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南区中村町にある取材拒否のスーパーディープな「三吉橋フライ」とは!?

ココがキニナル!

南区中村町にあるスーパーディープな串揚げ屋さん「三吉橋フライ」を調査してきて!(横浜泥酔男さん)

はまれぽ調査結果!

「三吉橋フライ屋」は少々ディープな雰囲気なので一見では入りにくいが、とびきり安くて美味くて、店主やお客さんもフレンドリーな心地よい店だった!

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ライター:吉田 忍

屋台をもらったことがきっかけでできた店



「ここをはじめたのは2001(平成13)年だから12年前だね。生まれたのは磯子。このあたりには結婚してから住むようになった。だから、今じゃ磯子よりこっちに住んだ期間のが長くなっているね」
 


キスのフライ、ふたつで100円


「中学を卒業してすぐ鳶(とび)になって、20代は人をまとめてやっていたんだけど、ある時、友達が軽トラの屋台をくれたんだよね。それで、面白いからふざけて屋台出して遊んでたの。そしたら無届けでやっちゃダメだって警察に怒られちゃった。その時、たまたま自宅の近所のココが空いていたんだよ」
 


ふざけて屋台やってたら怒られちゃった


「それでその軽トラ屋台を店の中に突っ込んで営業をはじめたんだ。最初は片手間にやっていたんだけど、けっこう忙しくなって、店だけやるようになったんだ。市場に行って仕入れて、仕込みして、営業して片付けてってなると、ほかのことをする暇はないね。友達は昼間仕事だから遊ぶわけにもいかないし」
 


「ハムカツ」と「イカフライ」。もちろん、どちらも100円


「屋台を突っ込んで店をやっていたんだけど、『屋台がなかったらもっと入れるのに』ってお客さんに言われて、そしたら大工さんのお客さんが『じゃぁ、俺がやってあげるよ』ってカウンターとかタダで作ってくれた」

そう話す次郎さんからは、人柄の良さが伺える。

その後も、「今日の売り上げで明日椅子を1つ買おう」っていう感じで少しずつ店としての体裁を整えていった。

「最初は冷蔵庫すらなかったんだよ。まとまったお金はなかったから、本当に少しずつちゃんとした店になっていったっていう感じだね」
 


「ゴマキュウリ(200円)」。パリパリで旨い。量もたっぷり

 


地元で愛される味と安さの秘密



「なんせ最初は水道すらなかった店だから。箱だけ借りたっていう感じだね。今もふざけた店なんだよ、インチキフライ屋」
 


次郎さんの口癖は「ふざけた○○」


インチキという割にはなかなか美味い。いや、かなり美味い。

「ウチのフライはパン粉が細かいんだ。いっぱい食べてほしいから。ソースは中濃とウスターを混ぜているんだよ」

「秘伝のブレンドですか?」

「そんなんじゃないよ、ただばぁっと混ぜているだけだよ」

「薄いパリッとした衣にぴったりでおいしいですよ」

「そりゃよかった。揚げたてはなんでもおいしいよね。でもね、ウチのフライは冷めたらまずいよ。衣が薄いから冷めると油が回ってしんなりしちゃうんだ。だからお土産はやってないの。揚げたてを食べてね」
 


ティッシュの代わりにトイレットペーパー


「しかし、この安さは強烈ですね」と伺うと、

「このあたりは角打ちっていう立ち飲みできる酒屋が多いんだ。酒屋で出す酒は原価でしょ? 安くしなくちゃやっていけないよね。こっちも、ふざけて遊びでやっている店だからいいやって安くしちゃった。
最初はさ、この値段でやるっていうのをみんなに『バカじゃない!』って言われたよ。でも、まぁいいや食べていければって思って、それでやってきちゃった」

「ふざけて遊びでやった店だから、料理もはじめてだった。フライは好きだったっていうのもあるけど簡単でしょ? 店を始めたころは、なんせ料理経験もないからお客さんに『ふざけたものを出すな』なんて怒られたこともあったよ。『いい店に行って勉強してこい』って。実際、いくつもおいしいっていう評判の店に行ってみて、確かに美味しかったけど、ウチはさ、ふざけた店だからそんなにこだわんないで気楽でもいいかなって」
 


会話が楽しい「ふざけた店?」の次郎さん

 


取材を終えて



確かに少々ディープで一見では入りにくさを感じる店だが、とびきり安くて美味くて、店主の次郎さんやお客さんもフレンドリーな心地よい店だった。フライに衣はつきものだが、歯には衣を着せない次郎さんの愉快な話に酒が進んだ。

お客さんは近隣の比較的高齢の男性が多いようだ。
取材中に来店してきたお客さんたちが「次郎ちゃん」と親しげに話しかける。次郎さんはそんなお客さんの間をごく自然に取り持って、気が付くとお店にいる人間全員が話に参加している。

「ふざけた」が口癖の次郎さんだが、店の休みはない(日曜日のみ奥さんがやっている)。
実はとても真面目なのだが、シャイなのと、お客さんが気楽に過ごせるようにと心遣いをしているのだと感じた。
 


ふざけたマークが描かれたトイレ



― 終わり ―
 
三吉橋フライ
住所/横浜市南区中村町3-188-14
電話/なし
営業時間/夕方5時~深夜1時か2時くらいまで
定休日/なし
 

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  • 懐かしいな~。社長が元気そうだ良かった。本当に気さくな人なんですよね、社長は。

  • キタナシュランは断ったのに、吉田類の酒場放浪記はどうして承諾したのかキニナル… http://www.bs-tbs.co.jp/sakaba/shop/622.html

  • 記事ありがとうございました。相当笑わせていただきました。再来週から黄金町に引越しするのでディープな横浜巡り、はまれぽ参考に楽しみたいと思います☆彡

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