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関内の喫茶店「大学院」にある特別室誕生の秘密は?

ココがキニナル!

関内の「大学院」という喫茶店は、店名の奇抜さもさることながら、有料の超ゴージャスな特別室があることでも知られています。どうしてこんな部屋が作られたのか知りたいところです。(maniaさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

「豊かな空間の中で最高の一杯を楽しんで頂きたい」という創業者の想いがこめられた特別ルームだった!なお、ルームチャージ代はかかりません。

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ライター:はまれぽ編集部

今年創業38年を迎える老舗店


「豊かな空間の中で最高の一杯を提供し、至福の時を過ごしてもらいたいという創業者の想いがこめられた部屋なんです」。そう話してくれたのは現在、店の責任者を務める猪瀬熙子(ひろこ)さん。

「コーヒーの大学院」の創業は1974年。創業者は既に亡くなってしまったそうだが、創業当時から共に働く5人の従業員が、今も当時の味を守り続けているという。猪瀬さんもその一人。

 


写真はダメ(笑)と顔出しはNG。目の前で渾身の一杯を注いでくれた


創業とほぼ同じくして、当時の贅を尽くして作られたという特別室。
一般席に比べコーヒー一杯に対し60円~210円が上乗せされるが、カップやソーサーも特注の高級品が使用される。パーティーなどで貸切らない限りルームチャージ代が発生することはないとのこと。

 


メニューは2種類。左が特別室用。右が一般室用


利用する人は常連さんから商談で使用するサラリーマンまで様々。
創業当時はミヤコ蝶々、ハナ肇、若かりし頃の武田鉄也なども訪れたことがあるという。
2年前、県内で受動喫煙防止条例が施行されてからは、禁煙ルームとしての一面も持つようになったそうだ。

せっかくなのでここで、頭の中に渦巻く様々な疑問をいっきに猪瀬さんにぶつけてみた。

―「大学院」という個性的なネーミングの由来は?
学問の最高学府である大学院にちなみ、いつでも最高のコーヒーをお出しできる場所であれという意味がこめられています。
ちなみに「ルミエール・ド・パリ」までが正式名称です。「パリの光」という意味で、創業者が好きだった言葉です。

―窓の外に滝のようなものが見えるのですが?
以前は水が流れていましたが、大震災時の水漏れで現在は使用しておりません。

―コーヒー以外におススメのメニューはありますか?
手作りにこだわった「ハンバーグ」がおススメです。ランチ時はコーヒーが付いて1000円でお楽しみ頂けるので、是非ご賞味あれ。

―ずばり一日の売上っていくら位あるんですか?

内緒です(笑)。
 


使用停止中の滝。創業者の信心を表すメッセージも書かれている




創業当時から守り続ける味

そのこだわりはゴージャスな内装だけではない。看板ともいえる「コーヒーの味」自体にも、強いこだわりがあるという。

 


コーヒーマスターの近藤寛さん。創業当時からの従業員でもある


店では「豆の素材や特徴を引き立てることができる」との理由から創業以来、一貫してサイフォンを使ってコーヒーを抽出している。また、一杯のコーヒーに対し、一般的な店が使用する豆の分量約10gの倍である20gを使用するのが「大学院流」だという。
 


「貴婦人の味」と称されるモカは通常価格780円。特別室だと840円に




さいごに
 


幼い頃から通っているという梅田さん姉妹。「とにかく美味しい」と一言


お店に来ていた梅田厚子さん(写真左)、麗子さん(写真右)に話を伺うと、
「父に連れられ、大洋ホエールズの試合を観戦した帰りにいつも寄っていたのがこの店なんです」と。

今は二人とも市内には住んでいないというが、所用で横浜を訪れた際には当時の面影を残す「大学院」へ自然に足を向けてしまうという。

多くの来訪者の思い出と、挽き続けたコーヒーの香りが染み込む「大学院」。
是非とも一度気軽に訪れて、その深い歴史を感じてみてほしい。



―終わりー


コーヒーの大学院~ルミエール・ド・パリ~

住所:横浜市中区相生町1-18
電話:045-641-7750
定休日:日曜日
営業時間:平日9:00~22:00 土曜日10:30~22:00
モーニング9:00~11:00(月~金)ランチ11:00~14:00

水曜:クイーンサービス(シャンペンのサービス) 
金曜:キングスペシャルサービス(コーヒーにワイン入りサービス)
雨天:レインサービス(ポイントカード進呈)
毎月7日:ラッキープレゼント(チョコレートのプレゼント)


※特別室の利用について
通常9:00~17:00は一般室と同料金で飲食可
17時以降は特別室料金に変動
 
 

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  • 飛鳥田市長もよく来てご愛用だっと言っていました。

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