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普段は立ち入り禁止で一般人は見られない!? クルーズ旅行の玄関口、大さん橋の非公開エリア「CIQ」プラザを特別大公開!

ココがキニナル!

大桟橋にはエアポートにある出入国審査もあると思いますが、どのような仕組みでやっているのでしょうか?エアポートと全く同じ仕組みなんでしょうか?小市民には叶わぬ夢。取材してもらえないですか?(しげさん)

はまれぽ調査結果!

横浜港大さん橋国際客船ターミナルからクルーズ船で海外に行く場合も、空港と同じような手続きをCIQプラザで行っていた。

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ライター:三輪 大輔

昨今、仕事を退職した富裕層を中心に豪華客船でのクルーズ旅行が流行っているらしい。
  


大さん橋をにぎわせたクイーン・エリザベス
 

クルーズ旅行での出国時は、どんな手続きをしているのだろうか? 羽田空港や成田空港から海外に行くのと変わらない手続きをしているのだろうか? 筆者は一生体験しない可能性があるからこそ知りたい! ということで、まずは出入国の仕組みを知るため、横浜港大さん橋国際客船ターミナルに問い合わせをしてみた。
 


横浜港大さん橋国際客船ターミナルでの出国の仕組みとは?


 


横浜港大さん橋国際客船ターミナルと飛鳥Ⅱ
 

横浜港大さん橋国際客船ターミナルの大橋友也(ともや)さんによると「横浜港大さん橋国際客船ターミナルから直接海外の港へ出航する際は、空港と同じように出国の手続きを行わなければならない」とのこと。大さん橋に寄港する客船は国内の港を経由する場合も多く、その際は特別な手続きは不要。
 


親切に対応してくださった大橋さん
 

手荷物などの手続きは横浜税関、パスポートなどの出国手続きは法務省東京入国管理局と、それぞれ担当を分けて手続きを行っている。こうした各所で検査をクリアした後、晴れて乗船という流れになる。

そして、この手続きを行うのが横浜港大さん橋国際客船ターミナルの「CIQプラザ」と呼ばれるフロアだ。CIQとは、Customs, Immigration and Quarantineの略。税関の「Customs」、出入国管理の「Immigration」、そして検疫の「Quarantine」の、それぞれの頭文字を取って名づけられている。

飛行機で海外に行く際には、空港で税関や出国の手続きを行う。空港には設備が常設されているが、横浜港大さん橋国際客船ターミナルの場合は、船の出入港の度にCIQプラザに設備を作る必要がある。普段は何もない大きなフロアに、手続きを行う設備を船の出入国のタイミングに合わせて設営するのだ。
 


関係者以外立入禁止の看板とパーテーションにCIQの看板
 


 
CIQプラザ設営作業とは?



まず出国の手続きを行うCIQプラザの設営を見せていただくことに。空港で常設されているような設備を、簡単に再現できたりするものなのだろうか?

ちなみに、CIQプラザは普段、関係者以外立ち入り禁止。メディアの撮影も普段は断っているという。今回は横浜港大さん橋国際客船ターミナル、横浜税関、そして法務省東京入国管理局の方が「はまれぽ」の趣旨に賛同してくださり、特別に許可をいただくことができた。
 
取材当日は飛鳥Ⅱの出航2日前。今回は釜山への直行便のため、出国審査が必要になる。9月24日(水)の午前10時半、横浜港大さん橋国際客船ターミナルに到着。船の出港もなく、大さん橋は閑散としている。
 


出航予定がなく閑散とした出入国ロビーを抜け、CIQプラザへ入る
 

CIQプラザ入口の看板
 

パーテーションで区切られた先は、ガランとしたフロアだけが広がっており閑散としている。ここで、出国の手続きを行えるようになるとは、まだ俄(にわ)かには信じがたい。
  


まだ準備が始まっておらずCIQプラザはガランとしている
 

設営する時は業者の方がたくさん来て、大がかりな機材などを使用して行うのかと思っていたが、横浜港大さん橋国際客船ターミナルの職員さんの手によって作業が開始された。

まずは、出国審査ブースの設営からだ。空港ではカウンター内に職員が座っていて、パスポートを提示する所である。

受付台を3人かがかりで運んでセッティングしていく。2人分の座れるスペースがある受付台は、なかなか重そうである。
 


男手3人で出国ブースの設営が進む
 

次は税関箇所の設営で、はじめに受付部分のセッティングが進む。そして税関職員が座る受付台の設営後、保安検査で使用するX線で荷物検査を行う機材と、金属探知機が運び込まれていく。荷物を載せるベルトコンベヤーの組み立ても行われ、空港でよく見かける手荷物検査場が出来上がっていく。
 


税関職員が座るブースのセッティングが進む
 

大型の設備であるX線検査機の設営
  

重量のあるベルトコンベヤーが運ばれる
 

金属探査機も設営されて準備が完了する
 

そして最後にCIQプラザの入り口部分に、出国する人が並ぶ仕切りが設けられた。どの作業も、とても慣れた手つきでスムーズに進んでいく。正味1時間くらいで設営が終了した。水際で安全を守るCIQプラザは、横浜港大さん橋国際客船ターミナルの職員の方々の手際の良い作業で成り立っているのだ。
 


出国する方を上手に誘導するために仕切りをセッティング
 

後日、実際に出国手続きの様子を関係各所にご説明いただくことに。この日はここで取材を終了し、大さん橋をあとにした。