川崎大師の自動車交通安全祈祷が「インドっぽい」理由は?
ココがキニナル!
川崎大師の自動車交通安全祈祷殿は、なぜインドっぽい? 車と一緒にご祈祷が受るとき、車をお祓い棒?で撫でたりする?バイクやスポーツ自転車は?電動アシストは?(タロー先生さん)
はまれぽ調査結果!
インドのブッダガヤの大塔から着想を得て建立された。お祓い棒では撫でず、車の横で祈祷を行う。電動アシストなど各種自転車もOK
ライター:カメイアコ
圧巻! 川崎大師の交通安全祈祷
川崎大師には、万が一車で来られなかった方にも、「祈祷券」なるチケットが用意されている。チケットがあれば後日、都合が良いときに車のご祈祷を受けられるというものだ。
祈祷時間は、通常午前9時から午後4時まで30分おき(午後0時30分の回はなし)に14回実施され、なんと元旦は午前0時から午後6時30分まで29回も実施する。詳細なスケジュールは川崎大師のHPを参照してほしい。
氏名と車のナンバーなどを記入
受付にて、祈祷料5000円を納め、お守りを受け取る
祈祷授与品は5種類
交通安全のお札、交通安全お守り、身代守、ステッカー、便箋を受け取り、車を祈祷殿の正面へ移動する。
交通安全祈祷殿入口
ご祈祷の準備が着々と進められている
開始5分前に、ご祈祷の流れについてアナウンスが流れる
「南無大師遍照金剛(なむだいしへんじょうこんごう)」を唱え、交通安全をともに祈願しましょう、という旨を伝えられ、心静かにその時を待つ。
川崎大師僧侶・鳥海隆弘 僧正(とりうみ・りゅうこう そうじょう)
まずは私たちと迎え合わせになって、身上安全祈願が始まった
手を合わせて、はまれぽの交通安全を祈る
そして、お経を唱え始める
御堂の空気を震わせる声。背筋も自然と伸びる。
ん? バチを手に取って・・・
おお!
なんと!! 般若心経を唱えながら、太鼓をリズミカルに打ち鳴らしているではないか。初めての光景にうろたえたが、太鼓の音と般若心経の組み合わせに、どんどん引き込まれていった。
読経の中にも、「交通安全交通安全交通安全」となじみのある言葉が聞こえ、緊張と緩和、お経のダイナミズムのようなものを感じ、ご祈祷が終わるころには「ライブで1曲聴いた」かのような高揚感があった。
手を合わせ
鳥海さんから御札を受け取る
次は車のご祈祷へ。
車の前に立ち、手を合わせる「みんな安全に仕事できますように」
これにて、終了。投稿にあったような「車をお祓い棒? で撫でたり」はしなかったが、お経、磬子、太鼓などを使って、ドライバーと搭乗者、車へのご祈祷が行われた。
交通安全祈祷は予約無しで受け付けてくれる。初詣で訪れる人が最も多く、元旦の午前0時から広い駐車場が一杯に埋まるほどだという。混雑を避けたい人は、三が日を外し、正月の余韻が過ぎたころがベターだろう。
受け取ったお守りや便箋
ステッカーもペタリ
安全運転で帰りましょう
よし。これで、バリバリ仕事できるな。
来年もはまれぽをよろしくお願いします。合掌。
取材を終えて
お経の唱え方は、宗派だけでなく、各々のお寺によって特徴があるとのこと。川崎大師は和太鼓を使い、読経のスピードも速く、とてもエネルギッシュだった。
―終わり―
川崎大師自動車交通安全祈願
http://www.kawasakidaishi.com/profit/car.html
ホトリコさん
2016年12月22日 06時52分
雰囲気は微妙に違うが、目玉が欲しかったから建てたのかと思っていました。
ポスポスさん
2016年12月20日 14時52分
私もこの建物がインド風で気になってました。真言宗の高校に通ってたので「南無大師遍照金剛」が懐かしいです
柴犬さんさん
2016年12月20日 01時57分
動画見たけど、太鼓はビックリ!予想以上にダイナミックだわ、、。元は境内にあった祈祷殿を、もっと広い場所に一回り大きくしてもう1つ建てた、って感じなんだね。川崎らしい感じだわ、、。でも、そもそもの設計が「他のお堂との調和」になってないデザインだと思うけどなぁ、、、。