浜市史資料室)
 

1945(昭和20)年5月29日午前9時22分、B29 が517機、P51が101機、計618機の米軍機が横浜に来襲し、一説によると35万発、2570トンの焼夷弾を投下した(これは東京大空襲での焼夷弾1700トンを上回る量である)。

この空襲での犠牲者は約8000人と推定され、横浜は阿鼻叫喚(あびきょうかん)の地獄と化した。

戦後69年、当時の体験者の多くは鬼籍(きせき)に入り、存命の人々も例外なく高齢化している。
この横浜人災史上最大の惨劇を語り継ぎ、後世に戦争の実態を伝える催しが、例年通り5月29日、横浜市中区の「にぎわい座」で行われた。当時の体験者の生々しい証言に、ときに聴衆も涙を拭い、耳を傾けた。
 


 

ロビーに置かれた写真パネル

 


69年前に悲劇があった

5月29日、にぎわい座の地下・のげシャーレには50人ほどの聴衆が集まった。「横浜の空襲を記録する会」の世話人である藤井あつし氏が挨拶し、まず69年前の悲劇で命を落とした人たちに対して黙祷を捧げた。
 


藤井あつし氏
 


 

黙祷を捧げる

  
最初に行われたのが、平沼高校演劇部が2006(平成18)年に上演した、戦時下の高校生を題材にした朗読劇のDVD 上映である。

当時、鶴見区にある森永製菓で行われていた女子学生による学徒動員の一幕が再現される。戦時下の横浜で、当時の高校生がどのような生活を送っていたかが想像されるストーリーであった。
 


平沼高校演劇部の朗読劇

 
15分ほどの上映が終わり、来場者が当時の横浜の雰囲気を感じ始めたところで、前に立ったのが関戸幸代(さちよ)さんであった。
1930(昭和5)年に生まれた彼女は軍歌を子守歌として育った。当時15歳、西区に住んでいた彼女は、「私が生まれたのは、ちょうど日本が戦争に突入するころでした」と語る。
 


関戸幸代さん

 
「戦争といっても、兵隊さんを見送るくらいで、小学校4年生くらいまでは平和な暮らしでした」

しかし“あの日”は、彼女にも容赦なく襲いかかった。



あちこちから火の手が上がった

「朝の6時ごろ『警戒警報発令。南方洋上に敵機大編隊が来襲せり』という報道があり、飛び起きました。そのあと、空襲警報になりました」

緊迫した様子に母親は「サッちゃん、今日は仕事は休みな」と声をかけたが、父親に「お前は会社で大事な仕事があるんだから、何としても行きなさい」といわれた。父親の言葉は絶対の時代である。彼女は雑嚢(ざつのう)に弁当を入れて、電車で新子安の飼料会社に行った。

会社では「今日はもうとても仕事するような状況ではないから、みんな待機していなさい」といわれ、彼女も安全な場所に避難した。
 


現在のJR新子安駅

 
そうするうちに、とうとう敵機が来襲してきた。
関戸さんは回想する。

「焼夷弾や爆弾が雨あられのように落ちて、パーッと火の手が上がる──そんな状態でした。でも、子安に高射砲陣地があると聞いていたのですが、高射砲から弾すら出てこないんです。ただただやられるだけ。私は“なんてことだろう。ここに高射砲があったら撃って落としてやるのに”と見ていました。そうするうちに、敵機は左旋回して、それこそ南方洋上に無傷で帰っていったのです。なんて情けないんだろう、しかし日本は勝つんだ、こんなことをやられて負けるもんかと思いました」

当時の彼女たちは神風を信じていたのである。
 


B29爆撃機
 

P51戦闘機

 
幸い会社には何も落ちなかったが、町を見回すとあちこちから火の手が上がっていた。空襲が終わり、火が下火になってから会社を出て、新子安を出て東神奈川へ向かおうとしたが、途中からは先へ行くことができない。大勢避難している人たちを横目にしながら、家路を急いだ。


戦争の重荷を背負うのはいつも市民・・・キニナル続きは次のページ≫
 

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