横浜駅東口、万里歩道橋が利用されない理由とは?
ココがキニナル!
横浜駅東口からほど近い万里橋付近にできた歩道橋を利用する人をほとんど見たことがありません。エレベーターまで設置されたきれいな歩道橋なのに、あまりの無視のされかたにびっくりです。(須々木さんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
利用されない理由は「利用する利点が少ない」ことが原因。今は開発事業の途中段階。今後、街の開発により利用者は増えるはず。
ライター:山根 まひろ
万里歩道橋は横浜駅東口に位置する万里橋交差点の、京急線側とファーストプレイス側の歩行者導線を結ぶ歩道橋だ。
横浜駅とみなとみらい21地区のアクセス向上の一環として、平成22年3月31日午前12時に開通。
将来的には横浜駅東口までデッキレベルで歩行者の移動ができるようになる予定だ。
万里歩道橋はこの位置にある
万里歩道橋外観
この歩道橋の存在がまるで無視されているかのように利用者が少ないという。
一体どれほど利用されていないのか?そしてその理由は何なのか?
早速調べるために現地調査へ向かった。
万里歩道橋、3時間滞在記
歩道橋の上、かなり広くてキレイだ
京急線側にはエレベーターも設置されている
万里歩道橋の下には横断歩道があるが、京急線側とファーストプレイス側が繋がっていないため、信号を2回渡らなければいけないので少し不便だ。
これなら歩道橋を使ったほうがはるかに楽だが、結果はどうなのだろう?
万里歩道橋下の横断歩道
そこで今回調査をしたのは午前7時~午前10時までの3時間。
午前7時~午前9時までは通勤通学ラッシュで人通りも多いはず。
もしこの時間帯に万里歩道橋の利用者が少なければ、かなりの無視され具合になってしまう。
活気のない万里歩道橋
午前7時台、最初は人通り自体が少なかったが、通勤、通学者で徐々に街へ活気が出てきた。
この時間の利用者のほとんどは、ファーストプレイスに住んでいる人達。横浜駅に向かうのに利用(マンションの入り口は2回にある)しているが、住民以外に万里歩道橋を使う人はほとんどいない。
午前8時台、この時間になると街を歩く人はかなり多くなっていて、歩道橋下の横断歩道は多くの人が行き来しているが、万里歩道橋の利用者は横浜駅からファーストプレイスに働きに来る人で少し増えたくらいだ。
横断歩道利用者は多いが、歩道橋はこのとおり
お世辞にも歩道橋の上は活気あるとは言えない。
そして、午前9時台になると歩行者の数自体も減り、歩道橋利用者はさらに減っていった。
9時台には歩道橋利用者はどんどん少なくなった
こうして3時間の調査が終わった。
歩道橋の利用者は7時台42人、8時台65人、9時台34人。数字だけだと分かりづらいが、この人数は現地にいるとすごく少なく感じる。
9時台になると利用者数が少なくなり、誰も通らない時間帯も増えていく。
投稿者が「利用している人をほとんど見たことがない」というのも納得だった。