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ココがキニナル!

先日の朝日新聞にハンドクリームの「ユースキン」が紹介されてました。川崎駅前が発祥だというのがキニナル。私も使用させて頂いていて気に入っています(余こha真さん、SOVAKOさん)

はまれぽ調査結果!

1955年川崎に創業。その2年後に誕生し、口コミで全国に広まった「ユースキンA」は、いまや世界20ヶ国でも販売される超ロングセラー

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2015年05月07日

ライター:菱沼 真理奈

オレンジ色のパッケージでお馴染みの黄色いハンドクリーム「ユースキンA」。
はまれぽ読者の皆さんも、一度は目にしたことがある(or使ったことがある)のではないだろうか。いつからあったのか記憶は定かではないが、親子三代に渡って愛されるハンドクリームの定番商品といってもいいだろう。
 


筆者も長年愛用する「ユースキンA」


ちなみに、日々手荒れと戦う兼業主婦の筆者も、10年以上前からユースキンAを愛用している。なぜって、ズバリ「効く!(個人的感想)」から。たまにほかの商品に浮気することもあったが、手荒れへの効き目がイマイチ実感できず、ここ2~3年はコレ一筋!

というわけで、ユースキンファンの一人としてキニナルあれこれを探るべく、川崎市川崎区の本社へ取材に伺った。



1人の主婦の声から生まれた日本初の医薬品ハンドクリーム

JR川崎駅から徒歩10分、閑静な住宅街の一角に本社を構える「ユースキン製薬株式会社」(資本金8000万円、従業員数141名〈2014年11月現在〉)。
現在、本社のほかに名古屋・大阪・福岡に営業所を展開。製品は医薬品製造における管理基準のもと、横浜・鶴見の自社工場で製造されている(横浜工場は2016年に富山へ移転)。
 


川崎市川崎区の住宅街に建つ本社社屋


創業は1955(昭和30)年。以来、50年以上にわたりユースキンAを主力商品として、川崎を拠点に関東から全国へと販路を拡大。
ここ近年は、主力のユースキンAに加え、ユースキンシリーズ新製品の開発・製造・販売・輸出を手がけるなど、スキンケア商品(医薬品・医薬部外品・化粧品)のトップブランドとして国内外で広く知られる存在となった。
 


いまや国内だけでなく、海外でも知られる存在に


ではさっそく、ユースキンブランドのキニナルあれこれにフォーカス。
半世紀以上にわたる同社の歴史や理念、ユースキンAの誕生秘話・エピソードなどを、広報宣伝チームリーダーの高橋千明(たかはし・ちあき)さんに伺った。
 


「ユースキン美人」とお呼びしたい高橋さん


同社の歴史は1955(昭和30)年3月、川崎の街角(現在の本社脇)に一軒の自営薬局を開いた先代の創業者・野渡良清(のわたり・よしきよ)氏が前身の「瑞穂化学工業株式会社」を設立していたことから始まる。
 


昭和30年代に先代の野渡氏が営んでいた薬局(写真提供・ユースキン製薬)


「創業当初のある日、1人の主婦がひどい手荒れで薬を買いに店を訪れました。そこで、いつものように石油系油脂のハンドクリームをすすめると、その主婦は『ああ、やっぱりこれしかないの? ベタつかずにもっと効くクリームがあればいいのに・・・』と嘆いたそうです。その声がきっかけで誕生したのが、日本初の医薬品ハンドクリーム・ユースキン(現在のユースキンA)です」と高橋さん。
 


薬局に立つ先代の野渡氏(写真提供・ユースキン製薬)


当時主流だった石油系油脂のハンドクリームは、ベタベタしてほこりが付いたり、食器や布団に付いてしまうため、使いにくいと不満の声が多く聞かれたという。

そこで野渡氏は、水と油を混ぜる乳化技術を研究していた綿谷益次郎(わたや・ますじろう)氏に相談し、ベタつかない親水性のクリームに、ビタミンB2や血行促進成分のカンフルなどを加えた黄色い医薬品クリームを開発。
「あなたの肌」を意味する「ユースキン」の商品名で、1957(昭和32)年に販売を開始した。
 


初代のユースキン(写真提供・ユースキン製薬)


「実は、創業時には『トキゾール』というウジの殺虫剤を販売していました。その製造過程で乳化技術が使われていたことから、ハンドクリームにも技術が応用できると着目したのだと思います」と高橋さんは話す。
 


創業時から製造・販売していた「トキゾール」


「使ってもらってこそ、良さがわかる」と地道に続けたサンプル戦略

ユースキンの販売開始とともに、野渡氏はみずから製品を自転車に積んで、川崎や横浜、東京の薬局を回って販路開拓に奔走。しかし、行く先々で不評を買ったのがユースキン独特の「色」と「香り」だった。

高橋さんいわく「白色無臭のハンドクリームが一般的だった当時、黄色い(ビタミンB2の色)と独特の香りがあるクリームは馴染みがなく、ベタつくとか、怪しいとか思われてしまったんでしょうね」
 


今ではすっかりお馴染みの黄色いクリームだが・・・


そうした状況の中、薬局を一軒一軒回ってサンプルを置いてもらい、気に入ってくれた人に販売してほしいと根気よく説明したのが功を奏し、ユースキンAは徐々に市場でも認められる存在に。
「良い商品だから、使ってほしい」という思いと、商品への絶対的な自信があったからこそ、地道にサンプル配布を続けることで、効き目が口コミで評判となり、次第にユースキンの知名度が広まっていったという。
 


ユースキンの名を入れた初代営業車(写真提供・ユースキン製薬)


その後、1958(昭和33)年には社名を「ユースキン製薬株式会社」に変更。ユースキンブランドの製薬会社として、社名も商品名も次第に定着していった。
 


1971(昭和46)年に竣工した本社ビル(写真提供・ユースキン製薬)


1988(昭和63)年に事業を継いだ現社長・野渡和義(のわたり・かずよし)氏も、かつては営業担当として日本全国の薬局をくまなく回り、お客さんの声に積極的に耳を傾けたという。その経験から、社長就任後も創業当時からの顧客主義・現場主義をつらぬき、サンプル配布を軸とした販売戦略は今も変わることなく受け継がれている。
 


いまもフットワーク軽く、社員とともに邁進する野渡和義社長(写真提供・ユースキン製薬)


今も昔もテレビなどを使った大々的な宣伝は行わず、新聞広告やポスターでブランドメッセージを発信しているのも特徴だ。

2010(平成22)年からは「がんばる手にありがとう」のタイトルで、新聞・ポスターのシリーズ広告を展開。そのメッセージには、働き者の手をいたわってほしい、自分や家族の手を見直してほしい・・・そんな温かい思いが込められているという。
 


2014(平成26)年11月6日・7日の『朝日新聞』『読売新聞』朝刊に掲載された広告(右は拡大)
 

同じく2014年11月6日・7日の『朝日新聞』『読売新聞』夕刊に掲載された広告(右は拡大)
 

ホンワカした気分になってくるポスター広告


「もともとユースキンAはユーザーの声から生まれ、熱心なリピーターも多い商品です。だからこそ、私たちはお客さまとのコミュニケーションを何よりも重視しています」

「多い日は1日50通ほどのアンケートはがきが寄せられます。社長がすべてに目を通して社内に共有し・話し合い、お客さまの声を常に取り入れながら、製品やサービスの改善につなげています」と高橋さんは話す。
 


社長室入口に掲げられた先代社長(現会長)の訓示


また、お客さんとのコミュニケーションの場として、2000(平成12)年から「ハンドマッサージキャラバン」の活動をスタート。
毎年、手荒れの季節(10月~翌3月ごろ)に、キャラバン隊が全国の薬局やドラッグストア、駅や商業施設のイベント会場を巡回し、来場者にハンドマッサージの無料サービスとスキンケアのアドバイスを行っている。
(来シーズンの詳しい活動スケジュール(日時・場所など)は、9月以降にホームページで発表)
 


ハンドマッサージキャラバンの様子。気持ちよさそう~

 
 
世界にも知られるユースキンの実力とは!? キニナル続きは次のページ
 

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