源頼朝超人伝説が残る「的様（まとさま）」へ！

　
秘境と呼ばれた道志村には数多くの伝説が残されている。中でも、神奈川県民にもなじみ深い源頼朝の逸話が多いようだ。

頼朝が富士の巻狩り（四方を囲み、獣を追いつめる狩猟）に来た際、標的が茂みで見えなかった。頼朝が一声発すると、「草が朽ち果てた」という。そして、見事に標的を射ると、「的ができた」・・・。これが「的様」なのだ！

友人と「一里先（4キロ）から的を得た」という伝説が残る「的様」を目指す。4キロ先から的を得るとは！　源頼朝、超人過ぎる・・・・。
　

道志村は山に囲まれた自然ゆたかな土地
　

清流、道志川に心が洗われる
　

5分ほど車で走っていると、看板を発見！
　

看板が手書きなのが味わい深い

　
数分でウワサの「的様」に到着！　近くに水場があるので行ってみる。
　　
この水場は「TOTO水環境基金・道志村水源の郷づくり」の助成を受け、横浜市水道局協力のもと、造られた。
　

「by的様を守る会」
　

水を触ってみると、「氷みたい！」
　　

よく見たら水が凍っていた！！
　

「的様」の由来＝源頼朝のすごすぎる“超人伝説”
　

川底に佇む「的様」
　

再び数分車で山を上がると、「横浜市有道志水源林」の看板が！

　
進んで行くと・・・
　

水源のスタート地点を発見！
　

ここから横浜市民に水が供給されているのだと思うと、感慨深い

　
水源を見たところで、「道の駅どうし」に行き、「道志の湯」に行ったことがある横浜市民を探してみることに！
　
　
　

道の駅どうしへ！

　

多数の人でにぎわう「道の駅どうし」

　
が、たまたまなのか、多摩・相模ナンバーの車が多く、横浜ナンバーはない。・・・刑事のように張り込むこと30分！　ついに横浜ナンバーの車を発見！
　

横浜在住の見沢さんご夫妻
　

「道の駅を巡るのが趣味」というお二人。横浜市と道志村の「友情の歴史」は知っており、帰りがけに「道志の湯」に行ったことがあるそうだ。お二人にお礼を言い、道の駅へ。
　
道志村は「クレソン生産出荷日本一」。なので・・・
　

店内は“クレソン・クレソン・クレソーーーン！！！”
　

とにかく「クレソンを推そう」という、気合いが伝わってくる。
　

「クレソンジュース（210円）」と「クレソンパウンドケーキ（210円）」を注文

　
まずは「クレソンジュース」から。・・・“健康によさそう”な味。「パウンドケーキ」はあまりクレソンの存在は感じられない。普通のパウンドケーキのように美味。
　
　
　

取材を終えて

　
道志村が横浜市の水源になっていると今回初めて知った。そして横浜は「他県に支えられているんだなあ」としみじみ思った。　
道志村は自然と水がゆたかな土地だった。近くに行く際には「道志の湯」に立ち寄ってみては。

最後に横浜市民を探すべく、「道志の湯」に戻ってみた。果たして会えるのか！？
　

バイクが停まっている！　まさか・・・
　

ああっ！　ついに「横浜ナンバーが！」

インタビューをすべく、館内にアナウンスを流してもらう。
・・・だが、残念ながら横浜市民の方には会えなかった。
　
　
‐終わり‐
　
道志の湯　
住所／山梨県南都留郡道志村7501
電話番号／0554-52-2384
営業時間／通常：午前10時～午後8時（最終受付 午後7時30分）
　　　　　夏季：午前10時～午後9時（最終受付 午後8時30分）
定休日／毎月第１火曜日（祝日の場合はその翌日）
HP／http://www.doshinoyu.jp/