男子禁制スペースも公開! 横浜駅構内のリフレッシュ・ステーション「リフレスタ」に突撃!
ココがキニナル!
JR横浜駅にある女性専用の休憩スペース「リフレスタ」がキニナル。メイクや赤ちゃんの授乳ができ、コーヒーまで販売しているとか・・・調査を!(ばにらぷりんさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
リフレスタは女性応援を目的としてJR東日本で初めて横浜駅に誕生した施設だが、授乳室とメイクアップラウンジ以外は男性の利用も可能。
ライター:福原 麻実
JR横浜駅にメイク直しや授乳ができる女性専用施設があるという投稿があった。
「それは助かるかも」と思う一方「確かにほかの施設でも代替可能だよな」という気もする。
何故、この施設が必要なのだろう? 実際に現地へ行ってみた。
この位置にある(図は東日本旅客鉄道横浜支社提供)
見覚えのある方も多いのでは?
こちらのカフェの奥に、メイクアップラウンジがあるのだという。
お話を聞かせてくださったのは、東日本旅客鉄道横浜支社の梅田緑(うめだ・みどり)さんと、ドリップマニア横浜リフレスタ店長の廣瀬理恵(ひろせ・りえ)さん。
残念ながらお二方とも写真NG
―こちらはいつできたのですか?
「2009(平成21)年6月に、女性応援を目的に作られました」
―女性を応援する、ですか。利用される方は主にどういった目的で来られるのでしょうか?
「主にカフェを利用される方が多いのですが、メイクアップラウンジのほうもリピートのお客様が多くいらっしゃいます」
―メイクアップラウンジは何人利用できるのですか?
「メイク用のお席が14席ございます」
カフェの奥に14人がゆったりメイクできる場所があるなんて!
―こういった施設は大きな駅だと需要がありそうですが、なぜJR東日本の駅の中で最初の出店が横浜駅だったのでしょう?
「このような複合施設は広いスペースを必要とするのですが、東京ではそれがなかなか生み出せていなかったのです。ですが、横浜はこの良い立地でまとまった スペースができたということもあって、ただ単にお店を作るのではなく、子育てをしながら働いているお母さんたちを応援しようということになったんです。そ こで『授乳するスペースが欲しい』というお母さんたちの要望を取り入れてこのリフレスタが誕生しました」
神奈川県内で授乳スペースのあるJRの駅はほかにまだ存在していない。それどころか、ベビーチェアを設置しているトイレもない中でこの試みは大きな意味を持つと感じた。
―駅で授乳できるというのは画期的だったのでは?
「そうですね。当時は百貨店のベビールームを探す方が多かったと思うのですが、ここはそういったところからも勉強させていただいています」
やむを得ず子連れで外出、急いで帰りたいのに赤ちゃんが泣き出した! 泣き止む気配がないから駅から出て百貨店へ・・・ということが不要になったのだ。粉ミルクを携帯するという手段を選べない、哺乳瓶拒否の赤ちゃんを持つお母さんたちは助かるだろう。
駅の中で授乳もおむつ替えも完結すると、かなりスムーズ
赤ちゃん連れをサポートするベビー休憩室とファミリートイレの利用は無料。メイクアップラウンジの料金は30分200円、10分延長するごとにプラス100円とのこと。
営業時間は午前6時45分~午後10時15分なので、出勤前や夜行バスに乗る前にも利用できる(ベビー休憩室は午前7時30分~午後7時30分)。
リフレスタ内部は?
内部を見学させていただいた。まずは、ベビー休憩室から。
こちらが入口。取材中も複数の親子が利用していた
このエリアには、トイレ、おむつ替え用の台、調乳用のシンク、授乳室がある。
上のお子さん用に、絵本もある!
絵本はこの3冊のほかに『はらぺこあおむし』もあった。
こちらはおむつ替え用のコーナー。交換用ベッドは広めで、棚もあるので荷物があっても使いやすそうだ。専用のゴミ箱も設置している。
おむつ交換用のベッドは3台。間隔を空けて設置されている
こちらは調乳用シンク。お湯は隣のカフェでいただけるそう
こちらが授乳室。上のお子さんも入れるスペースがある
このベビー休憩室の中で、男性が入れないのは最後の授乳室のみ。設備がなくてはイクメンにもなるのも難しいものだが、こちらでは粉ミルク派であれば、男性も授乳までできるということになる。