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みなとみらいレポート第4回・三菱みなとみらい技術館があるビルが売却!?

みなとみらいレポート第4回・三菱みなとみらい技術館があるビルが売却!?

ココがキニナル!

完成に近づいていくみなとみらい21。どんな街になっていくのかキニナル!(はまれぽ編集部のキニナル)

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ライター:はまれぽ編集部

音楽アリーナ建設も進む
 


さらにみなとみらい大通りを進んでいく
 

右側が⑮の予定地、左側が三菱重工横浜ビルだ

 
ランドマークタワーに向けて歩みを進めると見えてくるのが、株式会社ぴあが音楽ホール「(仮称)MMアリーナ」の建設を進める⑮の場所。
 


みなとみらいにホールが続々とできていく
 

かっこいい囲いで囲まれている

 
このホールの収容人数は約1万人となる予定で、民間企業の単独事業としては非常に規模が大きい。開発現場も広い範囲に及んでいる。
「ぴあ」としてもこうした不動産を獲得して運営を行うのは初で、社運を掛けて臨むプロジェクトといえるようだ。
 


囲いの内部では着々と開発が進む
 

2020年3月に完成予定だ

 
このMMアリーナから道路を挟んで向かい側には、住宅展示場「横浜ホームコレクション」と三菱みなとみらい技術館が入る三菱重工横浜ビルがそびえている(地図の⑯)。
 


隣接する住宅展示場も三菱重工が保有していた

 
だが、このビルは2017(平成29)年に不動産会社に売却されたのだという。
 
 
 

三菱重工横浜ビルは売却


 


ランドマークタワーに隣接する三菱重工横浜ビル

 
三菱重工は、横浜港で造船所を運営し、みなとみらいの発展に寄与してきた。造船所跡地にそびえるこのビルには三菱重工横浜本社が入居し、みなとみらいと切っても切れない関係にある。
 


ビル近くにある記念プレート
 

住宅展示場の管理は「株式会社エイトノットアンドカンパニー」

 
もともと、三菱重工では横浜ビルの隣接の土地にもビルを建設し、「ツインタワー」にする計画を立てていたという。だが、その後景気の悪化などで計画は凍結。予定地では暫定施設として、住宅展示場「横浜ホームコレクション」として活用されていた。

その後、計画を復活させる動きもあったが、今回ビルと土地を両方とも、外資系の不動産ファンドである「ケネディクス株式会社」に売却。今後は同社を中心に開発が進められることになる。
 


横浜ビルの行方は?

 
ケネディクスの広報担当に話をうかがうと、「住宅展示場の土地については、開発に向けた合同会社を設立し、パナホーム、鹿島建設の出資を受けています」とのこと。一方、三菱重工横浜ビルについてはそのまま運用する方針で、三菱重工の本社も入居したままだ。

住宅展示場の開発は「IR法案の進捗など、地域全体の方向性を見据えながら検討します。時期や内容はまだ未定ですが、行政とも相談しながら進めていくことになります」と話してくれた。
 


ビルには「
三菱みなとみらい技術館」も併設



三菱重工横浜ビルそのものは今後も残るようなので、ひと安心と言えるだろうか。一方、隣接する住宅展示場も広いエリア。この場所がどのように開発されていくのか、目が離せないことになりそうだ。
 
 
 
取材を終えて

新高島駅からランドマークタワーに掛けて、多くの開発予定が進んでいる。街区内にある民有地や、暫定利用されている商業施設などはまだあるが、そうした場所も周辺の開発に合わせ、計画が決まっていくことになるだろう。

次回は、大きく視点を移し、みなとみらいや周辺地域の影響を受けたイレギュラーな展開についても紹介していく。
 
 
-終わり-
 
 
みなとみらいレポート第1回
みなとみらいレポート第2回
みなとみらいレポート第3回

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  • みなとみらいがこれだけ発展するので、できれば線路の西側からのアクセスももっと容易になるといいなあ。野毛エリアの飲食店はもちろん紅葉坂や能楽堂、掃部山公園、野毛山動物園、伊勢山神宮などもこのエリアの魅力だと思うので、線路で完全に分断されているのが少し残念。今後の発展性を考えて、遊歩道や高架下の整備もぜひ並行して実施してほしい。

  • みなとみらいは三菱重工の横浜造船所時代から横浜の発展や雇用に大きな貢献をしてきたと思う。東急にしても桜木町と所縁があり現在はMM線と相互直通して横浜都心の大動脈としての役割を担っている。企業の取締役会は節々の構成内容によって横浜への比重の置き方も変わるように見えるが、大企業が丸の内、品川、渋谷などにグループを集中させる集約効果と共に、リスクマネージメントやグループの俯瞰機能として本体機能やグループ集積地を一部近隣都市に置くのは有効な筈。みなとみらいは大勢の若者が集まるので、本社機能を置くのは、企業について関心を持ってもらい、市場の拡大や将来の人材採用の上でも大きな存在効果があると思う。災害に強く、周辺のホテル客室数も多く、耐震バースにより緊急物資の陸揚げも容易なエリアであるし、何より絶大なブランド力を持っているので、自信をもって企業誘致や高機能オフィスビルの立地を目指してほしい。

  • 今では大企業でも本社ビルを売却してリースバックも常識な時代ですが、三菱重工業の横浜ビル売却はちょっとショックでした。歴史あるゆかりの地でもあるので、当初から「横浜ビル」自体の規模がしょぼく感じて残念だったのですが、更に自社物件ではなくなるとは・・・。将来的には「やっぱり首都・東京の方が良い」と逃げる準備かな?と疑ってしまいます。もともと三菱系総本山は東京駅丸の内口側エリアですよね!

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