新横浜プリンスホテル、「傾いてません」! 開業以前からささやかれる噂の真相とは
ココがキニナル!
立体交差の道から新横浜プリンスホテルを見ると少し右に傾いて見えるのは目の錯覚なのか…/震災で明らかに傾いたと思う、地盤が危ないとかいうのですが、本当に?(三葉虫 幼虫太郎さん/ナチュラルマンさん)
はまれぽ調査結果!
開業前からある噂話だが、まったくの事実無根! 新横浜駅のランドマーク的ホテルは傾いておらず、安心して泊まることができる
ライター:はまれぽ編集部
新横浜駅の目の前、1992(平成4)年開業の「新横浜プリンスホテル」。高さ約150メートルのタワーが特徴で、新横浜エリアのランドマークの一つだ。
地上42階建てを誇るこの新横浜プリンスホテルが、なんと「傾いているのでは」という噂に関する投稿が2件もあった。もちろんホテルは通常営業中。2019年のラグビーワールドカップや2020年東京オリンピックの舞台にもなる新横浜では、貴重な宿泊施設として活躍するはず。
噂の真相を確認するべく、現地に取材に向かった。
JR新横浜駅を出てすぐ、駅前から交差点に続くペデストリアンデッキを進むと、早速新横浜プリンスホテルがお目見えする。
特徴的な建物だが、傾いているようには見えない
少し位置を変えて撮影すると・・・うーん?
さらに近づいて、さまざまな角度から建物をチェックする。
円柱型のホテルはどこから見ても同じ形
足元も異常なし
見上げると目が回り、自分の方が傾いているように思えてくる
円柱形の新横浜プリンスホテルは通常のビルとは見た目の印象が異なるのに加え、比較対象になる大きな建物も少ないために、「傾き」について確信は持てなかった。
この「傾きの噂」について、新横浜プリンスホテルの事業戦略/広報担当に問い合わせると、「まったくの事実無根で、そのようなお問い合わせもありません」と困惑した様子。ホテルとしては、宿泊者に安心して泊まってもらうことが一番であり、「不安を当たるような騒ぎ方はしてほしくない」という思いのようだ。
調べてみると、この噂については平成初期からささやかれていたもののようで、かつては横浜市建築局まで調査に駆り出されたという。