おめでとう! 横浜線110周年アニバーサリーパーティーに行って来た!
ココがキニナル!
今年9月23日、横浜線は開業110周年を迎えます。開業110周年記念イベントが開催させるそうです。東神奈川駅や小机駅にて開催させる記念イベントの模様を取材して下さい。(ナチュラルマンさん)
はまれぽ調査結果!
鉄道大好きライターが横浜線開業110周年を徹底調査した結果、横浜線がいかに地元の人に愛されているかわかった。また2018年10月末までスタンプラリー他イベントを継続中!
ライター:若林健矢
城郷小机地区センターで鉄道体験!
駅でのイベントを楽しみつくした後は小机駅南口徒歩1分ほどの城郷小机地区センターへ。
城郷小机地区センターの建物
2階で様々な鉄道のお仕事の体験をさせてくれるそうだ。
鉄道好きなら一度は憧れる?車掌アナウンス体験
まずは車掌のアナウンス体験。実際の機材を使用して、案内放送をしてみる。
「ご乗車ありがとうございました。まもなく、新横浜、新横浜です。」
それっぽく声をマイクに乗せてみた。それだけでもすでに楽しいが、わたしはまだまだ物足りない。
「Ladies and gentlemen. We will soon be arriving at Shin-Yokohama.(女性っぽい声)」
例文に合わせて英語の放送も混ぜてみた。そう、車掌若林は自動放送さえ自分なりに演じられるのだ。乗務員として日常的に勤務している車掌さんに失礼を覚悟で申し上げよう。めっちゃくちゃ楽しい!
感動に震えていると、参加者の方にお声がけいただいた。上大岡からやってきた善方(よしかた)さんは、普段は市営地下鉄や京急のイベントなどを楽しんでいる鉄道愛に満ちた方。
善方さん。横浜線110周年記念弁当の掛け紙を持って1枚!
アナウンスの物まねがきっかけで声をかけていただけるとは、本当に光栄だ。これからも精進しよう。
覚えておきたい非常停止ボタン
次に、走行中の列車に危険を知らせる体験。駅や踏切で見かける非常停止ボタンのことだ。ホームに転落した人や踏切内で動けなくなってしまった人を目撃したとき、われわれの取るべき行動とは・・・!?
駅の非常停止ボタン。「ピッ!ピッ!ピッ!ピッ!」という高い音とランプで危険を知らせる。
こちらは踏切非常ボタン。こちらは「ピュイ!ピュイ!ピュイ!ピュイ!」という音と点滅
迷わず駅や踏切の非常ボタンを押そう!電車は急に止まれないので、運転士が非常ブレーキを使用しても間に合わない可能性がある。そのためには、職員だけではなく乗客の勇気ある行動が必要なのだ。
懐かしの205系方向幕
次は方向幕操作体験。現在のE233系はLEDで行き先を表示できるが、1世代前の205系までは行き先を表示する方向幕が使用されていた。
よく見る桜木町行き
こちらもお馴染み快速八王子行き
今はない、非常に珍しい行き先も
日産スタジアムや新横浜でイベントがあるときのみ運転される小机行き
更にこんな方向幕もある!
横浜線の車両が磯子や新杉田を通って横須賀線の逗子まで向かうという、現在はない行先だ。小学校時代、わたしもこれに乗ったことがある。感動の再会だ。
根岸線経由逗子行き。懐かしい!
駅員さんは大変だ!効果絶大・自動起床装置体験
最後に、自動起床装置というものを体験してみた。これは鉄道駅員が泊まって勤務をする際に、寝坊しないで確実に起きるために導入されている。タイマーを設定した時間になると、袋が膨らんで体を押し上げる仕組みだが、実際に寝てみるとどうなる・・・?
この袋が膨らむことで物理的に体を起こすようだ
袋が平たいと、ただの寝心地の良いベッド
袋に空気が入った瞬間、横になっている体を強制的に起こしにかかってきた。
なんだこれは!?体が勝手に起きた!?
目覚まし時計と異なり、物理的に体を起こすため、とても寝ていられない。最近めっきり朝に弱くなってしまった若林も、これなら確実に起きられる(起こされる)。
ほかにもきっぷの入鋏体験や、ぬり絵コーナー、プラレールコーナーが設けられていて、子どもたちの嬉しそうなはしゃぎ声が響いていた。家族連れにも最高のイベントだったに違いない。
若林の鉄道知識を横浜線クイズで診断した結果
実はこのイベントではJR小机駅の展示車両で、様々なクイズが出されていた。鉄道愛に自信のある若林も、もちろんチャレンジ!全問解いたら、地区センターでクイズの答え合わせができる。
果たして全問正解できたのか・・・!?
あっ・・・
最初の問題だけ不正解。これはやらかした!!
間違えた問題は、「横浜線で現在運行中の編成数の合計は?」というもの。若林は「3番(42編成)」を選択したが、実際の正解は「2番(28編成)」。ヒントとして、1編成6両の南武線には35編成とあり、比べてみると、南武線の35編成(総計210両)に近いのは確かに28編成(総計224両)だった。まだまだだな、若林。
他にも「かつて快速電車が通過していた駅は?」「現在のE233系はいつから走行開始した?」など、簡単なものからマニアックなものまで合計10問、皆さんは分かるかな?
クイズの参加賞はクリアファイル。これからガンガン使わせてもらおう
クイズの採点を終えた帰途、わたしと同じようにイベントを楽しんでいた渡辺さん親子に遭遇。お話をうかがうと、息子さんが大の鉄道好きだそう。行列が凄すぎて記念弁当は諦めてしまったが、他には一通り立ち寄り、その後、地区センターではほぼずっとプラレールで遊んでいたそうだ。今日一緒にプラレールで遊んだ初対面の家族と挨拶を交す姿を見て思わずほっこり。鉄道好きには、こんな一期一会もあるんだなあ。
渡辺さん親子は淵野辺から参加
横浜線開業110周年記念イベントはまだまだ終わらない
横浜線110周年アニバーサリーパーティーin小机は大盛況のうちに終了したが、横浜線開業110周年の催しはまだまだ続いている。横浜線では2018年10月31日までスタンプラリーを開催。指定された6駅でスタンプを集めるとオリジナルグッズがゲットできる。
スタンプラリー台紙には横浜線の歴史も
また横浜線内の一部駅にはE233系と110周年記念デザインの階段アートがあしらわれている。
東神奈川駅では3・4番線の乗換階段(大口寄り)にある
小机駅では2・3番線(東神奈川方面)の階段
そして、横浜線に携わる職員の皆さんも胸元に記念缶バッジを着け、開業110周年を盛り上げている。このさりげなさが、横浜線らしい。
110周年記念ヘッドマーク掲出列車も、10月下旬までは掲出を続けているので、横浜線を利用する人は探してみよう!
JR小机駅でしんみり・・・
あぁ、充実していた。今日一日を振り返りながら、小机駅から帰途につく時だった。今まで2番線に停車していた展示列車が回送列車となって小机駅を発車。名残惜しいが、横浜線110周年アニバーサリーパーティーは本当に終わってしまったのだ。
だが横浜線はこれからも走り続ける。次の10年に向けて・・・。
だからこそ、これからも横浜線をみんなで応援していこうではないか!
名残惜しいけどさようなら!
取材を終えて
一人の参加者として、非常に楽しく、そして“鉄”分の濃い時間を味わった。また、日々運行に携わる職員の方の横浜線に対する愛情を感じることもできた。横浜線は新幹線乗換や、日産スタジアムへのアクセスにもよく使われる路線。これからも見守り続けていきたい。
ー終わりー
※全てのイベントはJR東日本によって予告なく変更及び終了する場合があります。
Nicksさん
2018年10月06日 23時06分
横浜線は沿線の潜在力を引き出してほしい。課題は多岐にわたると思うが、まず東神奈川の発着ホームが毎回変わるのは乗降客にとって大変。乗り換えの際にいちいち階段を渡るのは不便極まりない。将来的に駅構造を二層化して横浜線独自の固定発着ホームを設置して根岸線乗り入れ本数を増やせば利便性は格段に上昇すると思う。菊名については残念ながら駅舎改良も狭隘感や混在解消につながってないように思うので、やはり新横浜駅の2ホーム化とホーム突端からブルーラインと相鉄東急直通線に直接乗り換えできるように構造改良すべきと思う。小机駅は横浜国際競技場(日産スタジアム)という優良コンテンツがある。関内や日本大通り駅がベイスターズとの一体化で盛り上がりを創出しているように、小机はマリノスタウンとしての自覚をもってもっとマリノスとの一体感を持たせてワクワク感を創出すべきと思う。小机駅の利用者数増加に大きな効果を発揮すると思う。
ナチュラルマンさん
2018年10月06日 11時40分
取材、お疲れ様でした。グッズ売場は2時間待ちだったし、入場整理券も予定より1時間早く配布が終了しました。日産スタジアムのイベント以上に小机駅は大混雑していました。出来たら2日続けて開催して欲しいくらいでした。