「立派な塔」。この言葉を聞いて何を連想するか。塔。塔・・・。
数多のアニメやゲームのモチーフとなっている「バベルの塔」や「ドラゴンボールZ」に登場する猫の仙人が住んでいる「カリン塔」のような、ファンタジー臭が漂うものが絵に浮かぶ。

バベルの塔

風の噂では「塔」のビジュアルに精通した愛好家もいるらしい。彼らはパリの「エッフェル塔」や「東京タワー」に始まり、各地の仏舎利塔、給水塔などの写真を撮り、コレクションをしている。どうやら「塔」のビジュアルは一部の人々の心をわしづかみにしているようだ。

編集部に寄せられたキニナル「三ツ池公園側にある立派な塔」について正体を探るべく現地へ向かうことにする。

「三ツ池公園の側」ということは三ツ池公園が敷地を管理しているのか・・・。そしてどんな役割を果たしているのか・・・。

赤と白の塔

JR新横浜駅から、鶴見西口行きのバスに20分程乗り、「三ツ池公園北門」で下車。
バスを降り、うーん、と伸びをした瞬間・・・眼前に塔のお目見え。今回のキニナル対象である「塔」は送電線がないので、おそらく「電波塔」だろう。
　

バスを降りてすぐ発見

赤と白の2色からなるその塔は、東京タワーを華奢にしたような出で立ち。これは確かに立派な塔。と息をのむほどの存在感がある。周辺の街並みに背の低い建物が多いせいか、圧倒的に突出している。

5分ほど歩くと三ツ池公園に到着。
　

三ツ池公園北門から眺める塔。立派
　

公園内から眺める塔。ご立派
　

公園内別アングル

近くで見るべく公園に向かい、さらに塔の近くまで歩みを進めた。周辺にはきちんと手入れされている小さな畑がある。
　

根菜らしきものが植えられていた
　

畑のすぐ近くにそびえ立つ塔

迫力に圧倒される。赤と白のヴィヴィッドなカラー。午後のうららかな日差しを浴びた淡い色合いと、自然とのコントラストに、どこか胸のすくような気持ちになった。
　　
ここで、この塔について公園を利用している方々はどういう印象を持っているのか、公園内に戻って聞いてみることに。
　

取材に協力してくれたお洒落マダムのお三方

お三方とも「とにかく目立つ塔ですよね」とのご回答。

ちなみに、あの塔を何と呼んでいるのか、と聞くと「確か三ツ池タワーですよね」「うちの子どもたちがそう呼んでいましたよ」とのこと。どうやら地元民ならではの呼び名があるようだ。
　

キミは三ツ池タワー？

塔の迫力や存在感、愛称も確認したところで、公園内にある事務局の方々に塔の正体を聞くことにした。