民間人は立ち入り禁止の『下町ロケット』ロケ地に特別潜入! 横浜ロケ地めぐり「秋ドラマ」編vol.3!
ココがキニナル!
ヨコハマの名場面を、映画・ドラマ・漫画・アニメ・歌などから横浜にまつわるシーンをはまれぽが徹底調査!
ライター:はまれぽ編集部
これまで2回にわたって現在放送中のドラマのロケ地を紹介してきたが、ストーリーが進むにつれ、横浜が舞台として登場する機会が増えている。
ということで、今回のロケ地めぐりは「秋ドラマ」特集の第3弾です!
1. 横浜市資源循環局鶴見工場(横浜市鶴見区末広町)
池井戸潤原作、この秋話題のドラマ『下町ロケット』。第1話の重要なシーンは横浜市内で撮影が行われていた。
帝国重工ロケット燃焼試験場の様子をモニターしていた部屋は、鶴見区にある横浜市資源循環局の工場。
外観も何だかロケットっぽいぞ!
今回は特別に許可を得て、一般の人はもちろん、工場見学の人たちも立ち入ることができない場所に潜入。撮影時の様子なども聞くことができた。
案内してくれたのは横浜市資源循環局鶴見工場技術管理係の秋山高弘(あきやま・たかひろ)係長。
業務の合間を縫って案内してくれた秋山係長
横浜市では年間約90万トンのごみを排出していて、同工場はその約3分の1程度に当たる30万トン弱のごみを焼却している。
また、工場内で自家発電も行っていて、4割ほどは工場で使用するが、残りは売電して、年間8~10億円ほどの収入があるという。これは市の収入として計算される。
さまざまな役割を持つ工場
そんな横浜市民の生活に欠かせない工場は、ドラマの中で、帝国重工の財前道生(吉川晃司)・宇宙航空部部長らが実際にモニターしていたシーンで登場した。
メカメカしい!
ここは「中央管制室」という部屋で、工場の機械全般の動きを把握したり、ごみの燃やす量や排ガスが規制値を超えないように調整する部屋で、一般の人は立ち入ることができない。
秋山係長によると、同工場は10月18日放送の第1話と11月15日放送の第5話に登場。1話は10月9日、5話は10月29日に撮影が行われた。
撮影時の様子について秋山係長は「すごく緊張感があった」と振り返るが「思った以上にエキストラさんが入ってきて、通常の監視業務が落ち着かなかったですね」と笑顔で話してくれた。
「帝国重工」のロゴがあった場所は本来、窓になっている