Bリーグ（ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボール・リーグ）元年となった2017年、最後の1試合だったB1とB2（1部リーグと2部リーグ）の入れ替え戦を制した横浜ビー・コルセアーズ（以下、ビーコル）の戦いは記憶に新しい。

海賊たちの戦い抜いた最も長いシーズンには、常に寄り添うようにバラの花が咲いていた。チームの公式チアリーダーズ「B-ROSE（ビーローズ）」だ。
　

チームに華を添える「B-ROSE（ビーローズ）」（写真は2016-17シーズンメンバー）
　

2年目の航海に向けビーコルの陣容が少しずつ固まって行く中で、B-ROSEもまた、新シーズンに向けた新たな一歩を踏み出すメンバーオーディションを行い、新たな一歩を踏み出した。
　

オーディションは6月に横浜市内で行われた
　

気品ある美しさを

6月18日、市内に設けられた会場には、2017-18シーズンのB-ROSEメンバーになるべく、オーディションに挑む女性が集結した。
　

受付に並ぶオーディション参加者たち
　

昨季までのメンバーで、継続を希望したメンバーも毎年オーディションを受け直すことになっている。そこに新たにメンバー受験者で最大15人という枠を争うことになる。

ダンスの基本的なテクニックや、その日にレクチャーされるダンスを覚えて披露する実技審査と、面接を行い、オーディション当日の内に結果が発表されるという一発勝負だ。
　

枠は15人だが、必ずしも今回15人が合格するわけではない
　

審査員を務めるB-ROSEプロデューサーの植村綾子（うえむら・あやこ）さんによると、キーワードはチームイメージである「Noble Beauty（ノーブルビューティ＝気品ある美しさ）」

「このイメージを表現・体現できる、もしくはできる可能性がある方を求めています」とのことで、単にダンスが上手ければいいというものでもないのが難しいところだ。
　

植村さん（左）は、チームだけなく「個の力も伸ばしたい」とも話した
　

また、チーム全体のバランスも大切ということで、「個性やイメージが似ているメンバーが何人もそろってしまうと、不合格になることもあり得る」そうだから、この辺りは選手の編成と通じるものがあるようだ。