横浜・昭和の香りが残る弘明寺商店街で「1000ぶら」
ココがキニナル!
「江戸屋」で野菜、「とり忠。」で手羽先、「白馬堂」でリボン「鈴木かまぼこ」ではんぺんとつみれを購入し「弘明寺商店街オリジナル」食べられるクリスマスツリーを作成!
ライター:桐生 由美子
どうやってツリーを立てるんだ!?
この時点でほぼ材料はそろい、手元の残金は169円。「コーヒーでも飲むか」などと喫茶店を探しながら、ツリーを作るシミュレーションをしてみた。
そこで気付いたのが、ツリーを立てる土台だ。土台・・・。それがなければ、ブロッコリーをツリーのカタチに積み上げることは難しいのではないか・・・? いきなり焦り始めた。
169円でいったい何が買える? 一番いいのは、ブロッコリーやパプリカとの相性がいいポテトサラダなどだけど、この残金で買えるのはせいぜい100g程度。でもそれでは土台の役目を果たすような量を買えそうにない。
「ツリーの土台・・・。ブロッコリーを支えてくれる食材・・・」。ぶつぶつ言いながら探索しているとき、目に飛び込んできたのは「鈴木かまぼこ店」の店頭の人だかり。
1958(昭和33)年から営業している老舗、「鈴木かまぼこ店」
ガラスケースの中の練り物を見ていたらお腹が減ってきたけどガマン
ちくわぶ・・・? はんぺん・・・? はんぺんをすり鉢でつぶしてすって、“練り物”の状態に戻して土台にしよう!
はんぺん1個95円・・・。残金169円だから2個は買えない・・・。何かを足そうと、ケースの中を見渡して発見したのが「つみれ5個74円」の文字だ。
販売スタッフのひとりに小声で、「この価格、消費税込みですよね?」と聞くと、「はい」との返事。
これで土台ができる。しかも、ジャスト1000円だ!
はんぺんをつぶせば、絶対土台にピッタリのはず!
救世主の「つみれ」はひっそりと下の方で待機
すり身に手早くチーズを包んで、チーズ巻き(3本137円)を制作中の、2代目店主の渡会(わたらい)さん
「均等に焦げ目がつくように」と、混ぜながら揚げるのがポイント
買い物はここで無事に終了。
次は制作だ。実際に作れるのか・・・? どんな形になるのか・・・?
いざ、調理開始!
「1000円で食べられるクリスマスツリー」レシピ&完成作品
1000円で食べられるクリスマスツリー(3人分)
材料:ブロッコリー2房/パプリカ赤1個・黄1個/はんぺん1枚/つみれ5個/手羽先3本/飾り用リボン50cm
(1)ブロッコリーを茹でる
小分けにしたブロッコリーを塩茹でにしてザルにあげる。
(2)パプリカを型抜きしてサッと湯通しする
パプリカを4等分にして種をとり、星やツリーなどの型で抜く。残った部分は5mm~1cmくらいの角切りにする。サッと湯通ししてザルにあげる。
(3)練り物で土台を作る(ポテトサラダでも可)
小さくちぎったはんぺんとつみれをすり鉢に入れてつぶす。細かくやわらかくなったらラップに包んでしばらく置く。
(4)ツリーを作る
練ったはんぺんとつみれで三角すいを作り、まわりを覆うようにブロッコリーの茎を挿していく。
このとき、手のひら全体で包み込みながら形を作っていく。
(5)飾りつけをする
ツリーの形が整ったら、型抜きをしたパプリカをのせて(落ちる場合はつまようじなどを利用して)、てっぺんの星の根元にリボンを巻く。細かく切ったパプリカはツリーのまわりに散らして。
(6)1000円で食べられるクリスマスツリーの完成!
手羽先は、取り皿に分けるときに1本ずつのせて。
土台のはんぺんとつみれは、平たく伸ばしてトースターで焼いて手羽先と一緒に添えて。
取材を終えて
材料を買うとき、お店の方に企画の説明をすると、「あれもいいんじゃない? これも使えるよ! あそこの店行った?・・・」と、一緒に考えて一緒に楽しんでくれたのが嬉しかった。
また編集部から、1000円ジャストで「1000ぶら」を達成したのが初めてと聞き、かわいいツリーも作ることができて、なんともスッキリとした気分で終わることができた。
―終わり―
雲葉 @since1992さん
2014年01月17日 13時05分
「とり忠。」さんのモーニング娘。みたいな「。」について、ここならわかると思ったのに。。。
つじどさん
2013年11月22日 22時38分
予算が少ないからアイデア勝負ですね。見た目もキレイだし、なにより楽しそう。良い企画だと思います。
Shibaさん
2013年11月22日 22時33分
弘明寺商店街は3と8の付く日は縁日をやっていたような幼少児の記憶があります。 来年の夏になったらレポートよろしくお願いします。