横浜人気No.1を決める「ガチコロ!」、人気上位店のコロッケとは?
ココがキニナル!
横浜の商店街コロッケNo.1を決めるイベント「ガチコロ!」の人気上位店は、どんなコロッケを出しているんですか?
はまれぽ調査結果!
まだ投票の途中ですが、人気の上位三店舗に行ってみました。三者三様の個性派揃いで、いずれも食べる価値アリ!!
ライター:河野 哲弥
突然ですが、「ガチコロ!」ってご存知でしょうか?
横浜市商店街総連合会が主催する「ガチでうまい横浜の商店街コロッケNo.1」を決めるイベントで、9月30日まで、公式サイトや各商店街に設置してある専用ハガキからお気に入りの一品を投票することができます。
現在エントリーしているコロッケの数は38種類。
ではどうしてこのようなイベントを開催するに至ったのか、その目的などを主催者に伺ってきました。
参加店の目印はこの赤いノボリ
横浜の商店街活性化のため、様々な企画を発信する同連合会
社団法人横浜市商店街総連合会が入る、ビルの外観
対応いただいたのは、社団法人横浜市商店街総連合会事業部長の加藤氏。
現在、横浜の商店街では後継者不足や空きテナントなどが問題となり、その特効薬なども見当たらないのが現状。そこで同連合会が中心となり、2年前から続けている横浜開港150周年にちなんだ「150円商店街」企画などを通じて、今まで知らなかった横浜の商店街の魅力をアピールしているのだそうです。
今回の「ガチコロ!」も、2年前には既にその構想があったのだとか。
では、一体どのようにして肉付けされてきたのでしょうか。
「スター」の発掘にあった、「ガチコロ!」誕生秘話
投票ハガキ付きエントリーブックの見本
加藤さんによれば、活気のある商店街には必ず「スター」ともいうべき人気店があるのだとか。
例えば「洪福寺松原商店街」なら、マグロの解体を目の前でやっている「魚幸水産」などがその例。
そこで、話題性のある店舗に注目を集めさせ、その店に訪問したお客さんがついでに他店にも立ち寄るようなサイクルを作ることができれば、そしてそのサイクルを他の商店街へ導入できれば、商店街全体の活性化に繋がるのではないかと考えたそうです。
「ガチコロ!」の基本である、投票形式によってそれぞれの店の注目度を上げ、我が町のスターを発掘しようというスタイルは、こうして生まれました。
次に、なぜコロッケが選ばれたのかについて。これは、飲食店や惣菜屋、または肉屋に至るまで幅広い業種業態からのエントリーが可能だからとのこと。今回の参画店の中には、コロッケパンでエントリーしたベーカリーなどもあります。尚、参加資格は、横浜の商店街に加盟していること。自薦他薦は問わなかったそうです。
では、どんなコロッケが人気なのか、実際に各店を訪問してみることにします。参考にしたのは公式サイトの「人気ランキング」。この結果はインターネット投票のみを反映しており、8月9日現在のところ、約2,000通の戻りがあるハガキは集計に入っていないのでご了承ください。
人気度第三位、「自家製コロッケ」/飯原精肉店(瀬谷銀座通り商店会)
瀬谷区瀬谷にある店舗外観
ご主人の飯原さん
昭和32年からこの地で精肉店を経営、飯原さんは現在二代目にあたるそうです。
先代は厚木で畜産に関わっていたこともあり、まさに肉のプロによる肉屋。
コロッケも先代が考案したそうです。
そんな「自家製コロッケ」は、季節によって最も適した国産のジャガイモを使用し、試行錯誤の上、豚肉が一番合うという結論に至った逸品。多いときで1日100個ほど出るそうです。
「手作りの素朴な味と、豚挽き肉とのバランスを味わってください」とのことでした。
「自家製コロッケ」、1個80円
「コロッケも美味しいけど、唐揚げも絶品」という近所の方
その場で揚げたてを頂いてみたら、ジャガイモのホクホク感が活かされた基本中の基本というコロッケでした。
確かに肉が多めでインパクトがありますね。塩味が効いているのでそのまま食べたいコロッケ。
おかずよりも、ビールによく合いそうです。