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300円定食から弁当、朝飲みできる店まで! ライター松宮が寿町ドヤ街グルメ事情を突撃レポート!

ココがキニナル!

寿町は日本三大ドヤ街で有名ですが、飲食店やスナックなんかも結構目にします。格安定食屋もあるとか…ドヤ街グルメ&夜遊び事情がキニナル!!(むらさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

朝から飲めるマルキン商店、300円定食アリのさなぎの食堂、450円の弁当を売るセイワンなど、家庭的でリーズナブルな飲食店があった!

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ライター:松宮 史佳

命をつなぐ街のお弁当屋さん「スーパーセイワン」



寿町職安前広場を通りかかる。広場では男性が数人ずつのグループに分かれて歓談中。ふと横を見ると・・・ネコを発見! 周囲の方々にネコの名前を尋ねると、「チビだよ」と答えてくれる。

 

名前は“チビ”だが、体は大きい
 

チビは多くの人からエサをもらうのか、栄養状態はよさそう。人懐こく、皆からかわいがられている。

と、先ほどネコの名前を教えてくれた男性に「いつもここで話しているのか」と尋ねる松宮。すると突然、「俺、生まれはこのすぐ近くなんだよ」と話し始める。寿町職安前広場の近くには幼稚園があるのだが、「そこ出身なの!」と男性。正直、どこまでが真実かわからない。しかし、男性は気さくにいろいろと話してくれる。

男性は60代半ばくらい。笑うと前歯が2本ないのが見える。糖尿病を患っているらしく、「昨日も倒れちゃったんだよ」と大量の薬を見せてくれる男性。ほかの人も高血圧など、何かしら病を抱えている様子だが・・・大丈夫なのかと心配になる。

「お大事に・・・」と言い、再び街へ。歩いていると、弁当屋が目に付く。周囲の聞き込みにより、“一番古い”という弁当屋に行ってみることに。

 

寿町で一番歴史があるという弁当屋「スーパーセイワン」
 

店主という男性に突撃で取材を申し込むと、「OK」との答え。よかった! 

店主の川合さんによると、「スーパーセイワン」は12年前に創業。10年ほど前、体が不自由な人や認知症で金銭管理ができない人などに弁当を届けたところ、評判に。以後、簡易宿泊所に住む利用者に弁当を届ける「配食」を行っているとのこと。弁当にはさまざまなおかずを入れ、「飽きないように」と工夫している。

 

肉や魚など、バラエティに富んだ「弁当(450円)」
 

寿町では体が不自由な高齢者が餓死することも多くある。だが配食を行うと利用者の異変に気づき、命を救うことができるのだ。同店が配食を開始して以来、「寿町には弁当屋が増えた」そう。

 

弁当は午前9時ごろから売り出し、2時間ほどで売り切れてしまうほどの人気
 

寿町に「なぜ弁当屋が多いのか」という理由を学んだ松宮。再び次の店を探す。



300円定食アリ! おいしくて格安な「さなぎの食堂」



お腹がいっぱいになったので、日をあらためて寿町へ。通りすがりのヘルパーさんに「おいしい定食屋さん」を尋ねると、「さなぎの食堂」と答えてくれる。早速行ってみることに。

 

「さなぎの食堂」外観(利用者の方が映り込まないよう、写真はすべて営業後に撮影)
 

時刻は正午。店内は年配の男性で混み合っている。責任者という男性に取材を申し込むと「いいですよ」との答え。頃合を見計らい、後でお話を伺うことに。

 

「さなぎの食堂」の責任者である岡野慶光(よしみつ)さん
 

「さなぎの食堂」は「NPO法人 さなぎ達」が運営している
 

「NPO法人 さなぎ達」が設立したきっかけは1983(昭和58)年に横浜で起きたホームレス襲撃事件。その後、有志で「路上生活者の現状を知ろう」と1984(昭和59)年に「木曜パトロール」を開始。2001(平成13)年、「木曜パトロール」の仲間が集まり、NPO法人を立ち上げた。現在、「NPO法人 さなぎ達」では、路上生活者と路上生活者となるおそれのある人々を対象とし、自立支援のサポートを行っている。

2002(平成14)年、「さなぎの食堂」は“あたたかい食事をリーズナブルに提供する”をコンセプトにオープン。岡野さんが同店に入ったのは、知人の紹介。「学生ボランティアとして参加していた」そう。

 

「元精肉店だった」という店には肉をつるすフックの跡が残っている
 

「学生ボランティアに参加したきっかけ」を岡野さんに尋ねる。すると、学生時代九州に友だちができ、「誘われて炊き出しに参加した」と岡野さん。だが、何もできず「食事を渡すのが精いっぱいだった」。心残りを感じていた2ヶ月後、「さなぎの食堂に参加しないか」と誘いがあったそうだ。

 

ふりがなが振られ、読みやすいよう工夫されている店内の掲示物
 

一度は辞めたものの、2009(平成21)年にアルバイトとして復帰。2012(平成24)年、同店の責任者に就任したという。

大阪にあるドヤ街「あいりん地区」で「ボランティアとして数週間活動していた」岡野さん。寿町との違いを伺うと「あいりん地区の広さは寿町の3~4倍ある」とのこと。また、寿町はネコが多いが、「あっちはナゼか犬が多い」らしい。“犬とネコ”とは対照的で興味深い。

 

食事が1回分お得になる「350円回数券(11食分:3500円)」
 

約12年もの間「さなぎの食堂」に携わってきた岡野さんに「ドヤ街の変化は?」と尋ねると、「お年寄りが増えましたね」とひと言。以前は肉体労働に従事する人が多く、「ライス大盛り」を注文する人が多かった。しかし、最近は「半ライスの人も増えた」と岡野さん。やはり「寿町はかなり高齢化が進んでいるんだな」と実感する。

 

「いんげんともやしのごま和え(80円)」などの小鉢もある
 

利用者の高齢化により「メニューも変化した」とのこと。揚げ物などの“ガッツリ系”から野菜や魚を入れたメニューに。

「さなぎの食堂」のメニューは「カレーライス」や「納豆定食」、「豚汁定食」は300円と格安だ。食材は1割ほどを寄附でまかない、残り9割は仕入れている。そのため、「経営は大変」らしい。消費税が上がる前は「ハンバーグ定食」や「アジフライ」も300円だった。しかし、増税後は非常に厳しくなってしまったため、「10品ほど泣く泣く値上げをしたんです」と岡野さん。だが、栄養バランスを考えながらもメニューを工夫し、「売り上げだけで店を営業している」。

 

定食はわずか300円からと格安! 一番高い「とんかつ定食」も450円なのだ!
 

「さなぎの食堂」の客層は「50代以上の男性が多い」。だが、「寿町で働くヘルパーさんや女性も来る」という。1日の客数は日にもよるが250人ほど。営業時間は午前10時から午後1時半。午後3時半から6時まで。利用者との何気ない会話から「メニューの好みを探っている」そうだ。



いよいよ実食!



迷った挙句、おいしそうなメニューの中から「日替わり(350円)」を選択。

 

今日の日替わりは「中華丼・味噌汁・きんぴら」
 

なんと! 「中華丼」にはうずらの卵が3つも!!! 味が濃く、卵の旨みが凝縮しているうずらの卵が大好きな松宮。思わず感激してしまう。しかも、エビやイカなどの魚介や赤&黄のパプリカも入っているとは! 

 

アツアツできたて!
 

・・・味はあっさりしており、上品。野菜もたっぷりだし、ヘルシーでうれしい。

 

味噌汁にもわかめがどっさり入っているのが好印象
 

「これで350円とは・・・」驚愕のクオリティー。午後のパワーをチャージし、店を後にした。



取材を終えて



寿町に行く前は「どうなることか」と不安だったが、実際に行ってみると危険なことはなかった。寿町ではかなり高齢化が進んでおり、街が変化しているのではという気がした。「マルキン商店」では軍手が置いてあったり、白いご飯やカレー、酒類が売れているのは寿町らしいと思った。「セイワン」が開始した“配食”も街の特徴が出ていた。「さなぎの食堂」では経営努力をし、格安であたたくおいしいものを提供している姿勢が印象に残った。

 

「セイワン」の「トンカツ弁当(450円)」はふっくらしたご飯が特に出色だった!
 

今回は朝から昼のグルメ事情をレポートした。次回は昼から夜の“寿町グルメ”や投稿にあった“夜遊び事情”についてレポートしたい。


―終わり―
 

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  • 一般市民が近づかない、こんな治安の最悪なところ紹介すんなよ。これ見て犯罪に巻き込まれたらどうするんだ?

  • チンコロやガタクル、アブレ、マンガ等寿語も独自の文化があって面白いですね。三大こじ○うどん行った?

  •  仕事で昼頃に行く事が多かったからあの時間帯の雰囲気はよく分かる。年寄りばかりでなんとも活気の無い街。

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