横浜から東京オリンピック目指せ!全国大会5連覇中の松本圭佑くん
ココがキニナル!
横浜在住で15歳のボクシング選手、松本圭佑くん。U-15日本チャンピオン4連覇、元フェザー級東洋太平洋王者のお父さんと東京五輪出場を目指してます。横浜から東京五輪メダリストが出るかも。(なお♂さん)
はまれぽ調査結果!
U‐15ボクシング全国大会で5連覇した松本圭佑君。トレーナーでもあるお父さんの弘司さんとともに目指すのは「東京オリンピック」出場!
ライター:三輪 大輔
松本圭佑くんの強さを体感!
とはいうものの、まだ15歳だ。「どれどれ、オジさんが練習の相手になってやろう」という感覚で、圭佑くんの実力がいかほどか体験してみることに。
お手並み拝見といきましょうか!
やる気満々でジャージを持参した筆者
まずはサンドバッグである。連打の練習の際に行う、サンドバックを後から支えるスタイルで、圭佑くんのパンチの威力を実感してみることにした。
「まずは軽くストレートでも」と弘司さんの指示で、圭佑くんがサンドバックに右ストレートを叩き込む。
さぁ、圭佑くん、遠慮せずに来るがいい!
ただ、その「軽く」が全く軽くない。
32年生きてきた自分の認識をどう組み合わせても、重たいものだ。
お分かりいただけるだろうか? このパンチのスピードを
その後も、何発も右ストレートを叩き込む圭佑くん。そのたびに、サンドバックは「ドスッ」という音を上げ、筆者の体に衝撃が伝わってくる。パンチもすごく早く、車が急スピードでスレスレを通過していくような怖さを感じる。
思い返せば、筆者が中学のころに続けたことといえば、『トゥナ○ト2』を欠かさずに見るくらいであった。欲望に溺れたサルと、自分を律して高みを目指す圭佑くんとでは、土俵が違いすぎる・・・。これ以上やったら、絶対ヤバイ、と感じたためサンドバックは一旦終了。しかし、ここで殿(編集部・小島)のテンションがあがり始めた。天下統一を目指して戦った、先祖代々の血が騒ぐのだろう(織田○成のそっくりさんなだけなんだが)。
「サル、次はこれじゃ!」といった気軽さで「これをやってみましょうよ!」とノリノリなのだ。その「これ」こそ、「ミット打ち」である。「いやいや殿、そろそろ練習の邪魔になるので・・・」と言おうとした瞬間、そのリクエストに気軽に応えてくれる松本さん親子。
・・・さぁ、やってみましょうか!
ミットの打たれ方を、弘司さんから入念に教わる
ミットを手に実際にはめてみると、思ったよりも薄い。「これじゃ身の安全は守れない」と思っているうちに「まずは軽めに右で打ってみようか」と弘司さん。こうしてミット打ちが始まった。
か、かる~くお願いします!
ただ、この軽めも全く軽くない。素手でキャッチボールをしている感じに近い。パンチの度に、じんわりとした痛みと痺れが広がる。ここで弘司さんから「じゃあ、ちょっと力をいれてみようか」と提案があった。圭佑くんが、それに応えて、先ほどよりもグッと踏み込んで一撃を打ち込んでくる。
ミットで感じた痛みは、一瞬のうちに全身を駆け巡る
圭佑くんの拳がミットに当たった瞬間「あっ、これヤバイやつだ・・・」とは感じた。
・・・だけど、もう遅い。
きっと、ダルビッシュ有の剛速球を素手で受けたら、こんな感じなんだろうな。
す、すいませんでした・・・
「まだ本気ではなかったんですけどね・・・」とフォローをしてくれる弘司さん。ナメ○ク星で、フリ○ザから「俺はその変身をあと二回残している 」って聞かされた時のクリ○ンは、こんな感じだったんだろうな。
「今のは痛かった・・・痛かったぞー!」と、隠されたパワーが目覚めて反撃を開始する・・・というような展開にはならず、呆気なく戦意喪失。圭佑くん、大好物の牛タンを、おごります! 調子に乗って、すいませんでした。
ただ殿(編集部・小島)は「試合もやっちゃいましょうよ!」と、マックスハイテンションで絡んでくる。いやいや、今の見てたでしょ・・・。圭佑くん、次に会ったときは彼をお願いします。
痛がる筆者のもとから、早速と去っていく松本さん親子
圭佑くんの練習内容は、ストレッチの後「シャドー」「サンドバック」「ミット打ち」「なわとび」「ルームランナー」といったメニューを行う。3分間練習を行い、1分間のインターバルの後、また3分間みっちりと体を動かす内容を繰り返すのだ。
ちなみに圭佑くんの1日のスケジュールは、朝起きてから、まずは登校前に30分のロードワークを行う。その後、午前8時半から、およそ午後3時半までは学校。午後4時半から午後6時半まで大橋ジムで練習を行い、帰宅後はお風呂と食事を済ませるといった生活らしい。そのため、いかに集中して練習を取り組み、成果を最大限に発揮させるかに主眼が置かれているそうだ。
たくさんのリクエストにお応えしていただき、ありがとうございました。はまれぽ編集部一同、応援しています!
親子での笑顔の一枚。今後の活躍も楽しみにしています!
取材を終えて
「ボクシングは嘘をつけないスポーツです。練習をしないと計量時に体重は減らないし、上を目指すなら練習しなければ勝てません」。インタビュー中に弘司さんから聞いた話である。敵に勝つ前に、まずは自分と対峙し、打ち勝っていくことが必要である。確かに、まるで人生のようだと思った。
松本圭佑くんは、かっこよすぎて、嫉妬さえ追いつかないような存在だった。東京オリンピックまであと5年。そのうち、3年は高校時代を過ごすことになる圭佑くん。きっと、まだまだ成長をし、その拳の先にある世界へ手が届くようになっているだろう。その活躍から、目が離せない。
―終わり―
KALMINさん
2015年02月24日 03時23分
身長が伸びてウェイトはジュニアミドルまで行っちゃうかも!と思いました。大物感あって応援したいですね。 フットボールの日本の代表選手と同じ名前もカッコよくて、将来楽しみです。 誘惑とかに負けず、頂点極めて長く維持できる選手に!
なお♂さん
2015年02月23日 12時50分
キニナルを取り上げていただき、すばらしい記事にして頂きありがとうございました。実は弘司さんとは再従兄弟にあたるのですが、なんだかんだで20年近く会えていなかったのでずっと陰ながら応援していました。あまり周囲が期待して余計なプレッシャーがかかってはとも思いましたがメンタルもしっかりしているようで本当に将来が楽しみです!
永田OLさん
2015年02月23日 10時33分
以前、テレ朝の「Get Sports」で取り上げられていたボクサーですね。非常に有望な選手ですので、将来が楽しみです。テレビでは磯子の火力発電所前の海のあたりをロードワークしている様子も取り上げられていました。