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スタイリッシュな雰囲気の「ウインズ新横浜」、若い来場者はいるのか?

ココがキニナル!

ウインズ新横浜ってどんなところなんですか?ホームページを見るとスタイリッシュで新しい感じですが、競馬の日に若い人はたくさん来るの?(がこさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

ファミリーや学生グループの利用もあるが、若い世代の利用は1割程度。どんな人でも楽しめる工夫がなされているため、他のウインズよりは多い模様。

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ライター:河野 哲弥

アクティブなイメージがある新横浜



新横浜というと、「横浜アリーナ」や「日産スタジアム」などの大型レジャー施設が連想される。
ラーメン好きな人なら、「新横浜ラーメン博物館」も外せないだろう。

今回の投稿があった「ウインズ新横浜」は、そんな街に、平成20年の6月にオープンした。

 


「ウインズ新横浜」外観、当日はあいにくの雨模様となった


この「ウインズ」とは、日本中央競馬会(JRA)が運営する、全国に40カ所以上展開する場外勝馬投票券発売所のこと。
通称、場外馬券売り場とも呼ばれており、わざわざ競馬場まで行かなくても「馬券」を購入できる施設で、主に遠方の競馬ファンなどに親しまれているようだ。

馬券はマークシート方式のカードを使って購入する。1着馬を当てる「単勝」から、着順に関係なく3着までの馬の組み合わせを当てる「3連複」など、その購入の方法は多岐に渡る。

一見難しそうな競馬だが、はたして「ウインズ新横浜」の若者の利用は多いのだろうか。




女性や若い人にも入りやすい、明るくてキレイな施設

対応いただいたのは、同事業所の副所長を務める佐藤さん。
まずは若い人を「20代から30代前半」と定義し、その来場者の割合を伺った。

 


各地の事業所を転任してきたという、佐藤さん


すると「ウインズ新横浜」では、来場者の年齢などは、特に調査していないそうだ。
従って、見た範囲での話になってしまうのだが、やはり50代以上の男性がメインであるらしい。

若い人たちの割合は、だいたい1割程度といったところらしい。しかし、各地のウインズ事情を知る佐藤さんからすれば、これでも「若い人の比率は多い方なのでは」とのこと。

 


2~5Fの一般フロアの様子(画像提供: JRA)


その理由として土地柄はもちろんだが、同施設では若い世代でも来場しやすい工夫を随所に凝らしているという。その一例として、床に落ちている競馬新聞や外れ馬券などは、すぐさま係員が拾うように努めているそうだ。こうすることにより、逆に、ゴミなどを捨てにくくし、若い人でも足を運びやすい環境を維持していることが特徴的。

館内は原則撮影禁止のため、上記画像はリリース用のものだが、施設内はまさにこんな感じだった。都心の某ウインズに見られるような、
外れ馬券と新聞が散乱しているような姿は見られず、清潔感にあふれている。

他にも、さまざまな客層に対応するため、フロアごとに特色を持たせているらしい。
では、それぞれどんな様子なのか、佐藤さんに案内してもらおう。



今や馬券購入はキャッシュレスの時代



同施設は地上8階・地下3階建てで、このうち一般客が利用できるのは、7FからB2Fまでとなっている。

その7Fにあるのが、「エクセルフロア(ハイグレードタイプ)」という指定席。
利用料金は一日2,500円だが、大きなレースのあるときには、開館と同時に売り切れてしまうこともあるそうだ。

 


「エクセルフロア(ハイグレードタイプ)」の様子(画像提供: JRA)
 

取材当日も、午前中に売り切れていた(撮影許可済み・以下当日撮影のもの同)


どうやら、その人気の秘密は、ウインズでは初の施設「i-Seat」と呼ばれる投票システムのようだ。

これは、その場からタッチパネルを利用して馬券購入ができるというもの。

また、プリペイドカードの一種を使うので、キャッシュレスという手軽さも便利なポイント。レースが当たった場合は、配当金は自動的に加算されるので、いちいち席を立つ必要がない。

万が一、カードの残高がなくなってしまったときには、専用の入金機でチャージする。
また、カード残高が残っている場合は、同じ機械を利用して精算することが可能。

レースごとに馬券を購入する為に窓口へ済むので、腰を落ち着けてじっくり検討したいヘビーユーザーには、うれしい仕組みではないだろうか。また、ソフトドリンクや、新聞・雑誌などの閲覧も、無料となっている。