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横浜のココがキニナル!

30年くらい前に港北ニュータウンにあった巨大迷路。あれはいったい何だったのか? 跡地は現在はどうなっているのかキニナル!(ハラオさん/カレー南蛮さん/hisideさん)

はまれぽ調査結果

1987(昭和62)年10月から1991(平成3)年3月まで、港北ニュータウンPRの一環として期間限定で設置された。跡地は昭和大学横浜市北部病院になっている。

ライター:平田 志帆 (2016年12月13日)

横浜の巨大迷路――。
川崎市宮前区育ちの筆者も、子どものころに行った覚えがある。個人的にもキニナったので調査を開始したものの、ほどなく迷宮、もとい「迷路入り」してしまった。
迷路の中をさまよい、インターネットのわずかなヒントを頼りにダメモトで挑んだ取材は、世代も海も超える大がかりなものに。
 


巨大迷路はどこにあった?(フリー画像より)

 
さらに会う人全員に「横浜の巨大迷路について知ってる?」と聞きまくって不審がられること約10ヶ月。
ようやく巨大迷路の設置に関わった人物にたどり着き、話を聞くことができた。まずは、横浜に迷路がつくられた経緯から紹介しよう。



港北ニュータウン開発の最前線にいた人物にお話を伺う

取材に協力していただいたのは、当時、住宅都市整備公団(現UR都市機構)職員として港北ニュータウンの開発に関わった都市プランナーの松井雅彦(まつい・まさひこ)さんと株式会社横浜都市みらいのSさん。

 

開発のバックグラウンドから丁寧に説明してくれた松井さん


Sさんは突然の取材依頼にもかかわらず快く受けてくれた

 
お二人によると、巨大迷路は、地域イベント「第3回港北ニュータウンまつり」に合わせて1987(昭和62)年10月にオープンしたもの。正式名称は「ランズボローメイズ横浜」。発祥地はニュージーランドだ。ニュージーランドから来たという経緯については後に詳しく説明する。

 

当時の松井さん。後ろに見えるのがランズボローメイズ横浜

 
港北ニュータウンの開発計画は、日本有数の都市開発、そして横浜市の六大事業のひとつとして1965(昭和40)年に発表された。高度経済成長期に入り、横浜市の郊外部で乱開発が進み始めたことがきっかけである。乱開発を未然に防いで計画的に人口を誘導し、都市と農業が調和した新しい街をつくることを目的としていた。

1983(昭和58)年の街びらき以降、宅地の販売や企業の誘致が必要となった。その一環として開催されていたのが「港北ニュータウンまつり」だったのである。 

  

京都府の「ランズボローメイズ」。写真の提供者はのちほどご紹介!

 
巨大迷路の主な目的は「港北ニュータウンに人が来るきっかけをつくること」。
この場所は将来的に港北ニュータウンの中心地をつくる区域の一部として位置づけられており、また昭和大学横浜市北部病院を建設することが決まっていたので、「ランズボローメイズ横浜」の設置はもともと1987(昭和62)年10月から1991(平成3)年3月までと期間が決まっていた。

 

1987(昭和62)年10月の航空写真(株式会社横浜都市みらい提供)


現在の様子。一番奥に見えるのが昭和大学横浜市北部病院

 
当時横浜市営地下鉄ブルーラインは未開通だったため、公共機関でのアクセスは、東急田園都市線・江田駅など からのバス便のみだった。からのバスのみだった。

  

「港北ニュータウンメイズ前」というバス停があった(株式会社横浜都市みらい提供)

 
巨大迷路の設置にGOサインを出したのは松井さん。きっかけは、偶然の出会いからだったという。

「港北ニュータウンの開発で造園を担当していたTさんが、私に提案してくれたんです。たまたま京都で同じ宿に泊まっていたNさんという男性が、関西地方でランズボローメイズを展開していた方だったようで」

松井さんが最終的に設置を決断した理由は「迷路は木材のフェンス等を使っているため、暫定利用施設として緑を大切にする港北ニュータウンのイメージにぴったりだったから」だという。

 

茨城県のランズボローメイズの様子。こちらも提供者はのちほどご紹介!

 
オープンセレモニーは、ランズボローメイズの故郷・ニュージーランドの大使が駆けつけるほど盛大に行われた。

 

茨城県内のランズボローメイズのオープニングセレモニー。この人物の正体ものちほど!

 
来場者数や面積などの記録は、すでに書類が破棄されているため残念ながら分からない。ただ、1週間ごとにコースを変化させていたためリピーターが多かったのは確かだそうだ。
 
 
貴重な写真の入手と、巨大迷路考案者とのコンタクトに成功!・・・キニナル続きは次のページ≫
 

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