ギリシャの雰囲気漂う街。はま旅Vol.29「大倉山編」
ココがキニナル!
横浜市内全駅全下車の「はま旅」第29回はギリシャの雰囲気が漂う街、大倉山駅。さぁ、今回はちょっとリッチにヨーロッパの街並みへプチトリップ。
ライター:山口 愛愛
	ここはギリシャ?まずは街のシンボルへ
	 
	テレビ番組で大倉山を紹介しているのを見て、なんて穏やかな街なのだ!とトキメキ、近辺にオフィスを構えた生粋のはまっこ記者。
	しかし、忙しない日々が続き、街をゆっくり散策したこともなかったので、この機に探検してみよう。
	 
	東急東横線大倉山駅からスタート。
	 
	
	横浜・渋谷間を結ぶ東横線の各駅停車駅。横浜、自由ヶ丘からともに約15分の位置
	 
	改札を出ると左右に広がる商店街。左手にレモンロード、右手にエルム通り、オリーブ通り、つつみ通りと続き、白を貴重としたヨーロピアン調の建物が並ぶ。
	 
	
	 ギリシャ建築を象徴するかのような円柱の造りが印象的
	 
	遠めに見るとギリシャの街並みを歩いているようだ。でも、なぜギリシャ?
	改札の脇には、変わった石碑が!早くもここに、重大なヒントを発見した。
	 
	
	 円柱と大きな翼をモチーフとした「不滅への飛翔」の碑
	 
	石碑の下に「1988年にギリシャ共和国のアテネ市と姉妹提携を結んだ」という内容の説明がある。
	なるほど。それでアテネ市の街並みを模倣しているようだ。
	
	翼の先へ導かれるように、線路沿いの坂を登って行く。
	 
	
	 線路沿いの坂を登ると大倉山記念公園が見えてくる
	 
	秋空の下、紅葉にはまだ早いまばゆい緑に癒される。並木の向こうに立派な神殿(?)が姿を現した。
	 
	
	 横浜市大倉山記念館。ギリシャの旧国会議事堂にそっくりらしい
	 
	実業家の大倉邦彦氏が1932年に設立した「大倉精神文化研究所」だった建物だ。
	
	1981年に横浜市に寄贈され、大改修し、1984年に横浜市大倉山記念館に生まれ変わった。クレタ・ミケーネ洋式と呼ばれるギリシャ風様式の白い建物で、現在は音楽ホールやギャラリー、図書館として一般利用されている。
	一見の価値あり!
	 
	
	細部に神が宿っているかのような、細かい彫刻などにも様式美を感じる
	 
	この大倉山のシンボルに習って街のイメージを統一しようと、1988年に商店街振興組合が中心となり約23億円をかけて、駅周辺も大改造したそうだ。エルム通りは電柱の配線も地下に埋め、広々とした明るい雰囲気に。
	 
	記念館の裏手にまわってみると梅林公園が広がる。ここはお花見で何度か来たことがある。
	梅の咲き乱れる時期はこの通り。
	 
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| 自然な傾斜をそのまま残してある公園 | 初春は赤、白、桃の色とりどりの梅が咲く | 
	 
	行きと違った経路で住宅街を抜けると、東横線の線路をまたぐ橋に出た。
	 
	
	 橋のわずか1m下を電車が通り抜ける。スリリング!
	
	 






