横浜港死体遺棄事件、元警察官である容疑者の人物像とは?
ココがキニナル!
昨年、横浜港で発見された死体遺棄事件の容疑者が元警察官だったようですが、どんな人だったのでしょうか?
はまれぽ調査結果!
母親いわく、真面目でとても女性に手をあげるような人ではないとのことでした。
ライター:はまれぽ編集部
2010年10月、横浜市中区新山下3丁目の岸壁近くで、女性の足首が見つかった死体遺棄事件で、神奈川県警は、女性の夫で元神奈川県警の警察官の男を4日、逮捕した。
死体遺棄の疑いで逮捕されたのは、元神奈川県警警部補でトラック運転手の山口英男容疑者(50)。
山口容疑者は2010年9月2日、妻で飲食店経営の趙永珠(チョウ・ヨンジュ)さん(当時41)の両足首を、袋に入れて南区内の中村川に遺棄した疑い。
新山下3丁目の岸壁近くで遺体の一部が発見された
調べに対して、山口容疑者は「遺体をバラバラにして捨てた」と容疑を認めているという。
また「自分が殺した」などとも話しているということで、警察は今後、殺人についても追及する方針。
趙さんは同年9月1日から、自身が経営する店に出勤せず行方がわからなくなり、山口容疑者は2日後に県警に捜索願を出していたようだ。
容疑者である山口氏はなぜこのような事件を引き起こしたのだろうか。
警部補というキャリアを捨てた理由とは?
我々は山口容疑者の人物像を探るべく、現地へ向かった。
誰もが口をそろえて知らないという
まずは報道にて掲載されていた、藤沢市片瀬4丁目にて聞き込み調査を行った。
しかし近隣住民いわく、山口容疑者が現住所に住んでいることを知らないばかりか、山口家に子どもがいたことも知らないという。
聞き込みを続けるものの、答えは全て同じだった
他にも色々聞き込みを続けたが、誰もが口をそろえて知らないようだ。
憔悴した母親が語る容疑者の人物象とは
山口容疑者の実家のようだが・・・
続いて我々は山口容疑者の母親にインタビューを試みた。
同容疑者は幸署生活安全課に勤務していた2004年9月に趙さんと結婚。
同年12月に趙さんが入管難民法違反容疑で書類送検された際に、山口容疑者は不法滞在と知りつつ結婚していたことが判明し、依願退職。その後、いくつか転職し、現在の運送業に就いたという。
なお、容疑者は過去に2度再婚しており、被害者の趙さんとは3度目の結婚とのこと。
母親いわく、最初の妻であるMさん、2人目のTさんともに手をあげたことやトラブルがあったことは聞いたことがないとのこと。運送会社にも真面目に勤め、土日などは電車が混むから、と1時間半前には家を出て職場に向かっていたという。
どうしてこんなことに・・・と肩を落としていた
事件発生以降はMさん宅へ転がりこんでいたらしく、実家には月に2~3回顔を出すだけで住んでいない。また、山口容疑者と趙さんとの間には金銭関係のトラブルがあったとの情報があるようだが、母親は知らないようだ。
神奈川県警に確認をしてみたが現在、捜査中とのことでこれ以上の進展は今のところないとのこと。
取材を終えて
容疑者本人の人物像はある程度把握できた。
しかし、なぜ今回のような事件が起きたのか。
趙さんが不法滞在と知っている上で婚約をし、その結果警察を退職することになったほど、妻のことを愛していたのではないのだろうか。
我々は今後ともこの事件を追っていく次第だ。
―終わり―
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