9月18日に行われた一般参加のトライアスロンはどんな雰囲気?
ココがキニナル!
9月18日に行われた、「2011トライアスロン世界選手権シリーズ横浜大会」の一般参加の部はどんな雰囲気でしたか?
はまれぽ調査結果!
都市部で行われる一般参加型のトライアスロンは国内初。選手も観戦するファンも記念すべき横浜での開催を楽しんでいる様子でした。
ライター:吉澤 由美子
9月18日(日)、19日(祝)に行われた『2011 トライアスロン世界選手権シリーズ横浜大会』
この大会では、スイム(水泳)1.5km/バイク(自転車)40km/ラン10km、合計51.5kmと、オリンピックで行われるトライアスロンと同じ距離でタイムを争う。
18日はエイジと呼ばれる一般参加の大会だ。
山下公園の会場入口にあるコースマップでビューポイントを確認
横浜のような大都市で一般参加の本格的なトライアスロンが行われるのは国内初。
快晴のこの日は、温度湿度とも真夏並みの中、選手たちはゴールに向かって横浜の街を駆け抜けた。
横浜を代表する観光地を巡るコース
18日朝7:30からのオープニングセレモニーに合わせて、メイン会場となる山下公園には早朝から多数の人が集まっている。
ホーンを鳴らして東日本大震災の犠牲者に黙とうを捧げた。賑やかな会場が一瞬静まり返る
今回のコースは、スタートとフィニッシュを含め山下公園が中心。
大さん橋寄りに特設された桟橋からスイムがスタート。
氷川丸近くを回って戻る2周のコースで、1周目が終わるとスロープで桟橋に上がり、反対側に下りて2周目に入る。
スイムの後は、各選手のバイクが置いてある山下公園内のトランジッションでバイクに乗って山下ふ頭、本牧A突堤を回り、山下公園からイチョウ並木を抜けて戻ってるコースを6周。
最後のランは、山下公園を中心に象の鼻パークと山下ふ頭を回るコースを2.5周する。
国内初の公式パラトライアスロン
まず最初にスタートするのは、パラトライアスロン。
身体に障がいをもった選手が行うトライアスロンで、2016年のリオデジャネイロで行われるパラリンピックから公式種目になる予定だ。
スタートを待つ。朝日の中に緊張感が漂ってくる
こちらは、スイム/バイク/ランすべてエイジの半分という距離で行われる。
凪いで穏やかな表情を見せる海。海外では湖など淡水で行われることが多いとか
スイムのスタートはフローティング(水に浮いた状態)で、跳び込みはない。
これは一般参加のエイジコースも同じ。
選手が泳ぎ始める
視覚障がい者には、ガイドと呼ばれる伴走がつく。
スイムの間、ガイドと選手は腰に渡した紐でつながっている。
スイムからバイクに向かう途中、沿道の声援に笑顔で応える
2人乗りのバイクは、前にガイド、後に選手
ランで選手とガイドの手に渡された紐が確かな絆
時に笑顔がこぼれる
圧倒的な強さを見せたのが、アメリカのマイケル・ジョンストン。
唯一、義足で参加したアスリートだ。
総合1位となったジョンストン
パラトライアスロンは参加した全員が完走した。
山下公園前の港を泳ぐスイム
スイムの黄色いキャップはパラトライアスロンの選手、オレンジがリレー(種目別の選手がチームを組んで参加)、ピンクが女子、白が男子だ。
パラトライアスロンの次にエイジ女子、リレーと続き、そしてエイジ男子という順番にスタート。
スタート地点に向かう女子選手。楽しんでいる様子が伝わってくる
大さん橋を背にズラリと並ぶ。女子の参加は94名