取材拒否!? 弘明寺の住宅街にあるナゾの宿屋「旅荘 一石」に突撃!
ココがキニナル!
弘明寺の「旅荘 一石」がキニナル!看板はあるが料金表なし、入口も分からず。ひっそりとした佇まいはわけありカップル向け?観光の人が宿泊?客層や宿泊料、部屋のレポートを!(はまっこ61号さんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
「旅荘 一石」は1968年にビジネス旅館として創業。宿泊料は1名5700円、1室2名で各4500円。客層はアーティストのおっかけや学生、近所の人などさまざま!
ライター:松宮 史佳
投稿によると、横浜市営地下鉄弘明寺駅の近くに「料金表なし&入口がわからない」という宿屋があるらしい! 戸塚にあるシブいモーテル「美佐ご」以来、“ナゾの建物”がキニナル松宮。
ネットで調べ、「旅荘 一石(いっせき)」に取材を申込む。だが、「取材はすべてお断りしています」と男性。・・・嗚呼、どうしよう!?
「ここは必殺、突撃取材しかないっ!」と決意する松宮。
市営地下鉄で早速弘明寺駅へ!
2A出口から地上へ。鎌倉街道を歩いていると・・・
ローソンの後ろに「旅荘 一石」があった!
・・・一体どんなところなのか!? ローソンを通り過ぎ、近づいてみる。が、しかし!
入口がわからず、建物の周りをうろうろと歩く
確かに看板には宿泊料が書いていない
・・・ここが入口!? 恐る恐る中へ入ると・・・
「!!!!」
目の前に純和風のアプローチが忽然と現れる
「おお~!」と思わず感嘆の声を(心の中で)上げる松宮。
木々はすべて手入れが行き届いており、美しい
とにかくすべての造りが「シッブい(シブい、ではない)」。そこはかとなく情緒を感じさせる佇まいがいい!
趣ある入口
ふと横を見ると、“呼鈴”が消えかけたベルが!
「突撃取材しかないっ!」と来たものの、断られたらどうしよう・・・。しばし入口に佇むが、勇気を出して中へ。すると・・・
“ピロピロピロ~ン!”という来客を知らせる音が鳴り、スタッフらしき女性が登場!
「旅荘 一石」にアポなしで突撃!
女性はオーナーの奥様の伊藤征子(せいこ)さんとのこと。ダメ元で取材を申込むと、なんと「いいですよ」との返事が!
笑顔がとってもかわいらしい征子さん
お礼を言い、中へ。
突撃取材にもかかわらず、お茶やお菓子まで出してくれて恐縮する
館内には10室しかなく、部屋が埋まってしまうことが多いため、「取材はすべてお断わりしている」と征子さん。しかし、今回は“街のキニナルを徹底調査”というはまれぽの趣旨に賛同。「確かに住宅街にどうしてあるの?ってキニナル方もいるでしょうね(笑)」と取材に応じてくれた。
一度見たら「その存在がキニナル!」
「旅荘 一石」は、1968(昭和43)年に「居抜きで屋号もそのまま前オーナーから引き継ぎ、ビジネス旅館として創業した」とのこと。
もともと、征子さんはとっても内気だったため、「自分が接客業をやるとはまったく思わなかった」とか! 「人生何があるかわからないわね」と征子さん。男性と話すだけで顔が真っ赤になってしまい、お客さんに「ウブなのがいい、って言われたり(笑)」していたとか!
と、ここで征子さんが70歳と聞き、びっくり! 若々しくて70歳にはとても見えない!
古希(70歳のお祝い)に友人(左)と撮ったというステキな写真
現在、「旅荘 一石」はご夫婦と息子さんで経営している。チェックインは15時、チェックアウトは10時。宿泊料は素泊まりで1名5700円、1室2名で各4500円。格安な理由は「うちは古くてお客さんにご不便を掛けることがある。だから宿泊料をリーズナブルに」という息子さんのお考えなんだそうだ(料金は変更の可能性あり)。
ちなみに15年ほど前までは看板に宿泊料を記載していたが、宿泊料を変更したため、「それ以降は載せなくなった」と征子さん。
朝食はプラス800円、夕食は1200円(朝夕要予約)。食事は、「家庭的な味が人気」なんだとか。
ここでキニナルお客さんの話を伺うことに!