神奈川県警本部前の不格好な銅像は誰が作ったの?
ココがキニナル!
神奈川県警本部の前に設置してある銅像が不格好で、素人目に見てもおかしいです。誰が作り、どんな謂われがありますか(にゃーさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
あの銅像は「県民とのふれあい」をテーマに複数の警察官のデザインを募集し、採用されたものを基に東京・豊島区にある某社が製作したものだった!
ライター:松宮 史佳
銅像のバランスは?!次々に明かされる衝撃の真実 (続き)
「ん?!」ふと見ると、神奈川県警前の銅像隣にあるモニュメントではないか!
「横浜でもかなりお仕事をされているんですね」というと、なななんと!「人形の家」の前にある銅像も某社が製作に携わったようだ!
初めて名前を知った「ポーリンちゃん」
「人形の家」の入口前にあるゆかいな三体の銅像と、山下公園に続くポーリン橋の隣にある銅像、「ポーリンちゃん」はもともと同館内にある作品を拡大し、製作された。
人形の家エントランスにいる「ゆかいな三人の仲間たち」(勝手に命名)
今は見る影もないが、製作当時「ポーリンちゃん」には屋根が付けられていたようだ。
だが、Yさんはいつ屋根が取り除かれたのか、またその理由もご存じないとのこと。
1986年の完成時には屋根があったらしい
某社は赤レンガ倉庫や横浜市開港記念会館の修復などを手掛けており、横浜にはとても所縁のある会社なのだ。
ふと、「…しかし…県警前の銅像が話題になってるというのは興味深いよね」と呟くYさん。
「なってます!作者は誰だ?と」思わず力が入る松宮。
某社では毎年干支のペーパーホルダーを製作。松宮の手に乗るのはYさん作のうさぎ
飄々としてとっても味わい深く、楽しいYさん。
だが、そのやわらかさの中にも、「彫刻も1つのサービスというか、見て喜んでもらうというか。
また欲しくなるような…。長年やっているとそういうのがうれしい」と語るYさんに強烈なプロ意識を感じた。
取材を終えて
銅像は1人で作るものではなく、依頼主、会社、製作者など思っていた以上の人が関わっていると知り、驚いた。正直言って、初めはなんともアヤしい銅像だと思ったが、製作にかかわったYさんのお話を伺い、銅像に愛着がわいた。
街中にある、作者名のない銅像の由来を調べてみるのもおもしろいのではないだろうか。
―終わり―
komochijikaさん
2011年11月13日 22時32分
屋根付きのポーリンちゃんの下の文章にYさんのお名前が出ちゃってますよ〜!