最下位からの巻き返しへ! 横浜DeNAベイスターズに入団が決まった久保裕也投手と白根尚貴選手の入団会見の様子をレポート!
ココがキニナル!
読売ジャイアンツと福岡ソフトバンクホークスから退団し、横浜DeNAベイスターズに入団が決まった久保裕也投手、白根尚貴選手の入団会見の様子がキニナル(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
久保投手は「常に全力で」、白根選手は「新天地で1日でも早く活躍できるようアピールしたい」と抱負、高田繁GMも期待
ライター:はまれぽ編集部
何試合でも投げる!
横浜DeNAベイスターズは、今シーズン限りでそれぞれ読売ジャイアンツと福岡ソフトバンクホークスを退団した久保裕也(くぼ・ゆうや)投手(35歳)、白根尚貴(しらね・なおき)選手(22歳)を獲得。2015(平成27)年11月26日、高田繁(たかだ・しげる)ゼネラルマネジャー(GM)同席のもと、横浜市内の球団事務所で入団会見を行った。
高田GM(右)とともに会見に臨んだ久保投手
久保投手は東海大学から2002(平成14)年のドラフト自由枠で読売ジャイアンツに入団。先発、リリーフ、抑えとすべてのポジションをこなした。
プロ13年間の成績は418試合に登板し、47勝35敗101ホールド、36セーブの成績を上げたが、ここ2年はけがの影響もあって思うような結果を残せず、戦力外となった。
「入団が決まり、ほっとしている」と久保投手
久保投手について、高田GMは「ここ数年はけがの影響もあったが、これだけの実績がある投手。勝ち試合の7回か8回を任せたい」と、早くも“勝利の方程式”の一角として期待。
久保投手も「投げさせてもらえるなら何試合でも投げる。そのために結果を出し続ける。自分の持っているものをすべて出し切りたい」と話した。
「拾ってもらった恩を返したい」と並々ならぬ決意の久保投手
「環境が変わるし、自分も変わらなければならない」という久保投手の背番号は「00」に決まった。1年契約で、年棒は1500万円(推定)。久保投手は「35歳だけど、DeNAベイスターズ1年目の新人という気持ちで頑張りたい」と語った。
高田GMも期待を寄せる
また、久保投手に先だって、白根選手の会見も同日、球団事務所で開かれた。白根選手も1年契約で年棒は450万円(推定)。背番号は「60」。
白根選手は2011(平成23)年にドラフト4位でホークスに入団したものの、けがの影響などもあり、今季は育成選手としてプレーした。来季もホークスから育成選手としての契約を提示されたが、熟考の末、これを拒否。トライアウトを経て、支配下登録選手としての契約を勝ち取った。
白根選手も第一声は「ほっとしている」
白根選手について高田GMは「正直なところ、トライアウトから選手を取るつもりはなかった」と告白。それでも「右バッターで、あのスイングを見たら戦力になると判断した」と話し「うちは右の代打の層が薄い。若いし、十分にチャンスはある」と奮起を促した。
これに対し、白根選手は「一度は野球選手として滅びた身。感謝をしながら、持ち味である打撃をアピールしていきたい」と話した。
島根・開成高校出身の白根選手だが、高校の先輩にチームで主軸を任される梶谷隆幸(かじたに・たかゆき)選手がおり、梶谷選手からは「何かの縁だし、一緒に頑張ろう」と声をかけてもらったという。
「持ち味をアピールしていきたい」と意気込む白根選手
憧れ(?)のユニホームにそでを通して、戦闘モード!
取材を終えて
今季は最下位に沈んだDeNAベイスターズ。打撃はリーグ屈指の破壊力を誇ったが、投手陣が崩れるケースが多かった。
そういう意味では久保投手にかかる期待は大きい。また、高校時代に「島根のジャイアン」として甲子園を沸かせた白根投手もまだ22歳。大きく化ける可能性は十分だ。
来季こそ悲願のクライマックス・シリーズ、さらにはその先のリーグ優勝・日本一に向けた戦いが始まっている。
―終わり―
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