青葉区にあるコーヒー通販「ブルックス」は元々日本茶店だったって本当?
ココがキニナル!
コーヒー通販ブルックスの直営店が青葉区にあり、本社も青葉区です。30年ほど前は、幸修園という小さな日本茶のお店でした。お茶からコーヒー?横浜発祥?(s-ヤックさん)
はまれぽ調査結果!
ルーツは1957年東京都江東区に開店の茶屋「幸修園(こうしゅうえん)」。1968年の法人化、1974年の青葉区移転を経て、コーヒー通販を開始
ライター:岡田 幸子
「花金」が死語だという。たしかに、以前に比べて「金曜日」の特別感も目減り気味に感じる昨今。
東京郊外に暮らすオトナたちのおしゃれな暮らしと人間模様を、地方在住10代女子としては指をくわえてながめていたものだ。
さて、そんな名作ドラマの舞台ともなった、東急田園都市線沿線のニュータウンが今回のターゲット。たまプラーザ駅を最寄りとする横浜市青葉区美しが丘に、コーヒー通販「株式会社ブルックス(以下ブルックス)」の本社と直営店があるというのだ。
コーヒー普及史とも重なるブランドヒストリー
ちょいリッチな家庭が静かに暮らしていそうな立地だ
「移転は1974(昭和49)年ですから、40年以上前ですね。弊社の前身となる『幸修園』の開店はさらに遡り、1957(昭和32)年のこと。東京都江東区深川で弊社創業者であり現会長の小川武重(おがわ・たけしげ)がはじめた、日本茶と和食材の販売店が起こりです。1968(昭和43)年には『株式会社幸修園(以下幸修園)』として法人化されました」と話すのは、「ブルックス」柿沼信利(かきぬま・のぶとし)氏(下写真左)と菊池啓太(きくち・けいた)氏。
築地本店奥にはカフェもあるようだ
「おいしいコーヒーを自宅でも飲みたいけれど、買いにいく時間は取りづらい・・・」そんな当時の女性たちのニーズにマッチしたコーヒーの通信販売は大いに受け入れられ、コーヒーは家庭に爆発的に普及したのだ。
1996(平成8)年からはコーヒー豆の直輸入を開始し、高品質・低価格を追求。1999(平成11)年には、いまや「ブルックス」ブランドの代名詞ともいえる、手軽で安価なドリップバッグコーヒーを発売した。
たくさんの銘柄がある
さらに、青葉区の本社ビル竣工も1999年とのこと