「溝の口」「溝ノ口」「溝口」・・・謎の「みぞのくち」表記の真相は!?
ココがキニナル!
「みぞのくち」は、「溝の口」「溝ノ口」「溝口」など表記が複数あります。なぜでしょうか?(浜っ子魚河岸五代目さんのキニナル) / 溝の口駅西口商店街をぜひ取材してください。(むろさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
「みぞのくち」の表記は行政表示では「溝口」!立ち飲みや居酒屋が多く昭和の匂いを残すディープな西口商店街はかつて地域で最も繁栄した場所だった!
ライター:吉田 忍
ディープゾーンの立ち飲みへ
「みぞのくち」表記をデジカメで撮りまくってコレクションが充実したところで16時過ぎ。先ほど伺った八百屋さんの隣にある立飲みは16時からやっているハズ。
そこで、「とんねるずのみなさんのおかげでした」のコーナー「きたなトラン」でも紹介された「いろは」に行ってみた。
まだ明るいが、のんべえたちが群がっている
線路のすぐ側。時々通る電車の音が雰囲気を醸し出す
「テレビで紹介された煮込みは金曜日だけ。でも、日替わりはほかの曜日のもうまいよ」と隣の矢吹さんが教えてくれる。
矢吹さんは忠臣蔵マニアだとか
立ち飲みのいいところはお客さん同士がすぐ仲良くなれること。
「ここの魅力はね、人がみんないいこと。お客も店の人もね」とオッちゃん、マッちゃん、ヨッちゃん。
オッちゃん、マッちゃん、ヨッちゃん
ここの常連さんたちは特に結束が固く、春には花見、暮れには忘年会、そして草野球チームまであるそう。
気楽にふらっと立ち寄って、顔なじみと少しおしゃべりして帰っていく。踏み込まない、ちょうどいい距離感がとても温かく感じられる。
この雰囲気はクセになりそうだ
取材を終えて
クリーニング屋さんは場所を移動して営業を続けていた。
そして、溝の口駅西口商店街は昭和の匂いを残す立ち飲みが多いディープゾーンだった。
立ち飲み「いろは」のお客さんに「みぞのくち」はどう表記するのが正しいと思うか?と聞いてみた。
「なんでもいいんだよ。全部みぞのくちだし、どう書いてあっても気になんないよなあ」
「多少いいかげんな方がいいんだよ」
好きなように書けばいい。「みぞのくち」は懐の深い街だった。
気がつけば焼酎6本
― 終わり ―
三鷹天狗さん
2015年08月29日 08時41分
昨日、初めて「溝の口西口商店街」に足を踏み入れ、飲んできました。地名・駅名表示がいろいろあることに「?」となったので、このサイトに。なんとも分かりやすい説明で大納得。いまの表情も、歴史的経緯も縦横無尽に解き明かす。すばらしいですね。
よこはまいちばんさん
2015年02月26日 10時27分
東京急行電鉄が他駅も含めて「ひらがな表記へ統一」した事などは、自社の都合だけしか考えていないように思える。本来ならば駅名もキチンと住居表示に倣って表記する必要あり。住居表示・駅名も統一されていれば当然に各企業が支社支店名などを設定する際も自然と統一されるだろうし。JRなど全国規模で他駅と同一にならないようにするなら「武蔵溝口駅」になるのが当然。今となっては見た目にもチョット不自然さを感じられてしまうが・・・他府県民から見るとそれぞれが少々離れた違う場所と誤認識される恐れもあるよ! 地方から来た会社の同僚が路線バスで武蔵小杉駅へ行こうとバス停でいくら待っても、来るバスの方向幕は「小杉駅」だったので、違う駅だと思って何台も見送ってしまったとの実例もあるし・・・当然会社では皆にバカにされていたけど。今からでは手遅れだけど地元役所が統一調整する必要があると感じる。
fpyushunさん
2014年12月23日 23時59分
今は静岡に帰りましたが1年前まで「みぞのくち」の住人でした。懐かしく、いつかまた住んでみたいと思う素晴らしいレポートでした。