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桜開花予想も!横浜・桜の名所お花見最新情報2019

桜開花予想も!横浜・桜の名所お花見最新情報2019

ココがキニナル!

2019年横浜の花見シーズン間近!横浜を代表する桜の名所の最新情報をお届けする。(Zoo3さん/たこさん/yujunaさん/Ryo.ACさん/soalerさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

心配された2018(平成30)年秋の台風によるダメージは少ないようだ。開花予想は現時点では早め。横浜の桜の名所はいずれも趣向を凝らしシーズン到来を待っている

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ライター:結城靖博

沿道スポットの代表格、大岡川プロムナードはどうか?
 

最後は沿道スポットの雄、大岡川プロムナードをとりあげてみた。
大岡川プロムナードの桜まつりを運営するのは南区桜まつり実行委員会。その委員会は南区役所の中にある。
というわけで、南区役所を訪問する。ご対応いただいたのは、南区役所総務部地域振興課のお三方。区民活動推進係(桜まつり担当)の森田秀(もりた・しゅう)さん、企画調整係(桜の保全・活用担当)の望月優彦(もちづき・まさひこ)係長と同課・小椋光(おぐら・ひかる)さんがずらり並んで、丁寧に質問に答えてくれた。
 


左から森田さん、望月さん、そして小椋さんと南区マスコットキャラクター「みなっち」

 
まずは、そもそも「大岡川プロムナード」とは、大岡川のどの範囲を言うのだろうか。そこを確認させてもらった。
 


今年の南区桜まつりのチラシ裏面(提供:横浜市南区役所)

 
上の図の川の右端、「太田橋」が、ざっくり南西から北東に流れる南区エリア内の大岡川の北東端、そして左端の「与七橋(よしちばし)」が南西端だ。行政的にはこの区間を「大岡川プロムナード」と呼ぶそうだ。
 


太田橋の橋上から大岡川プロムナード方面を臨む

 


与七橋のたもと付近から大岡川プロムナード方面を臨む

 
見方を変えれば、京急・黄金町駅付近から弘明寺駅付近まで。なかなか長い距離だ。
その長い区間にどれだけの桜があるかといえば、総数約500本。うち420本がソメイヨシノ、70本がジンダイアケボノ、残り10本がシダレザクラとのこと。「約」のわりには、けっこう数字が細かい。
 
それはともかく、川沿いの桜だけで根岸森林公園の総数をしのぐスケールの桜並木は、いったいいつごろからあるのだろうか。その歴史を伺うと、区役所では地元住民からしっかり聴き取りをしていた。
住民によれば、太平洋戦争以前から大岡川沿いには桜があったが、戦中・戦後の燃料不足の際、多くの桜が切られてしまったそうだ。その後また少しずつ植樹が進み、1980(昭和55)年から行政が取り組み始めたプロムナード整備によりさらに多くの桜が植えられ、現在のような並木道になったという。
 
さて、そんな大岡川プロムナードの桜の魅力とは何だろう。それは長い道のりの中でさまざまな表情を見せる桜の景観だという。川沿いを時間をかけて散策しながら、お気に入りの場所を発見するのも、楽しみの一つだろう。
 
また、大岡川の桜といえば、川面にしだれる桜花の美しさも象徴的だ。
 


川面に漂う花びらもまた美しい(提供:横浜市南区役所)

 
そしてここでも、ライトアップとぼんぼりに照らされた夜の景観は、同じ場所でも昼とはまったく違う趣をかもし出す。
 


上の写真と同じアングル(提供:横浜市南区役所)

 
一方、大岡川プロムナードでは、行政と区民が連携しながら、積極的な「桜まつり」を開催している。
 


今年の「桜まつり」のチラシ (提供:横浜市南区役所)

 
今年は、プロムナードのライトアップとぼんぼり点灯が3月23日から4月10日まで。
 


名物のずらりと連なるぼんぼり(提供:横浜市南区役所)

 
沿道に並ぶさまざまな屋台を覗きながら、夜桜の下をそぞろ歩くのも楽しい大岡川のお花見だが、シーズン・ピークの週末には、蒔田公園(まいたこうえん)でメインのイベントも催される。今年は3月31日の日曜日を予定。開花予測によれば最盛期ドンピシャのタイミングではないだろうか。
蒔田公園でのイベントは、横浜商業高校バトン部のパフォーマンスや地元の子どもたちによるキッズダンスなど。そのほか、模擬店、バザー、東北・熊本の震災被災地物産展なども予定されている。
 


昨年の蒔田公園の桜まつりのにぎわい(提供:横浜市南区役所)

 
桜の開花が早かった2018年4月の開催時期には、残念ながら桜は葉桜に変わっていた。だが、公園内の人出はすごい!今年の開催時期は昨年より早まったので、素晴らしい桜と「桜まつり」が楽しめそう。
また、住民参加の踊りも催されている。
 


区民参加の「民謡流し」(提供:横浜市南区役所)

 
加えて、昨年年からはライトアップ前日に、蒔田中学校内で同校吹奏部の「桜ミニコンサート」も始められ、今年も3月20日に予定されている。
 
こうして見ると、大岡川プロムナードの「お花見」は、行政と区民が一体となって取り組んでいるという印象が強い。
思えば、南区マスコットキャラクターの「みなっち」ちゃんは“さくらの妖精”だ。ここからも、いかに南区が桜を大切にしているかがわかるというものだろう。
 


桜の妖精「みなっち」ちゃん(提供:横浜市南区役所)

 
優しい対応をいただいた南区役所のお三方から、最後に一言。
 
「区民の皆さんの協力あっての桜まつりなので、地元住民に迷惑がかからぬよう、ぜひゴミの持ち帰りなどのマナーを守って、お花見を楽しんでください」
 
開花時期については「気象庁の発表通り」で、横浜市の場合は今のところやはり例年より少し早い3月21日。ちなみに、2月に咲く三浦市の河津桜も今年は少し早かったそうだ。
 
昨年の台風の影響については、南区土木事務所にも確認してみたが、倒木など大きな被害は特にないらしい。地域振興課の方々によれば、住民がいつも桜を見守ってくれているので、なにか異常があればすぐに連絡をくれるそうだ。今のところ、そんな情報もなく、「今年の桜もきっと大丈夫」とのことだった。
 
ところで、南区役所では開花が近づくと、今回の取材に同席された小椋さんが桜の様子を写真に撮り、区役所のホームページにアップするそうだ。散り際まで2、3日に一度は更新するという。大岡川プロムナードのリアルタイムな桜事情を知るには、なによりの情報源だろう。
 
 
 
取材を終えて
  
どうやら王道の横浜中心部お花見スポットは、昨秋の台風の影響もそれほどなく、今年も大いに期待ができそうだ。特にいずれのスポットも共通して、昨年の経験から早い開花期を予想し、イベント期間をうまく調整していることが印象的だった。
それにしても、お花見とひと言でいっても、横浜市内の限られたエリアだけでもさまざまな楽しみ方がある。何ヶ所も足を運んで、自分好みのお花見スポットをみつけてみよう!
 
 
―終わり―
 
 
取材協力
根岸森林公園
問合せ先:045-663-0065
 
三溪園
問合せ先:045-621-0635
開園時間:9:00~17:00(「観桜の夕べ」期間中は21:00まで)
入園料:大人700円(10名以上600円)、小・中学生200円(10名以上100円)
 
横浜市南区役所
代表:045-341-1212

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  • ソメイヨシノが一斉に寿命を迎えてしまう様な話を聞いた事が有ります。青木橋の上の幸ヶ谷公園の桜の木も植え替えとの事でほとんど切り倒されました。どんは桜になるのかソメイヨシノに親しんだ者としては寂しさも感じます。

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