横浜市中央卸売市場の飲食街にお店を構える「もみじや」。

市場でも人気のお店らしく、以前、テレビ東京系列の夕方の番組「レディス4」でもとりあげられたのだとか。
ただ、その際に出された定食があまりにも豪華すぎるので、もしやテレビ用なのでは？という疑問の声も……。

今回、ありのままの「もみじや」を確かめるべく現地に行ってきた。



市場での評判は？
　

入口には「入場禁止」の看板があるが、奥に食堂街の矢印が出ている

問題の「もみじや」に入る前に、周りのお店から評判を聞いてみた。

すると、「あそこは商売は上手なんだけど、ねぇ……」、「もみじやさん？ああ、威勢の良いおばちゃんがいるよ」、「あそこは、悪気は無いの。元気なんだよね」というちょっと不思議な評判を耳にした。

いずれも味に関することではなく、どうも店員さんに関することばかり。
これは一体どういうことだろうか。

お店の中に入ってみた

お店の前に到着したのは土曜日の正午過ぎ。
店内にはお客さんがいるものの、空席もちらほら見られる。

行列ができているかと予想していたが、待ち時間も無く、席につくことができた。
　

お店の前のメニューを見ているだけで美味しそう

　

今回噂の1000円おまかせ定食、確かに写真は豪華だ

カウンター席とテーブル席があって、20人も入れば満席になるようなお店。
私が入った時は8割程度の入店ぶりだった。
　

店内の様子、土曜日とあってご家族で来店している方も

入って席につくと、「お兄ちゃん、何にする？」と威勢よく声をかけられた。
これが店のおばちゃんだ。入る前から決めていた「おまかせ定食」を告げると、元気よく「はーい」と返事をしてくれた。
　

もみじやの大将と威勢の良いおばちゃん

見ているとおばちゃんは色んな人に手当たり次第、声をかけているご様子。

子供が持っていたジュースを見て「何それ？美味しいの？」と尋ねたり、男性二人組のお客さんに対しては「やっぱり男の子は二人同じのを注文しないのよね、冒険したがるのよ～」と、その様子は客側がちょっと戸惑ってしまうほど。

市場の他の店で聞いた、「もみじや」に対する印象は、少々荒いおばちゃんのパワーのことだったのかもしれない。
悪く言えば、雑なコミュニケーションでどんどん踏み込んでくる感じ、良く言えば、元気あふれる古き良き日本の市場という感じだ。