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入るのに勇気がいる、名前からしておかしな野毛の一軒家の店「うっふ」に突撃!

ココがキニナル!

野毛のルタンぺルデュのオーナーが、おかしな店をオープン。大道芸とオルゴールの酒場。二階吹き抜け。(brooksさん)/「オルゴール博物館」入るには勇気が要るのでレポートを!(siglo1966さん)

はまれぽ調査結果!

「博物館Cafe&Barうっふ」はアンティークの楽器やオルゴールを展示されたカフェバー。お酒を飲みながら大道芸のショーやJAZZライブを楽しめる店!

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ライター:大和田 敏子

投稿にあった「うっふ」という店、オルゴール博物館らしい。しかも、大道芸もあり、お酒も飲めるお店? ・・・なんだ、このお店? すごくキニナル!
これはもう、とにかく行って確かめてこなくては・・・。

「オルゴール博物館Cafe&Barうっふ」に向かったのは、野毛の街がにぎわう直前、日暮れ少し前。
野毛こうじにある「Le Temps Perdu(ルタンペルデュ)」と「サーカス用品店」の前を通り過ぎる。以前、はまれぽでお邪魔したことのあるお店だ。
 


「Le Temps Perdu(ルタンペルデュ)」と「サーカス用品店」


これから向かう「うっふ」とはオーナーが同じらしい・・・と眺めてわずか数十メートル歩くと・・・
 


ありました!「うっふ」
 

興味をそそられます!




店内の様子は? 入口ドアは、ベニー・グッドマン宅のもの!?



ドアを開けると、外国人の男性を交えてフランス語らしき言葉で話している男性が・・・
 


オーナーのIKUO三橋さんでした!


後で伺ったところ、外国人男性はフランス人のマジシャンで、近々「うっふ」でもショーをするとの相談中だったそう。
フランス語を巧みにあやつる三橋さんご自身のことがキニナりつつ、店内を見廻す。
 


入口を入ると右手に階段
 

奥にはバーカウンターが見える


いつか自分のコレクションしたオルゴールやオルガン、ピアノなどを展示し、お酒を飲みながら大道芸やライブを楽しめる店を出したいと思っていたという三橋さん。
「Le Temps Perdu」から至近距離のここを2階まで合わせて借りることができ、2014(平成26)年12月に「博物館Cafe&Barうっふ」をオープンした。

入り口の木製扉は、アメリカのジャズ・ミュージシャン「ベニー・グッドマン」の自宅玄関ドアを移築したものと伺って驚く! 
 


ベニー・グッドマンの自宅玄関ドアがなぜここに?


三橋さんは25~30年ほど前、年1度はアメリカに行っていたそう。車を借りて、アメリカ北部を中心に旅する中で、体育館2~3個ほどもあるスペースで、家を解体する前に取り外した建具や家具、彫刻など、さまざまなものを売っている所に出くわした。
その時買ったのが、ベニー・グッドマンの家のドアだったという。
 


このステンドグラスや・・・
 

階段・・・


そのほか、いろいろなものをその時に買ったという。それらはアメリカからコンテナで日本に送られ、現在三橋さんがサーカス学校をやっている丹沢の倉庫に置いたまま、眠っていたモノたちだ。

築60年の2階建ての建物だったものを改築し、現在のようになった。
 


大道芸などのショーにも対応できるよう吹き抜けの空間に
 

階段を上って2階に上がると・・・
 

上からショーを見ることのできる席もあり・・・
 

バーカウンターもある
 

強度を上げ、防音や保温の効果も考え窓は二重にした


古い建物だったことも含め、オープンまでにはさまざまな苦労があった。だから店名は「うっふ」。フランス人は大変なことがあった時に「うっふ」とため息をつくのだそうだ。
 


「うっふ」上の「L’oeuf」はフランス語で「ため息」の意味?


ショップカードの上のほうに書かれている「L’oeuf」の文字は、ため息の「うっふ」と同じ発音で「卵」という意味。こちらは後から付けたもので「卵」という新しく生まれ変わるといった意味も込めているという。