横浜―川崎間「東海道線VS京急線快特」、どっちが早く到着する?
ココがキニナル!
毎日繰り広げられている、東海道線VS京急線快特の横浜~川崎間の熾烈なレース。同時発の電車で勝負するとJRか京急か、どっちの勝率が高いんだろう?(おまさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
東海道線と京急線快特で同時発は平日3本。同時発の3本中2本、京急線が早く勝率は67パーセントだった
ライター:はまれぽ編集部
6路線が乗り入れる横浜駅の鉄道事業者数は、日本でトップクラス。なかでもJR線・京急線のホームでは、常に電車がせわしなく発着している。

投稿者の熾烈なレースというたとえはなかなか秀逸
今回の調査では、そのなかでも「東海道線」横浜―川崎間、「京急線」横浜―京急川崎間で繰り広げられているデッドヒートにおける勝率(=早く着くほうの電車がどちらで何本中何本なのか)を調べてほしいとのこと。
調査方法はただひとつ。実際に乗車し、時間を計測するのみ。JR・京急の両鉄道会社に連絡をすると「競っているわけではなく、できるだけ運行ダイヤどおりに安全運転したいと思っています」とのことなので、あくまで「気持ちの面で」勝負を挑む。
というわけで、時刻表を見て「東海道線(上野東京ライン)」と「京急線・快特」の横浜駅同時出発のダイヤをチェック。

えっ、3本だけ!?
平日ダイヤだと、午前8時ちょうど、午後7時27分、午後9時18分の3本のみ。
これは・・・。勝率を競うにはけっこうシビアな試合だ。この時間はいずれもラッシュ時にあたる。絶対に事故などで遅延している日を調査日に選んではならない。まず平日の運行が安定していそうな時間帯から試したい、とむらむらしていたが、どうしよう。
そもそも事前に「乗換案内」などで所要時間を調べたら、あらかたの予測がつくのだろうが・・・それではつまらない。ええい、もう、乗ってみよう。まずはレースの準備運動(?)だ。
ジャブなのに
平日、午後1時54分に東海道線が1分早く横浜駅をスタートし、京急線が55分に発車のダイヤがあったので、これでどんな結果になるのか、まずは肩慣らし。

上野東京ラインになってから「行先を注意しないと混乱」という人もいた

小金井行きに乗り川崎まで

最高時速が最速だと言われている京急、どうなるか

いつの間に! 1000形の自販機!

午後1時55分ちょうどに京急線ホームに到着

京急側。電車のドアが閉まったと同時にスタート

東海道線は若干遅いか? 午後1時54分後半に到着

東海道チームも意気込んでスタート
どんな熾(し)烈なデッドヒートが行われるのか。筆者は京急側に乗車しているので、京急目線でお伝えします。

ちょっとだけ先に発車した東海道線を全力で追いかける(気持ち)

ぬおおおお、京急線・神奈川駅付近! 負けねえ!!!

京急線・仲木戸周辺を通過、おぬしなかなかやるな!!!

くっそおおお(先頭車両から撮影しているので、少し東海道の勝ち)

東海道の車窓から。これは子安付近

こちらも子安付近。おお・・・しつこい

がここで・・・!

抜かしたああああ!! 子安駅の手前!
車窓にはりつき、小躍りしたい気持ちをぐっとこらえる。抜かしたぞおお!! ざまあみろ(?)!! 京急は最速だああ!!

その後、東海道線の姿を見ることはなく

京急川崎駅へ到着

10.4kmを6分53秒で移動
さてさて、もしこれで東海道線が先に川崎駅に到着していたら・・・とドキドキして東海道チームに連絡をとると・・・

10.6kmを8分17秒で移動。1分20秒差で京急の勝ち
むっ・・・? まさか、これは・・・。1分京急が遅く発車したのに、1分20秒早く到着・・・!もはや、これで調査終了か・・・?
いやいや、時間帯によって抜かされる場所や速度などに変更があるかもしれない。
京急側に乗車していて「勝った」と気分がよい筆者。ここで「京急の勝率100パー」と言いたいところだが、これで結論は出せない。まだまだ検証を続けよう。
ここで、調査に名乗り出た女がいる。

編集部・広瀬。あたい、JR線が好き
広瀬は「あのオレンジ色の車体にいつも興奮してるんです。赤い京急の車体もいいけど、オレンジ色に元気をもらってるので、何がなんでも勝ちたいです。勝負させてください」と、ファンタジー大爆発のコメント。・・・そうかい。じゃあ乗ってくれるかい。
時間によって、結果は変わるのか・・・? いよいよ本番!・・・キニナル続きは次のページ≫




