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新横浜ラーメン博物館・平成最後の新店「八ちゃんラーメン」とは?

新横浜ラーメン博物館・平成最後の新店「八ちゃんラーメン」とは?

ココがキニナル!

新横浜ラーメン博物館に、25年説得してようやく誘致できた、博多の有名ラーメン店が入ったそうです。どんな美味しさなのか気になります(ハムエッグさん)

はまれぽ調査結果!

新横浜ラーメン博物館がオープン以来口説き続けてきた店は、博多の有名ラーメン店「八ちゃんラーメン」。誘致成功の背景には「新横浜ラーメン博物館」の一途なラーメン愛があった!

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ライター:のなかあき子

フードテーマパークの先駆け的存在、新横浜ラーメン博物館(以下=ラー博)。今年開業25年を迎えたラー博に、オープン当初から口説き続けてきた新店がオープンしたという。25周年&改元というめでたい年に誘致に成功したのは、一体どんなラーメン店なのか?そして決め手となった口説き文句とは?
 


日本各地の人気ご当地ラーメンを昭和30年代の街でいただけるコンセプトは今も斬新!(前記事より)

 
 
 

新横浜ラブストーリー
 
ラー博が25年という歳月をかけて口説き続け、成就した恋。これはまさに新横浜ラブストーリー。一途に愛されたお相手は一体どこの誰なのか。愛の軌跡を伺いに新横浜へと向かった。
 


25年愛の舞台にやってきた

 
「新横浜ラーメン博物館」の開館は1994(平成6)年。今年、改元の節目で25周年を迎えた。その歴史については2013(平成25)年の記事をご参照いただきたい。あれ〜、もう6年も前の記事だよ!

 
今さらながら?年パス事情から最新店まで!新横浜ラーメン博物館の魅力再発見!
 
今回お話を伺うのは、以前もご登場いただいた瀧上正樹(たきがみ・まさき)さん。
この記事中で瀧上さんが語っている「20年以上口説いている店があるんです」という言葉にご注目。
 


前回登場時は怪しい仮面で登場。キャラ立ちすぎ、テンション高すぎの瀧上さん(過去記事より)

 
投稿が正しければ、前回の取材当時はまだ片思いだった店を、2019年の今年、ついに誘致することができたということになる。
まずは四半世紀をかけて実ったラーメンラブストーリーを聞かせていただくことに!
 
 
 

仮面ではなく、ラーメン・ネクタイで登場!


 


ラーメンダンディズム!

 
じゃーん! 6年ぶりに瀧上さん登場! 
あれっ?今回はアイマスク姿ではなく、素顔での登場・・・どういうこと!?と伺えば「あの時は広報担当だったんですけど、営業戦略に異動になりまして」
確かに営業戦略の方があのマスクでは何か狂気じみた会社みたいに思われそうだ。
しかしそこは瀧上さん!ジャケットの下にさりげなく仕込まれた「ラーメンネクタイ」が、もう常人ではない。そこを指摘すると
「おっ、気づいていただけてよかった〜」
と、うれしそうだ!
 
ココからは極秘ネタなので、ラー博の中で普段は開放していない、秘密の部屋「クラブノアノア」でお話を伺うことに。ムーディー!
 


ラー博のどこにあるか探してみよう!

 
ラー博開業前から、そのお相手はターゲットに入っていたという。
「『地元に根付き、長い間支持され、いまなお繁盛している』という基準で誘致する店を探していました。今回誘致した店はズバリそれ。夜の21時〜深夜2時半というハードルが高い営業時間にもかかわらず、行列ができ、地元の人に愛されている店なんです」と瀧上さん。
ご当地ラーメンであり、ラーメン好きに「よくぞ口説いた、さすがラー博!」と言われることを無類の喜びにしているラー博にとって、まさしく理想の人!
しかし、開業前のラー博誘致部隊は告白するも、あえなく断られてしまった。
その店は夫婦だけで営業し、支店も出さず取材もNGの店。開業前でまだ実態のないラー博に出店しませんかって言われても・・・まあ、普通はOKしないよな・・・(笑)。
 
「横浜にラーメン博物館できます、ぜひ入ってくださいって、言ったって、まあ詐欺師だと思いますよね(笑)!当時は類似の施設もなかったし。で、そこから誘致交渉の模索を始めました」
 
 
 

ラー博に学ぶ恋愛術


 
告ってフラれて諦めるのではなく、そこが出発点となる。これぞラー博流恋愛術。福岡方面に行くときは、必ず顔を出してラーメンを食べに行くようにした。地道なアプローチが始まったのだ。
「人間関係と同じで、出店交渉も過ごす時間より回数が重要です。2時間思いっきり飲むよりも、1日5分話す方が人の距離は縮まります。あっ、また来たな、と思ってもらえるペースで通いました」
 


愛の軌跡について語る瀧上さん

 
その関係を続けること、なんと20年。そしてはまれぽの前回取材の翌年、2014(平成26)年についに転機が訪れた!
「先代が引退して、息子さんが継いでいたんです」
2012(平成24)年に代替わりし、二代目による新体制になっていた。これはチャンスかもしれない。そこから二代目との新しい関係性作りがスタートした。何度か足を運ぶうちに、新横浜の視察に応じてくれるまでに距離は縮まった。20年目の急展開だ。
 


ラーメンラブストーリー、映像化を希望!

 
「決定的な口説き文句はないんですが・・・縁を結んでくれたのは今年日本で開催されるラグビーW杯、そして来年の東京五輪ですね。『一緒に盛り上がろう』という思いが一致して、出店していただけることになりました。ラー博側の思いは変わっていませんから、お相手側が変化したんです」
代替わりし、従業員も増えて「何か新しい取り組みをしてみよう」と思っていた店舗側。ラー博の一途な思いを受け止めて、準備期間を経て、25年目の3月6日の開館記念日に新横浜店がオープンした。25年愛が成就した記念すべき日だ。
「思いを伝え続けることは重要です!」
 
その店の名は、1968(昭和43)年創業の博多・薬院「八ちゃんラーメン」。通のラーメンファンなら「よくぞあの店を!」と唸る名店だという。