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東横線沿線の駅の中で、綱島駅だけキャバクラやラブホテルが多い気がするのはなぜ?

ココがキニナル!

東横線沿線で綱島駅だけキャバクラの客引きがいたり風俗店やラブホテルがやけに多いのはなぜ?? (なんちゃんさん)

はまれぽ調査結果!

「綱島が温泉街だった名残では」と、「風俗もラブホテルも多くはない」という回答。キャバクラの客引きはいたが、誰にもあまり気にされていなかった。

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ライター:クドー・シュンサク

確かに、キャバクラやガールズバーはあっても客引きがいるのは横浜市内、東横線沿線では綱島だけのような気がする、というキニナル投稿だが、実際はどうなのか。
まずは東横線のうち、毎夜大にぎわいの横浜駅以外の調査エリア(反町~新丸子)にある各駅を調査。夜、駅前に客引きがいるかどうか。


日吉駅
 

元住吉駅

 
乗降者数の少ないであろう各駅停車しかとまらない駅はもちろん、菊名駅や日吉駅、元住吉駅前にさえ客引きらしき人影はなかった。
が、綱島以外だと1ヶ所だけ客引きが。
 


武蔵小杉駅

 
調査対象駅のうち、年間の乗降者数が約16万人と一番多く人の往来が多いので、武蔵小杉駅に客引きがいるのは、なんとなく理解できる。
とりあえず、東横線沿線で駅前にキャバクラの客引きがいるのは綱島以外だと武蔵小杉にもいることが分かった。

さらに、ラブホテルの件数についてインターネットで調べてみると、このような結果に。
 

 
断トツの乗降者数を誇る横浜駅以外で異彩を放つのが、綱島の6件。
 
さらにさらに、出張型を除いた「店舗型風俗」を検索してみると・・・
 

 
ほかエリアでは横浜や新横浜、武蔵小杉に近いエリアのものがそれぞれに引っかかるというような状況。

そういったお店が街で際立つというには、需要が途絶えないというのも絶対条件だが、横浜駅や武蔵小杉駅ほど大きくない綱島駅に、いったい、客引きまでいたり、店が多い理由はなぜか。まず、理由があるのかどうか。
 


綱島駅から少し離れたところにある「大奥」

 
聞いてみた、編集部のメガネくんこと幼な顔の女の子が好きな宮城メガネに綱島がなぜそうなのか。回答はこれだった。「私、何度か駅前の○○ってお店で飲んだことあるんですぅ。お店のマスターとスマホのカバーが同じでぇ・・・それでぇ・・・(以下略)」

何度かひとりで飲みに行ったらしいが、マスターには憶えてもらっていないようです。

綱島へ。



港北区内一の歓楽街であった綱島



新横浜での取材を終え、菊名へ向かい東横線に乗り換え、綱島へと向かう。
 


菊名でにゃー

 
東急東横線の綱島駅から歩いて5分ほど、綱島商店街協同組合・連合会にて、現在の綱島にキャバクラをはじめとする店舗が多いといわれる理由についてお伺い。
 


それでは
 

おじゃまします

 
綱島という街を遡れば、温泉街だったというのが一番の話題になる。かつて、飛行機も新幹線もない時代、大正から昭和初期に、横浜市内にある大温泉地として開かれていた街、綱島。
現在のキャバクラやラブホテルなど、ピンクの店がある理由はどういうことからなのか。
 


どうですか

 
お話を伺った石井さんいわく「過去に温泉街だったというのは関係あるんじゃないでしょうか。それこそ昔は温泉街で芸者遊びが盛んだったようですから。その名残りでしょうかね、たぶん」とのこと。
 


今から約50年前の綱島、温泉街の写真

 
1944(昭和19)年に「綱島駅」となるまでは「綱島温泉駅」と駅名になるほど隆盛していた温泉街。戦時中は兵隊の寮や、臨時の小学校としても使用されていた綱島の温泉宿。

東京の奥座敷として大きな役割を果たしていたが、東京オリンピックがあった1964(昭和39)年に新幹線が開通し、伊豆や箱根が身近な存在になったこともあり、1971(昭和46)年ごろをさかいに、旅館は減少していった。
 


1960(昭和35)年ごろの綱島(クリックで拡大)

 
地図中、ピンク色が温泉宿でミドリが遊郭。青枠は、現在のイトーヨーカドーがある場所。

現在は急行も止まり、ベッドタウンとしてのイメージも定着しつつある綱島。港北区一の歓楽街として知られていた温泉街として、界わいには連れ込み宿が点在していた名残から、カップル向けホテルがあるのでしょうかと尋ねてみる。
 


「関係ないよ」


鶴見川沿い、大綱橋の近くには、2件のホテルがあるが・・・
 


綱島駅からほど近くにあるホテル2件

 
しかしながら、連れ込み宿についての見解には、定かな情報はないが、おそらくそれが一番有力だと話してくれた。
 


もう少し話を噛んでほぐしてみる

 
実際、今の綱島では港北区一の歓楽街といわれた影はあまりないが、名残りはある。では、その名残はどのくらい残っているのか。調べたところと伺った話によると、現在はさほど風俗種の歓楽街を連想させるお店は多くなく、お話をするお二人も、綱島には少々関わりがあるメガネくんも、そこまで印象的に多いというものはないとのこと。
 


1959(昭和34)年ごろの写真。ここに現在の綱島駅ビルが建っている

 
キャバクラの客引きに関しては「あまり見ませんけどね・・・いたとしても、そこまで目立った感じでもないでしょう」とのこと。

取材を終え、外に出るとメガネくんが「いや、客引きいますよ! 見ましたよぉ私・・・はい」という。思い出せば、昨年の春に綱島駅で飲んでいた時、深めの時間に声をかけられたそうだ。
 


じゃあ探そう