横浜駅きた西口付近、鶴屋橋の工事はいつ終わる?
ココがキニナル!
横浜の西北口近くの鶴屋橋の架け替え工事ですが、道幅や交通量を考えるとどのようにして架け替えるのか気になる。完全に取り外すと非常に不便です。計画を聞いて?(しげさん/秋沙さん/thaiさん/なお♂さん)
はまれぽ調査結果!
鶴屋橋の工事は2018年4月に開通予定。総費用は約14億円で、橋の老朽化や交通混雑の解消、さらに川の通水流を増やすための工事だった。
ライター:田中 大輔
「一杯飲みに行こうか!」とか、「ごはん食べに行きたい!」とか。
横浜駅辺りでそんな話になれば、多くの飲食店が立ち並ぶ鶴屋町は目的地の有力候補だ。
横浜駅西口からその目的地に行くには帷子川分水路(かたびらがわぶんすいろ)を渡ることになるが、そこで活躍するのが鶴屋橋。しかし、現在橋は架け替え工事中で、2014(平成26)年11月からは通行止めとなり、歩行者専用の仮橋が設置されている。
以前は橋があった場所にはフェンスが
素人目には橋を直す必要があるようには見えなかった鶴屋橋だが、どんな理由や目的で工事が行われ、どんな橋に生まれ変わるだろうか。工事を所管している横浜市道路局橋梁課を訪ね、取材した。
7年掛かり、14億円の大事業
対応してくれたのは沼田茂(ぬまた・しげる)係長、松中渉(まつなか・わたる)さんのおふたり。まずはおふたりに聞いた、今回の工事の概要から。
工事の目的は鶴屋橋の架け替えで、新橋は2018年4月に開通予定だ。事業自体は2010(平成22)年度から始まっていて、足掛け7年の大事業となる。
新設の橋であれば、ただただ橋を造る工事だけを進めればいいが、架け替えとなるとそうはいかない。今ある橋を撤去してから、新しい橋を造るからだ。さらに、その間に人が通る仮橋も用意しなければいけないし、どうしても手間や時間がかかってしまうんだそうだ。
歩行者、自転車用の仮橋を用意(横浜市HPより)
工事中はこちらの仮橋を。もちろん予算がかかっている
自動車やバイクはこのように迂回する(横浜市HPより)
鶴屋橋の事業計画はこのようになっている
また、鶴屋橋の場合は、上を走る首都高速、下を流れる県が管理する川、周辺に立ち並ぶたくさんの商業施設など、理解と協力を仰ぐ相手が多かったのも時間を要する理由のひとつだったという。
事業全体での予算は約14億円で、そのうち45%が国からの補助で賄われることになっている。
橋を造る費用はもちろん、これまでの橋の撤去や、橋の裏側に設置されたガスや水道、電気といった生活に直結するものを流す設備も止めなくてはならず、そちらの補償などにも費用が発生するのだそうだ。
フェンスの向こうでは、今日も重機が活躍中
それだけの手間と時間とお金をかけて橋を架け替えるのだから、当然それなりの理由があるはず。
素人がパッと見ただけでは、これまでの橋に問題があったようには見えなかったが、どんな理由で架け替えになるのだろうか。