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戦国時代の「幻の城」に通じる港南区笹下の不思議な地形・・・なぜ急に道幅が変わるの?

戦国時代の「幻の城」に通じる港南区笹下の不思議な地形・・・なぜ急に道幅が変わるの?

ココがキニナル!

打越交差点から斜めに入り洋光台駅方向へと進んでいくと、途中で突然道幅が広くなります。ちょうど港南区と磯子区の境界のところなのですが、なぜなのかこの謎を解いてほしいです。(ロイヤルさん)

はまれぽ調査結果!

後から作られた道は土地区画整理と合わせて整備されており、道幅が広くなった模様。さらに、「幻の城」を擁した笹下の特徴的な地形も関係しているかも?

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ライター:はまれぽ編集部

突然道幅が狭くなる道路が、港南区笹下にあるという。その理由はいったい何なのか、早速調査に向かった。
現場は、環状道路2号線と洋光台通りを結ぶ市道のようだ。
 


確かに道の幅が変わっているように見える

 
JR洋光台駅から歩くこと10数分、投稿にあった場所についた。
 


市道笹下520号線という名称。洋光台駅に近い時点では、車線が広い

 
この道を環状2号線の打越橋方面に進むと、港南区に入る辺りで道幅が狭くなるらしい。地図を片手に進んでいくと、道路標識が注意を促しはじめた。
 


道幅が狭くなることへの注意喚起だろうか
 


地面にも「速度落とせ」の文字が
 

歩道がなくなるとともに、道幅がキュっとなっている

 
そして、「速度落とせ」の先から道幅が急速に狭くなった。同じ上下2車線ではあるが、幅は半分ほどになっているのではないだろうか。スピードを出していたら危険な箇所かもしれない。
 


ここから大きく下り坂になっている
 

振り返った光景との違いは一目瞭然だ

 
周辺の建物を見てみても、最近道幅が変わったというわけではなさそうで、もともとこのような構造だったようだ。

その原因を探るべく、この道路ができた変遷を確認してみる。
まずは、1970年代の空中写真。
 


道幅が狭くなる地点(赤丸)がこの時点ではっきり写っている(国土地理院より)

 
さらに古い写真を確認すると、この道幅急変の理由がなんとなく見えてくる。
続いては1960年代の空中写真。道路はまだ半分しかできていない。
 


「道幅が広い部分の市道」はまだない! 細い方の道だけだ(国土地理院より)

 
もともと環状2号線に近い、細い方の道が先に整備され、その後に道幅が広い洋光台通りに繋がる道が整備された、ということのようだ。

道幅が変わる辺りは港南区(笹下)と磯子区(洋光台)のちょうど境目。両区の土木事務所に道路の幅が変わる理由について問い合わせると、「磯子区側では『洋光台土地区画整理事業』によって道路や宅地などが整理されています。その際に、拡幅の広い市道が整備されたようです」との回答をいただいた。

横浜市の行政地図で確認すると、確かに道幅が広い部分(磯子区)までは、洋光台の市街地開発対象エリアに含まれていた。
 


青掛の部分が、洋光台土地区画整理事業の対象地域(
横浜市行政地図情報提供システムより)

 
つまり、道幅の違いは「道路建設時期の違い」「広い道路は土地区画整理で拡幅が広い道が作られた」ということになる。
 


市道の両脇は丘になっている

 
道幅が違う行政上の理由はわかったが、その根底にはもともとの土地の特性もあるのではないだろうか。もう少し「広い道が作れた洋光台側」と「狭い道が残った笹下側」について調査してみることにした。
すると、どうやらその理由にも関わりそうな、笹下に存在していた「幻の城」の存在に行きついた。