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横浜のココがキニナル!

テーマを設定し、ピンポイントで深く家系ラーメンを取材する企画。今回のテーマは「家系“直系風”の味を追求する店」。中区長者町の「勝鬨家」と磯子区上中里町の「王道」をご紹介。

ライター:はまれぽ編集部 (2017年02月27日)


グダグダである。何かって? それは、はまれぽの家系ラーメン記事のこと。家系ラーメン全店制覇? 家系ラーメンの家系図を作る? 賢明なる読者ならご存じのはずだ。中途半端なまま放置されているということを。誠にもって面目次第もございません。

とはいえ、我々の家系ラーメンへの愛は変わらない。ここで一旦仕切り直し、取材方針を考えてみたい。
 


現状での「家系家系図」。放置プレイ中

 
いわゆる有名店はすでに取材済みであることが多く、これから紹介させていただく店舗は、比較的新しくかつ「オリジナル系」が多くなることが予想される。「家系図」を埋めようと取材前にリサーチしても分からないことも多いだろう。
また、「全店制覇」については、企画を始めたころと今では「全店」の数が違うし、「家系」ということだけでやみくもに店舗を紹介しても意味がないのではないか?

このことふまえてとして取材方針は以下の通りとする。

取材方針
(1) 取材時には「修行先」をお聞きする。答えてくれるかは店舗次第。結果として「家系図」に入れるべき店舗が見つかればなおよし。
(2) 適切な「テーマ」を設定し取材先の店舗を選定することで、ピンポイントかつ深く家系ラーメンの世界に迫る。


それでは本稿の登場人物を紹介する。記事中の味に関する情報を判断する際の指標になれば幸いだ。

マーコ氏
みなさんご存じ、実食店舗数6000件以上のラーメンコンサルタント。基本的に辛口評価だが、家系をはじめとしたラーメンへの愛は本物。

編・広瀬
家系デビューは2016(平成28)年3月の吉村家。同年、はまれぽ主催の「横浜家系ラーメン祭2016」にて、ほかにも家系ラーメンがあることを知る。家系初心者。

編・大日方
かつてはお気に入りの家系ラーメン(都内某店)に通い詰めるも、加齢により食欲は減退気味。「家系にはライス!」派。

ということで、今回のテーマは「家系“直系風”の味を追求する店」。前置きが長くなってしまったが「勝鬨家」と「王道」の2店舗を紹介していこう。

ロックな店主が目指す直系の味「勝鬨家」

横浜市営地下鉄ブルーライン伊勢佐木長者町駅より徒歩5分ほど。大通り沿いのビルの1階にあるのが「勝鬨家(かちどきや)」だ。オープンしたのは2016(平成28)年8月15日。
 


伊勢佐木長者町駅よりまっすぐ歩いて「勝鬨家」に到着


店頭には大橋製麺の麺箱が。火・水曜日はライス無料で丼物とカレーが100円


店内にはカウンター10席とテーブル席がある

 
さっそく店主にお話を伺う。まずはお名前と修行先をお聞きしたかったのだが、「作り手は謎の存在であったほうがいいと思うんだよね」と前置きしたうえで「名前は『横浜市在住のX氏(38歳)』としておいてください」とのこと。また、修行先についても答えてはもらえなかった。

家系との出会いは「古くからの某有名店のファンで30年くらい通い続けている。お店を出したのも、ずっとラーメンが好きで、家系が好きだったから」とのことだった。ちなみにこの地に出店したのは、かつて近くの高校に通っており、どんな場所かよく知っていたため。
 


素顔も当然NGの「横浜市在住X氏(38歳)」と話を聞くマーコ氏

 
お店を始めるまではバンドマンを生業とし、ギターとボーカルを担当。ロックバンドのつもりだったが周りからは「パンク」と言われていたそうだ(取材時、店内のBGMは「ラモーンズ」だった)。
何となく「X氏は強面だな」と思っていたところ、「飲食店用の白いユニフォーム着ていたら特攻服と間違えられたことがあったんだよね」との発言が。スタッフが黒いTシャツ姿である理由がここに明かされる! さすがロックである。

味についてのこだわりを聞くと、ずばり「直系の味を目指している」とのことだった。麺は大橋製麺の特注品を使用。スープは「生ガラ」を使っており、味がブレないように細心の注意を払っているそうだ。
 


券売機。メニューはかなり豊富だ


トッピングなども“名店”の味に挑戦しているらしい

 
「勝鬨家」のメニューは、家系ラーメン店としてはかなり豊富だといえる。基本となる豚骨しょうゆベースのラーメンのほか、みそ、塩ベースのラーメン、つけ麺などもある。店主によると「メニューは試作して、食べてみておいしければお店で出します。なんでもありだと思っているし、縛られるのが嫌いなんですよね」とのこと。

それでは、そのこだわりのラーメンをさっそくいただくとする。

“戦闘力が高い一杯”を実食
今回は基本のメニューともいえる「ラーメン並(680円)」をお願いした。あわせて、お店のオススメとして「名店まぶし(250円)」も用意してもらうことに。
 


厨房内には豚骨がドーン。黒いTシャツが決まっている


着丼。「ラーメン並」の美しいいでたち


ズームアップ


麺リフトアップ

 
「ラーメン並」が着丼。待ってました! と言わんばかりに食べ始める取材班の面々。ラーメンを啜(すす)りつつ、それぞれが感想を語った。

編・大日方:なかなかパンチがありますよね。しょうゆ感が強いけど、ぐいぐい啜れる感じです。

マーコ氏:食べた瞬間、「えっ、これは直系か!?」と錯覚させるほどしょうゆ感たっぷりのスープですね。あと、中太麺がそのスープによく絡んでます。

編・広瀬:あと味にしょうゆがしっかりと感じられます。鶏油(チーユ)がたっぷりなんですけど、海苔でライスを食べること(後述)を考えるとそれも嬉しいかも。

マーコ氏:少し鶏油(チーユ)が多い気がしますが、そこを差し引いても戦闘力が高い味ということは揺るがない一杯ですね。
 


肉肉しげな「名店まぶし」。


夢中でラーメンを啜る広瀬と、「名店まぶし」を喰らうマーコ氏

 
実食を終え、店主に今後の夢について伺うと、「夢はお金持ちになることっすね(笑)」と、きっぱりとロックな感じで直球が返ってきた。いいね!
 


「勝鬨家」の前にて店主と共にパチリ

 
・鶏油(チーユ)の量 ★★★★★
・しょうゆ感 ★★★★
・豚骨感 ★★
・麺 大橋製麺(特注品)
 (★=5つが最大)
・ライス 小(50円)、中(100円)、大(150円)
※火・水曜日はライス無料
 
 
二店目は直系直伝の「王道」の味が食べられる・・・キニナル続きは次のページ≫
 

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