横浜で一番急な坂はどこ?【港南区・栄区編】
ココがキニナル!
横浜で一番急な坂はどこですか?(はまじさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
今回は港南区とリベンジ栄区を調査!両区で一番急な坂は、港南区上大岡東2丁目20付近の坂!
ライター:永田 ミナミ
横浜市内の数ある坂のなかで、もっとも急な坂はどこなのか?
そんなふとした疑問に答えるべく開始された調査も第4弾。今回は港南区と、前回まさかの情報0件につき延期となった栄区のリベンジ編である。今回も情報は決して多くはなかったが、われわれは期待と不安を綯い交ぜにして車に乗り込み、猛烈に暑い横浜の街を走りだした。思い返すと急坂を測る日は、いつだって素晴らしい天気なのだった。
今回もまず、急坂としての認定基準を確認しておく。
「車が通行できる」
「公道」
「行き止まりにならない(通り抜けられる)」
「短すぎない」
以上の4つである。
ちなみに、坂の何ヶ所かを計測し、最も大きな角度をその坂の角度とする。また、%表示も併記する。
港南区を測る
港南区は1969年に南区から分区した区である。つまりは急坂の聖地、南区の兄弟のようなものだ。
この先、どんな急坂が待ち受けているのか。われわれは法定速度を遵守しつつ車を加速した。
港南区上大岡東1丁目「上大岡駅裏の坂」…12°(21.2%)
長さもなかなかの急坂。滑り出しは快調
港南区上大岡東2丁目「上大岡東保育園から登る坂」…9.5°(16.7%)
見晴らしのいい高台にある坂だが、角度はギリギリ2ケタに届かず
港南区上大岡東2丁目12付近の坂…16.5°(29.6%)
さっそく最高記録の17°に迫る坂が現れた。
前回の磯子区・金沢区編の記録16°(磯子区中原3-15)を超えて、16.5°を叩き出した。
坂の上から見降ろすとこんな感じ
坂の下からはこんな感じ。まさに見上げるような坂である
16.5°の貫禄。急坂ドットが遥か高みへと小さくなっていく
港南区笹下2丁目9付近の坂…14°(24.9%)
突然あらわれたので「おお!」と声をあげてしまったが、短めだった
情報がそれほど多くなかったため、過去3回の調査で磨いた嗅覚を頼りに車を走らせたわれわれは、最戸2丁目付近で気配を感じ、周囲を見回しながら走行した(注:見回していたのは助手席の記者である)。しかし、大岡川へと下っていく坂はすべて行き止まりか階段坂になってしまう。
河川に削り取られた斜面は傾斜がきつくなり、坂をつくる限界を超えてしまうということだろう。川と反対側へと下っていく坂はどれも魅力的なのだが、そちらは南区、急坂の聖地なのである。記者はちょうど両区の境界線上を走りながら、悩ましい気分に頭を掻きむしっていた。
そこでわれわれは聞き込みに方針を転換し、区役所のとなりの港南警察署に入った。
日々のパトロールで、区内の道路は知り尽くしているはずだ。