2019年横浜DeNAベイスターズ、レギュラーシーズン最終戦&セレモニーの様子をレポート!
ココがキニナル!
2019年9月28日、横浜DeNAベイスターズのレギュラーシーズン最終戦が横浜スタジアムで行われた。セレモニーも含め、当日の様子を知りたい(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
最終戦のセレモニーでは、ケガでチームを離れていた選手も姿を現した。ラミレス監督は「CSを勝ち抜いて、日本シリーズで横浜スタジアムに帰ってくる!」と宣言した
ライター:田中 大輔
「われわれは1度、それを実現した」
さて、肝心の試合の方はというと、残念ながら0対7で完敗。今永は7回3分の1を7失点(自責6)ながら7つの奪三振。この時点ではタイトルに望みをつないたが、同日のナイターでかつての同僚、巨人の山口俊(やまぐち・しゅん)投手が7奪三振で再逆転。残念ながら、タイトルを獲得することはできなかった。
試合後は最終戦のセレモニーのため、選手全員がグラウンドに姿を現した。
ケガのため1軍登録を抹消中の筒香や、同じく抹消中の石川雄洋(いしかわ・たけひろ)らも登場し、シーズンの締めくくりがスタート。
照明に火が入った夕暮れのフィールドに全員がそろう
マイクの前に立ったラミレス監督は、まずは「みなさん、こんにちは。アレックス・ラミレス監督です」と日本語で挨拶。
続いて「南場オーナー、三原球団代表、岡本球団社長、コーチ、スタッフ、選手を代表して感謝を申し上げます」とファンに頭を下げた。
今年、ラミレス監督は日本国籍も取得した
「序盤は苦しいシーズンだった」と振り返ったラミちゃん監督。「9月21日、目の前でジャイアンツが優勝して希望はなくなってしまったが、2位になることができた」と続け、「(2位になったことで)CSをここ、横浜スタジアムでできる。まずは全力を尽くしてファーストステージを勝ち抜いて、ファイナルステージへ行き、そして日本シリーズで横浜スタジアムに、必ず帰ってきたい」と力強く宣言した。
スピーチ後、ファンの声援に応えるラミレス監督
さらに、「われわれは1度、それを実現した」と2017年シーズンに3位からCSを勝ち抜いて日本シリーズに進出したことに触れ、「今回も必ず実現して、今回は必ず勝利したい!」と日本一への夢へ気合を注入。
最後には「Go Beyond the Limit! I LOVE YOKOHAMA!」とチームスローガンを叫び、スタンドからの大歓声を浴びた。
その後は、ハマスタ名物の花火ショー。
まだ明るさの残る中、青い空に打ち上がる花火
「ファイナルセレブレーション」と銘打った光の演出がハマスタを彩り、セレモニーは幕を閉じた。
文章なんてどうでもいいから、写真を見よう
セレモニー終了後、選手たちが再びグラウンドに登場し、サインボールを投げ入れながら場内を1周。
チームの打力を支えたソトとロペス。ソトはホームランと打点の二冠王に
終盤にチームを離れてしまった筒香。CSでの大暴れに期待
2年連続でセーブ王に輝いた山﨑康晃(やまさき・やすあき)
大歓声の中、選手たちはゆっくりとフェンス際を1周した
今季は苦しんだ宮﨑敏郎(みやざき・としろう)。雪辱の機会はまだ残っている
ブルペンを支えた2人の右腕、三嶋一輝(みしま・かずき、左)と国吉佑樹(くによし・ゆうき)
そして、リーグ最多登板のエスコバー。オトコハダマッテナゲルダケ
投手陣を引っ張った、新たな正捕手・伊藤光(いとう・ひかる)
4月の10連敗を止めたのはタケヒロのバットだった
ドラフト1位ルーキー、上茶谷大河(かみちゃたに・たいが)。7勝を上げる活躍を見せた
ドラフト2位・伊藤裕季也(いとう・ゆきや)は、後半一軍に上がり4ホーマーを放った
バットでグラブで、チームを救ったいぶし銀、大和(やまと)
昨年の新人王、東克樹(あずま・かつき)はケガで悔しいシーズン。CSで巻き返せ
巨人からトライアウトを経て入団の中井大介(なかい・だいすけ)。随所で存在感を示した
この人の人気も相変わらず。三浦大輔(みうら・だいすけ)もコーチデビューイヤーだった
マスコット陣もお疲れ様でした。もうひと踏ん張り、戦いましょう!
少しずつ暗くなる横浜の空の下、花火とサインボールが舞い飛んでレギュラーシーズンはこれにて終了だ。
取材を終えて
終了だ、と言っておいてなんだが、まだまだDeNAベイスターズの2019年シーズンは終わっていない。
今季はこの時点で引退を発表している選手がいないこともあって、どちらかというと10月5日からの戦いへの出陣式といった色合いの濃かったセレモニーだった。選手もファンも、気を抜く様子はみじんも感じられない。
日本一まであと10勝。
今年こそ悲願達成なるか。横浜DeNAベイスターズのアツい、アツい秋はまだ終わらない。
-終わり-