横浜DeNAベイスターズ 乙坂智選手を徹底解剖!
ココがキニナル!
横浜高校からドラフト5位で入団した地元の期待の星、乙坂智選手ってどんな人?
ライター:山口 愛愛
ベイスターズファンから選手へ・・・。ファンとしてハマスタのスタンドで応援していた乙坂少年は、横浜高校のキャプテンとして甲子園の舞台を経験し、憧れのプロの世界、横浜DeNAベイスターズへ入団。地元の期待を背負い、巧みなバッティングと俊足、そして甘いルックスでファンを魅了していくことだろう。ハマのニュースターの素顔に迫る!
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夢の続きを見させてくれた、ベイスターズに恩返ししたい
―野球を始めたきっかけは?
地域の少年野球をお兄ちゃんや友達がやっていたので、誘われて。小学生の頃はセカンドでした。足の速さでは、小、中学と負けたことがなかったですね。
―小学生から始めた野球。横浜高校に入り、意識が変わったことはありましたか?
中学のときは「やらされている感」があって・・・。でも横浜高校を選んで野球をやることを決めたからには、一生懸命やろうと切り替えました。渡辺監督に「一流選手の前に一流の人間でなくてはならない」と教えられたことも大きかったです。
―高校の野球部での思い出は?智弁学園戦(3年最後の甲子園)で負けてしまったときの涙が印象的でしたが・・・。(2回戦でサヨナラ勝ちをし、3回戦では9回に逆転され敗退)
練習はきつくてつらかったけど、みんなで1つの目標に向かった3年間、楽しかったです。1試合ごと全力でいくので、油断しているわけではないけど、甲子園では負ける気がしなかった。最後は悔しかったけど、やり切ったのでスッキリした気持ちでした。
監督に「弱いチームでもここまで来れる」と言われ、試合に負けた後に「これが人生だ」とも言われたので、人生のいい勉強になりました。
アメリカ人の父を持つ乙坂選手のルックスはモデルのよう
―横浜高校でもベイスターズでも先輩にあたる、筒香選手とはどんな仲ですか?
(筒香選手は、乙坂選手が1年生のときの3年生のキャプテン)
キャプテンとして引っ張ってくれ、野球はもちろん、1人の人間として尊敬しています。選抜大会で負けた後に、「謙虚さを失ったら、伸びない」と教えられました。休みの日に一緒に横須賀へ買い物に行ったり、ごはんを食べたり、よき先輩です。
―ハマスタで応援するぐらいのベイスターズファンと聞きますが、思い出の試合は?どの選手のファンでしたか?
筒香さんの135m弾!あのとき、スタンドにいたんですよ。(記者もいました!)10人で観に行って、あの特大ホームランはすごい盛り上がりましたね。
小学生の頃は石井琢朗さんが好きでした。あと金城さん。リストバンド買いましたもん(笑)
―プロ志望はいつ頃から持っていたんですか?
憧れはずっとあって、高校3年の春にプロにいこうと決意したのに、両親に大学に行った方がいいと反対されて、家出しました(笑)
その後、監督とも何回も話合ってから決めました。1日中、野球だけをやりたかったから、大学とかは違うと思ったんですよね。純粋にプロ野球選手になりたかったです。
高校3年生のときに、プロ志望届けを出したことを振り返る
―ドラフトでベイスターズから指名されたときの気持ちは?
チームを選べるような身分ではないですけど、やっぱり、ずっと見てきたベイスターズに入りたくて、声を掛けてもらえたので、本当に嬉しかったです。夢の続きを見ることができ、感謝していますし、早く恩返ししたい気持ちでいっぱいです。
―キャンプで先輩方に会いますが、しゃべってみたい選手は?
ラミちゃん!(笑)人がよさそうだから(笑)
―プロで対戦してみたい投手はいますか?
ファルケンボーグ(ソフトバンクホークス)!あの角度(2mの身長から繰り出す角度のある速球が武器)のボールを打ってみたいっす。
あと浅尾選手(中日ドラゴンズ)。毎日のように登板しても、点を取られないピッチングはすごい。対戦してみたいです。
―目標にしている選手やプレーはありますか?
中島裕之選手(西武ライオンズ)の右方向への強い打球、あと髙橋由伸選手のバッティングフォーム。フォームというか動きすべてが美しいと思います。
ベイスターズでは金城さんの捕ってから投げるまでの速いスピード、筒香さんの長打力のあるバッティング、荒波さんの足とか、たくさんあります。
プロのユニフォームに初めて袖を通した新ユニフォームお披露目イベント。
―しっかりプレーを見て分析しているんですね。外野手として注目していた選手は?
イチローさんや新庄さんですね。上手いし、魅せるプレーに憧れます。
―乙坂さんの野球スタイルやアピールポイントは?
アベレージバッターとかホームランバッターとかは、見ている人が思うことなので、どんな枠にもくくられずに、何でも貪欲に挑みたいです。次の塁を積極的に狙う走塁は高校で教え込まれているので、生かしたいです。3割打てばいいのではなく、ここぞというときに打てる、チャンスに強いバッターを目指しています。
―ファンからどんな愛称で呼ばれたいですか?
すでにファンの方から「乙ちゃん」って呼ばれてますけど。(照れ笑い)親近感がわいていいとおもいます。
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