横浜市内のオレオレ詐欺の被害状況はどれくらい?
ココがキニナル!
最近、横浜市内で急増しているオレオレ詐欺ですが、横浜市内でどれくらい被害を受けているのでしょうか?ぜひ取材してください!(ワタシハマボロシさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
平成25年1~9月の段階でオレオレ詐欺による被害総額は12億200万円(350件)。昨年と比較して、件数・金額ともに倍近くとなり、その手口も巧妙化している。
ライター:はまれぽ編集部
振り込まない「オレオレ詐欺」。その巧妙な手口は?
被害者は主に70~80代の女性高齢者。「オレオレ詐欺」の犯行手口として、前述でも述べた「振り込み型」から直接現金やカードを受け取る「現金手交型」が主流となり、犯行の9割を占めているという。
以前はATMへ振り込ませる手法だったが・・・
時と場合によるが、この犯行の特徴は、まず被害者に電話をかける役の「架け子」、現金を受け取る役の「受け子」、そして現地で警察などが来ないか監視する「見張り・監視役」と組織化しているのだとか。
まず「架け子」が高齢者宅などの対象者に息子や孫のフリをして非通知設定で電話をかけ、「会社の小切手が入っているかばんを無くした」などの理由をつけて金を用意させる。その後、「現地には代理人が行くので、現金はその人に渡してほしい」としたうえで、指定した場所へ現金を持ってくるように指示。
巧妙な話術で相手を騙す
現地には「受け子」が待機し、その少し離れた場所では「見張り・監視役」が警察が来ないように見張りながら、「受け子」に指示を出すという。そして実際に現地に現れた被害者から現金を受け取るのだそう。
現金を受け取るのは街中や金融機関前など、いろいろなケースがあるそうだ
どんな防止策があるのか
犯行グループは被害者の心情を上手く操ったうえで犯行におよぶわけだが、では防止策としてどのようなことを行えばいいのだろうか。
担当者いわく、「もし息子や孫を語る人から相談の電話を受け取っても、会話が終わったら一呼吸おいて『再確認』をしてほしい」とのこと。そのうえで、身内などに連絡をしたうえで、電話の内容が事実かどうかを確かめることが防止の一番のポイントだそうだ。
高齢者は特に注意してほしいとのこと
また、電話を留守電にし、メッセージを残した人のみ返事を返すことも効果的だという。なぜなら犯行グループは足を残すことを嫌うために、留守電にはなにも残さないからだ。
もし事件に遭遇したら110番まで連絡してほしいとのことだ。
取材を終えて
最後に県警を通じて被害者の声を伺ったところ、「(オレオレ)詐欺があるのは知っていたが、まさか自分が被害に遭うとは思わなかった」という声を拾うことができた。
この言葉から分かるとおり、いつ自分が被害に遭うか分からない。そんな時のために、自分だけでなく周りの方にもこの事実を周知させ、未然に犯罪を防ぐことが必要ではなかろうか。
横浜市の振り込め詐欺啓発チラシ
<pdfファイルはこちらから>
現在、神奈川県警では横浜市と合同で、青色防犯灯装着車によるパトロールで拡声器を使った啓発活動や啓発イベントなどを随時実施しており、横浜市のホームページ上でも市民に対して「振り込め詐欺」への注意喚起を行っている。
もし被害に遭った方が身の周りにいたら泣き寝入りせずに、必ず県警もしくは市の地域防犯支援課などに相談してほしい。
―終わり―
神奈川県警察
http://www.police.pref.kanagawa.jp/
横浜市市民局地域防犯支援課ホームページ
http://www.city.yokohama.lg.jp/shimin/bouhan/
各区の取組について
http://www.city.yokohama.lg.jp/shimin/bouhan/safety/ward0.html
さぶさぶろーさん
2013年11月10日 21時57分
振り込め詐欺は憎むべき犯罪ですが、それだけ高齢者が金持ってると言うことなんですね・・・。仮に私がこの詐欺に引っ掛かったとしても、100万も払えません。
sakuyamaさん
2013年11月10日 20時37分
いつも交番の前を通ると、被害件数のハイスピードな増加が気になっています。
rerereさん
2013年11月10日 12時01分
件数と額が多すぎる。「市内各地では1日に約1.3件、金額は440万円相当」。。。 神奈川県警もっとがんばって。