「大岡川ボート乗船体験」って、どんなイベント?
ココがキニナル!
大岡川の「川の駅」で行われている「大岡川乗船体験」イベントでは、何が体験できるのでしょうか?
はまれぽ調査結果!
10人乗りの手こぎボートや、エンジン付きのボートに乗ることができます。有志による、タイムアタック競技も行われています。
ライター:河野 哲弥
「川の駅」。「道の駅」ならよく聞くが、川にも駅があるらしい。
早速サイトで調べてみると、国土交通省と地方自治体などが連携して整備しているケースが多く、例えば栃木県の那珂川(なかがわ)流域だけでも、8つの「川の駅」が展開している。他にも、民間の施設や呼称なども含めると把握しきれないほどの数がありそうだ。
そんな中、現在横浜市で唯一の「川の駅」が「大岡川桜桟橋」。
9月から10月にかけて、ここで「大岡川ボート乗船体験」というイベントが随時行われるらしい。
ボートに乗るだけならどこにでもありそうな話だが、一体何が違うのだろうか。
早速、9月11日に行われた同イベントの模様を追いかけてみた。
京浜急行「日の出町駅」すぐ近くにある「川の駅」の様子
地球に優しい手こぎボートで、水辺の環境を学んでもらうのが目的
「Eボート」を組み立て中のスタッフ
てきぱきと指示を出す、代表の谷口さん
偶然現場に、川の駅運営委員会代表の谷口さんがいらっしゃったので、詳しいお話を伺うことにした。
まず、この日のメインイベント「大岡川ボート乗船体験」には、ドイツ製の「Eボート」という手こぎボートが使われるそうだ。これは、エコノミー・アース・エデュケーションなどの頭文字「E」を取った、地球に優しい体験型のボートのことで、空気によって膨らませたゴム製の部品だけで組み立てられるのが特徴だという。
現在二隻所有している「Eボート」
最大で10人乗ることができる
さっそく「Eボート」に乗せてもらった
出発間際の便に、同行取材させていただいた
かなたには「ランドマークタワー」の姿も
谷口代表から「記者さんも乗ってみなよ」と暖かい言葉をいただいたので、甘えさせてもらうことにした。
川面を滑るように進む「Eボート」、涼しい風が気持ちいい。近くに住むというご家族も、普段とは違った目線で景色が楽しめるのでおもしろいと話していた。カモなどの水鳥や、配水管にいるドブネズミの姿も間近にうかがえ、船内には常に歓声が満ちていた。
所要時間は約20分、参加費は300円で、川の駅近辺500m程度を往復することができる。
別料金500円で、「プレジャーボート」に乗ることもできる